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【格闘技】

松本、2・28世界戦 病乗り越え実現 WBAスーパーバンタム級

2017年12月20日 紙面から

来年2月28日に世界戦が決まった松本亮=横浜市神奈川区の大橋ジムで(藤本敏和撮影)

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 ボクシングの大橋ジムは19日、来年2月28日に東京・後楽園ホールでWBAスーパーバンタム級13位・松本亮(23)=大橋=が同級王者ダニエル・ローマン(27)=米国=に挑戦すると発表した。ジムの大橋秀行会長(52)、松本好二トレーナー(48)と同じ横浜高ボクシング部の出身で、自身初の世界挑戦となる松本はこの日記者会見し、「チャンスが来たので必ず取りたい。パンチ力は自分の方が上。KOで倒したいです」と意気込んだ。

 高校4冠のエリートボクサーが、7年目でようやく世界戦だ。時間がかかった理由は病気だった。高校時代に発症した副甲状腺機能亢進(こうしん)症が昨年5月に再発。直後の試合に無理をして出場してプロ初黒星を喫し、以降3回の入院と手術を経験した。

 「退院後は動けるだけでうれしかった。あれ以来、練習から(取り組み方が)変わりました」と松本。同年12月の再起から全4戦KO勝ち。整った顔立ちでファッション誌のモデル経験もある23歳は、病を乗り越えた強さで世界のベルトもつかみ取る。 (藤本敏和)

 

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