「自分はどんな人間か」を他者に伝える時、みなさんは何の情報を伝えますか?
名前?
そんなもん伝えても、なんの参考にもなりませんよね。
だから名前なんて何でもいいんです。 “花子”でも“太郎”でも“ちきりん”でも。
年齢?
名前よりは意味がありそう? でも現実にはとんでもなく頭の固い 20代もいれば、60代でもすんごいパワフルで自由な人もいます。
だから年齢だけ聞いてもなんもわからない。
性別も同じ。身長や体重は?
モデルを募集してるなら大事かも。一部のスポーツの場合も?
でも多くの場合、体のサイズを聞いたからって「どんな人か」の参考にはまったくならない。
だから多くの人は自己紹介として、職業名、会社名、大学名を語るんです。
でもね。それは「あなたはどんな人か?」をどれくらい表しているでしょう?
「エンジニアです」
「医者です」
「ブロガーです」
「コンビニで働いてます」
「自分の会社を立ち上げました」
こう言われると確かに私たちの頭には、名前や年齢を聞くより遙かに具体的なイメージが浮かびます。
けれどその「イメージ」って、ほんとに「あなたはどんな人か?」を表すイメージでしょうか?
違うよね。
私たちは“固定観念”として刷り込まれた「エンジニア」のイメージ、「起業家」のイメージ、「ブロガーのイメージ」を持っています。
誰かの職業を聞いた時に私たちの頭に浮かぶのは、そういう固定観念であって、目の前にいる特定個人に対する印象ではありません。
同じように、
「東京大学の学生です」
「電通で働いてます」
と言われて浮かぶイメージも、
それらの言葉とリンクする形で自分のアタマの中に格納されている「過去の知識から得たイメージ」であって、目の前の特定個人がどんな人か、という情報とはまったく関係ないんです。
じゃあ、「自分はどんな人か?」をより正確に伝えるには、何を伝えればいい?
答えは、まさにこのブログにあります。
最近でこそ「ちきりんは○○大学卒だ!」とか「前に○○という会社で働いていた!」みたいに言ってる人もいますが、2012年まではごく簡単な略暦以外、何も知られていませんでした。
それでも当時から読者の多くは、「ちきりんがどんな人か」深く理解していたと思います。
なぜなら「ちきりん」は幅広い事項に関する「自分の考え」を、何年にもわたって開示してきていたからです。
読者はそれら膨大な量の「ちきりんの考え」を読むことで、「ちきりんとはこんな人だ」というイメージを醸成できていたんです。
しかもそうやって得られた情報は、「ちきりん」の履歴書だけを見て(でも)ブログは読んだことのない人がもつ「ちきりんはどんな人か」というイメージより、遙かに正確なものだったはず。
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最初の質問に戻りましょう。
「自分はどんな人間か」ということを他者に伝える時、みなさんは何を伝えますか?
名前?
そんなもん伝えても、なんの参考にもなりませんよね。
だから名前なんて何でもいいんです。“花子”でも“太郎”でも“ちきりん”でも。
「自分がどんな人間か」を他者に伝えたいなら、様々なコトについてのあなたの考えを伝えるのがベストです。
身の回りで起こったことについて、世の中で起こっていることについて
読んだ本について、食べたものについて、会った人について
「自分はこう考えた」
と開示すれば、名前や身長や大学名や職業を語るより、遙かに正確に「あなたがどんな人か」を伝えることができます。