(この記事はIonic Advent Calendar 2017の12/21のエントリーです)
以下のツイートが話題を集めました。
「Appleから、2019年からXamarinやPhoneGapでつくったアプリはリジェクトされる計画があるというメッセージをもらった」
それを受けて、日本語ツイートでも「すでにリジェクト祭りは行われている」「XamarinでつくればOKだと思ってた」などが流れてきておりますが、こちら真っ赤な嘘でした。
https://jzeferino.wordpress.com/2017/12/19/apple-spoofed-email-with-review-policy/
のブログでまとめられておりますが、電子メールヘッダを掘り下げて確認したところ、偽装メールだった模様です。
https://9to5mac.com/2017/12/19/apple-email-fake/
でも同様の偽装メールへの警告が書かれていますね。
また、リジェクト祭りは、
4.2.6商用化されたテンプレートやアプリケーション生成サービスから作成されたアプリケーションは拒否されます。
にひっかかっただけで、Xamarin, PhoneGapでつくられているかどうかは関係ありません。ですので、ネイティブ言語で開発してたゲームをフレームだけ使いまわした新規開発はこの項目にひっかかってリジェクトされたということも耳にしています。
そういえば、まことしやかに「PhoneGapでつくったアプリはリジェクトされすい」という噂も流れていますが、こちらも私が知るかぎりありませんし、そのような理由でリジェクトされたことはありません。
に詳しく書かれていますが、「ネイティブにしましょう」というリジェクトは、iOS User Interface Guidelinesに従って、UIをネイティブにすべしということです。
ですので、IonicやOnsen UI 2を使ってUI設計するといいかと思います。
来年の2018年1月16日にIonicを使ったモバイルアプリ制作入門の書籍もでますので、こちらもあわせてご利用くださいませ!
Webでも公開できるし、PhoneGap(Cordova)を使うとスマホアプリにもなるので、プロダクトのスタートアップにおすすめです!
Appleは審査ガイドラインをしっかりと公開して、リジェクトされる場合もすべてそれに基づいております。また、NDAも厳密ですのでカンファレンスや公式ドキュメント以外から未公開情報がでてきた場合は一次情報に当たってもらえればと思います。
それでは、また。