19日
11時18分
1分40秒
元少年ら2人の死刑執行、いずれも再審請求中
法務省が19日、確定死刑囚2人の死刑を執行したと発表しました。1人は犯行当時19歳の少年で、関係者によりますと、いずれも再審請求中でした。
死刑が執行されたのは、1992年、千葉県市川市で一家4人を殺害した罪などで死刑が確定し、犯行当時19歳の少年だった関光彦死刑囚(44)と、松井喜代司死刑囚(69)の2人です。
関死刑囚は1992年、千葉県市川市で会社役員の男性(当時42)夫妻ら一家4人を殺害した罪などで、2001年、死刑が確定しました。関死刑囚は犯行当時19歳の少年で、犯行当時少年の死刑執行は、1997年の永山則夫元死刑囚以来のことです。
また、松井死刑囚は1994年、群馬県安中市で交際相手の女性(当時42)ら3人を殺害するなどした罪で1999年に死刑が確定しました。関係者によりますと、いずれも再審請求中でした。
「極めて残忍な事案である。慎重にも慎重の検討を加えたうえで、死刑執行命令をした」(上川陽子法相)
死刑の執行は今年7月以来です。
JNNではこれまで、関死刑囚について犯行当時少年であったことから匿名で報じてきましたが、すでに死刑が執行され、少年法がうたう更正と社会復帰の可能性への配慮が必要なくなったこと、誰に対して刑が執行されたのかが匿名であってはならないと考えることから、実名で報道しました。