映像で良く使われるこの言葉。
正直みんな混同していると思う。

僕もしょっちゅう混用するので、余り使わないようにしている。

簡単に言えば、テンポは「速いか遅いか」、リズムは「鋭敏・正確かそうでないか」となる。

漫才に例えよう。
いくらテンポが速くても、起伏もなくダラダラ、噛み噛みならばリズムは「悪い」。
逆にテンポが遅くても、リズムの切れが良く、観客をあっと驚かせる緩急があれば、リズムは「いい」のだ。

紳助兄やんが初めてダウンタウンの漫才を観た時、その「テンポの遅さ」にビックリしたという。
そして松本にこう訊いた。
「お前らこれでいけると思てんの?」「はい」

これで紳助兄やんは漫才引退を決意したと言われる。


もう一度念を押そう、テンポは「速いか遅いか」、リズムは「いいか悪いか」だ。