11月末にTotalViewの新しいバージョンがリリースされました。今回のバージョンでも、ユーザーのみなさまがソースコードの内容を把握して、より自信をもって開発を進められるようさまざまなデバッグ機能が強化されました。
製品に関する各種ドキュメント
TotalView
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TotalView 2017.3で更新された内容
CodeDynamicsの更新も以下の内容に準じます。
- インライン関数や最適化されたコード内で、ステップ実行やローカル変数の表示が可能に
- 複雑でないEvaluation Points (評価ブレークポイント)がフロントエンドでなく計算ノードで処理され、高速化
- CUDA 9 対応 (TotalViewのCUDAデバッグ機能)
- サポートプラットフォームに Fedora 26とmacOSのHigh Sierraを追加、GCC7.1対応
- CI (継続的インテグレーション)プロセスにメモリリーク検出やリバースデバッグによるセッション記録を組み込むサンプルを製品に同梱
- メモリリーク検出をJenkinsに組み込む英語記事: 1. CIへの組み込み概要、 2. 手順とサンプル
新UIの機能強化
- 条件付きウォッチポイントの設定が可能に。特定の変数(メモリ領域)の値が変わった時に、条件に応じてプログラムの実行を止めたり何らかの処理を実行できます。
- ウォッチポイントの説明動画(英語) 。新UIを使ったウォッチポイントの説明です(ただし条件付きのものではありません)。リバースデバッギングと組み合わされて利用され、ある変数の値が最後にどこで変更されたのかを簡単にたどることができます。
- アクションポイントのプロパティ変更が容易に
- 関数や変数を検索するLookup View改良、Data Viewの表示を高速化
- Python混合デバッグでPythonはデバッグビルド版(python-dbg)でなく通常のPythonを使用可能
トライアル
TotalViewは1ヶ月の無償トライアルが提供され、購入前に製品がお客様の開発プロジェクトに適しているかどうか、実際に開発の効率化や高速化に寄与するかどうかを確認することができます。お気軽にリクエストフォームからご連絡ください。
セールスエンジニア 柄澤(からさわ)