文字サイズ

海老蔵 父娘共演は麗禾ちゃんの希望 2歳の雪辱「私も出たい」

取材会で質問に答える市川海老蔵=東京・歌舞伎座(撮影・開出牧)
1枚拡大

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(40)が19日、都内で、「初春歌舞伎公演」(来年1月3~26日、東京・新橋演舞場)の取材会に出席した。長女の麗禾ちゃん(6)の出演も発表されており、海老蔵は「私も出たい」と直訴されたことを明かし、「(稽古を)楽しんでいるようです」と父親の顔で話した。麗禾ちゃんが歌舞伎の本公演に出演するのは今回が初めて。

 「新作歌舞伎 通し狂言日本むかし話」の「かぐや姫」で、「幼少かぐや姫」を演じる。

 麗禾ちゃんは2歳8カ月だった2014年3月、熊本で初お目見え。この時、泣いてしまったことが心残りで、弟・勸玄君(4)が15年11月の初お目見えで泣かなかったため「悔しい」と漏らしたという。さらに、今年7月に勧玄君が歌舞伎座公演で宙乗りを成功させたのを見て、海老蔵に「私も出たい」と出演を直訴。「何がいいかなということで…(新たに)幼少期を作ろうかと。彼女に打診したところ、快く引き受けていただいたということです」と経緯を説明した。

 歌舞伎の世界は基本的には男性のみが舞台に立つが、松たか子ら、女性も幼少期ならば舞台に立つことはある。こうしたしきたりを「彼女は2歳ぐらいから感じている。『お前は出られないんだ』ということはひと言も言っていません。ですけども、せがれ(勧玄くん)がけいこをして、『パパは私にはけいこをしろ』と言わないんだということで、全部、察するんでしょうね」と幼心を思いやった。

 今は稽古と時間を区切って取り組ませるのではなく、日常の中で海老蔵が麗禾ちゃんの前で台詞を反復し、「気になりだしたら、彼女がそれを反復する。そして覚えるという作業」を進めている。踊りも海老蔵自身が踊って見せ、忙しい時はほかの舞踊家に頼んでいるという。

 今はまだ女優ではなく、将来の夢は「警察とパン屋さん」。警察官はお気に入りの映画「ズートピア」の影響を受けたという。パン屋の方は「最初はお菓子屋さんだったんですよ。お菓子屋さんからパンの素晴らしさを知ったんじゃないですか」と、海老蔵は少し照れくさそうに話していた。

関連ニュース

デイリーペディア

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

主要ニュース

ランキング(芸能)

話題の写真ランキング

デイリーおすすめアイテム

写真

リアルタイムランキング

注目トピックス