「18年G20首脳会合でビットコインを議題にー構成国全員で規制を検討すべき」フランス財務相

 フランスのブルーノ・ルメール財務相が17日、フランスのLCI放送の取材の中で、来年アルゼンチンのブエノスアイレスで開催予定のG20会合でビットコインを議題として組み込む提案をする予定だとのべた。

 「来年4月に予定されているG20会合の主催国であるアルゼンチンの大統領に、皆で一緒にビットコインの問題を議論する場を設けることを提案する予定だ。明らかに、投機からくるリスクがある。これを深く検討し、どのようにG20の構成国全員でビットコインを規制できるかを見る必要がある」。

 ビットコインが急激な値上がりを見せる中、各国政府は規制に向けて動いている。

 米国と日本ではすでに関連法が施行されるなど整備が進んでいる。一方でモロッコやボリビアでは全面禁止となっている。

 また、カナダ中銀のスティーブン・ポロズ総裁が「仮想通貨の騒音のせいで夜眠れない」状態にあるとする一方で、米連邦準備制度理事会のジャネット・イエレン議長はビットコインが経済に与える影響は少ないとしている。

 フランス中銀のフランソワ・ビルロワドガロー総裁もビットコインは通貨ではないとし、ボラティリティの高さや監督機構がいないことに対して警笛を鳴らしている。


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