産業用ロボット最新技術展示会

自動で部品の加工や検査を手がけるロボットなど、人手不足の中で活用が広がっている産業用ロボットなどの最新技術を紹介する展示会が広島市で開かれています。
広島市南区で開かれている展示会には、全国のロボットメーカーなど21社がブースを設けました。
このうち、県内の自動車部品メーカーなど8社で作る「ひろしま生産技術の会」は、アルミ製の名刺入れを自動で作るロボットを展示しています。
アルミの板を取り出して名刺入れの形に加工したあと、製品の検査を行って搬送するまでの一連の作業を人の手を借りずに行うことができます。
人工知能を使ったロボットにも注目が集まり、シャンプーの容器や洋服など、どのような形でもつかむことができるロボットや、物を効率よく積み上げて出荷することができるロボットなども展示されています。
人手不足が深刻な物流業界などでの活用が期待されているということです。
「ひろしま生産技術の会」のメンバーで、自動車部品メーカー「ヒロテック」の松下翼さんは「少子高齢化で働く人の数が減るなかで、ロボットのニーズはますます高まると感じています」と話していました。
この展示会は14日まで、広島市南区の県立広島産業会館で開かれています。