ビットコインの価格が1BTC=200万円を超えたあたりから、バブルか否かの論争が激しく巻き起こり始めましたね。
その論争に乗っかり、イノベーター理論を用いてビットコインバブルを冷静に分析してみました。
イノベーター理論
イノベーター理論とは、1962年にアメリカのスタンフォード大学の社会学者、エベレット・M・ロジャーズ教授が提唱したイノベーション普及に関する理論です。
商品購入への態度を新商品購入の早い順に5つに分類しています。
イノベーター(革新者)
市場全体の2.5%を占めます。
冒険心にあふれ、新しいものを進んで採用する人たちです。
アーリーアダプター(初期採用者)
市場全体の13.5%を占めます。
流行に敏感で、情報収集を自ら行い、判断する人たちです。
他の消費層への影響力が大きいため、オピニオンリーダーとも呼ばれます。
アーリーマジョリティ(前期追随者)
市場全体の34.0%を占めます。
比較的慎重派な人たちであり、平均より早く新しいものを取り入れます。
レイトマジョリティ(後期追随者)
市場全体の34.0%を占めます。
比較的懐疑的な人たちであり、周囲の大多数が試している場面を見てから同じ選択をします。
ラガード(遅滞者)
市場全体の16.0%を占めます。
最も保守的な人たちであり、流行や世の中の動きに関心が薄いです。
ビットコインバブルを冷静に分析
さきほど紹介したイノベーター理論を用いて、ビットコインバブルを冷静に分析してみましょう。
アーリーアダプターは参入し始めている
今年の6月時点で、仮想通貨への投資人口は3%と言われています。
仮想通貨へ投資している人「たった3%」まだ成長余地あり|マネックスグループ最新調査結果
イノベーター理論で言えば、今年の6月時点で、すでにイノベーターは参入し切っており、アーリーアダプターが参入し始めたと考えていいでしょう。
アーリーマジョリティの参入が焦点
6月から6ヶ月くらいが経過しているため、アーリーアダプターは大方参入し切ったと考えていいでしょう。
となると、次はアーリーマジョリティが参入するかどうかが焦点になります。
そこで私は電車の広告に着目しました。
明らかにアーリーマジョリティの参入を促すかのようにビットコインの広告が貼り出されていたのです。
また、ビットフライヤーもテレビのCMを打ち出しています。
広告を打つということは、アーリーマジョリティの参入可能性が高いことを示しています。
今後、アーリーマジョリティが参入する可能性が高いことを踏まえると、さらにビットコインの価格が上昇すると考えられます。
将来的にレイトマジョリティが参入するかどうかは謎
ちなみに、レイトマジョリティはまだ参入していないと考えていいです。
アーリーマジョリティの参入が終わると、レイトマジョリティが参入するかどうかが焦点になります。
いわゆる、キャズムと呼ばれる、深い溝を超えられるかどうかです。
もしもキャズムを越えられず、レイトマジョリティが参入しなかった場合は、そこでビットコインの価格上昇がストップし、バブルが崩壊する可能性があります。
もしもラガードが使用したら
もしもキャズムを越え、レイトマジョリティが参入した場合は、バブルがさらに膨らむと考えられます。
そして、レイトマジョリティが参入し切った段階で、ようやくラガードが使用し始めます。
すると、全世界の人がビットコインを使用する、つまり、ビットコインが世界の基軸通貨となるのです。
新しい歴史の誕生か、歴史は繰り返すか
ラガードがビットコインを使用し始め、世界の基軸通貨となったら、新しい歴史の誕生です。
しかし、キャズムを越えられず、レイトマジョリティが参入しなかったら、価格の上昇はストップし、バブルは崩壊します。
歴史は繰り返すと言われることでしょう。
どうせなら、新しい歴史の誕生を見てみたいですね〜!
長くなりましたが、今までの分析を踏まえると、まだまだビットコインの価格は上昇すると予想できますので、売らずに保有し続けましょう♪