スター・ウォーズ新聞 Vol.1(日刊スポーツ発行/2015年1月9日)
スター・ウォーズ新聞なるものが今年1月に日刊スポーツより発行されました。
大きさはタブロイド判。いわゆる夕刊紙サイズで全カラー32ページ、350円。 最近、スポーツ新聞社などからこの手の企画モノ新聞の発行が目立っていますね。
同じ日刊スポーツのAKB新聞、プリキュア新聞。 去年のハリウッド版ゴジラの際には夕刊フジからゴジラ新聞が発行されました。 新聞の発行部数が年々減少する時代、新聞社もあの手この手で生き残り策を探っているというところでしょうか。 では、この手のものがブームや話題に乗っただけの安易な一発企画なのかと言うと決してそんなことはなく、なかなかマニアックで深い知識や情報、ユーモアが満載で結構楽しめる内容となっています。
実は私はそこそこのスター・ウォーズマニアでして(控えめに申し上げているのはSWに関しては世界的にとんでもないマニアが多数いるからw)、生半可な読み物は歯牙にかけるつもりはなかったのですが、本誌は実に面白い。 この企画だけのにわか者ではなく、相当のスター・ウォーズ好きが書いているのだろうなあと分かるので読んでいてとても好感が持てます。 いくつか気になった記事をご紹介しましょう。
今回の画像は大きめに載せていますので、等倍でご覧になって頂くと記事自体を読んで頂けると思います。 これは反乱同盟軍側の記事
まず、EpⅣで描かれたヤヴィンの戦いをネタにした疑似新聞記事。
愉快なのは、これを帝国側・反乱同盟軍側の双方の視点からそれぞれ記事にしていること。反乱同盟軍から見たら圧政を敷くクソ帝国に歴史的大勝利ヒャッホー!になっていますし、帝国からしたら治安を乱すゲリラどもが騒いだ、となっています。 両者を比較して読むと思わずニヤニヤしちゃいますね。 さらに記事の端々にこだわりとユーモアがあります。 例えば勲章式(EpⅣのラストシーンですね)には、ルークの旧友にしてX-WINGのレッド中隊隊員ウェッジ・アンティリーズは出席していないのですが、これも記事の隅の方にしっかり記載されていたり。 デス・スターの司令官で本戦闘で死んだグランドモフ・ターキンを偲んでその著書が緊急増刷されるという広告が載っていたり。 こちらは帝国側
SWシリーズのキャラ相関図(タブロイド判見開きのさらに倍サイズ)は、ファンなら基本かもしれませんが、人物は101名まで及んでいて、私でも名前を聞いてすぐに顔が浮かばないキャラまで記載されていて読みごたえがありました。
例えば・・・マニアなら、シュ・マーイ、マス・アミダ、グリード、ビブ・フォーチュナくらいは知っているでしょうが(スピンオフ小説にも出てきますからね)、ウーハー、ナイン・ナンとか名前知らなかったなあ・・・悔しいw 皆さん、ご存知でした? 全員の顔と名前を知っている人はスゴイ・・・
X-WINGのメカ薀蓄も基本とは言えやはり読み込んでしまいます。
それも解説が表面的ではなく、過去のメカの系譜や性能の掘り下げ記述があるからなんですね。 プラスアルファで、バンダイのプラモデルの宣伝や、新作では青いマーキングX-WINGが登場するかも?なんて最新情報がさりげなく載せられていてこれまた楽しい限り。 池やんさん、ご参考になりました?
おもしろ企画記事も決して適当ではありません。
「あなたのダークサイ度」は、質問の選択肢によりA~Eのダークサイド度数を測る企画。それぞれダークサイ度を、パルパティーン、ヴェイダー、ヤングアナキン、少年アナキン、ヨーダに分けて解説。 ちゃんとSW好きの精神科医の監修に基づいているので、マニアが読んでも矛盾や浅い内容が無いので読んでて安心できます。 細部まできちんと作ってるなあ。 中でも一番楽しかったのは、藤岡弘、を立会人に据えた名だたるジェダイとシス10人による空想トーナメント戦企画。題して「最強の侍選手権」。
タイトルからも分かるように、藤岡弘、はジェダイの教えが侍の心構えそのものであると熱く語り、10人各々の特徴と戦いの行方を解説しています。 ちょっと藤岡弘、がSWに詳しすぎるのが気になるんですけど・・・w これ、藤岡本人談だけじゃなくて、当然記者のサポートや追加もあってなんだろうなあ。
すんげえワクワクする企画!
ちなみに藤岡弘、は自己抑制と自己犠牲こそ武士道と語っていることからもシスが嫌いのようw一番評価してるのは、「真の侍像」とまで評してオビ=ワン。
このトーナメント、みなさんなら誰が優勝すると思いますか? 純粋なライトセイバー技術を考えれば私はヴァーパッドの使い手、メイスが一番強いと思うんですよ。EpⅢでパルパティーンを追い詰めたのは、パルパティーンの芝居じゃなくてマジだったというのが私の見解。 その上で、実際に劇中で明らかになっている勝敗は以下。 モール>クワイ=ガン
若オビ=ワン>モール ドゥークー>若オビ=ワン ヨーダ≧ドゥークー アナキン>ドゥークー メイス>パルパティーン 若オビ=ワン>アナキン ヨーダ=パルパティーン ヴェイダー>老オビ=ワン ルーク>ヴェイダー う~ん・・・少なくともこれを見るとモール、クワイ=ガン、ドゥークー、ヴェイダーの優勝はないでしょうね。
個人的にはルークもない。と言うのも、ヴェイダーは体の大半を失って全盛期のアナキンの半分程度のフォース、ライトセイバー技量にまで落ちていて、そのヴェイダーに勝ろうともクローン大戦時代のマスターたちの技量には及ばないと考えるからです。 ヨーダ、メイス、オビ=ワン。この3人の誰かでしょうね。
スター・ウォーズ新聞は今後続いていくようです。次回は5月の発売予定。
侍選手権も次回以降に実際のバトルとなるよう。 楽しみですね~。
※追伸
今回の記事を契機に「スター・ウォーズ」書庫作りました。これからSW記事が増えそうなんで。今までコテゴリーごとにバラバラの書庫だったものを一つにまとめましたので、ご興味のある方はご笑覧頂ければ幸いです<m(__)m>
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プリキュア新聞ってあるんですね・・・(笑
控えめに申し上げているのはSWに関しては世界的にとんでもないマニアが多数いるから>>
凄く分かります!
私も自分のブログで、よくプロップがこうなっていますからと書いていますが、内心誰かに突っ込まれないかとヒヤヒヤしながら記事にしていますから(笑
SWファンは、ホントとんでもない連中がわんさかいますから。
ちなみにダークサイドチェック・・・ダースベイダーでした!
2015/2/12(木) 午後 7:44
返信する過去作のムック本は出るとは予想してましたが、新聞になるとは(笑)
内容も悪くないようですね
[ ニホンセン ]
2015/2/12(木) 午後 8:00
返信するEp.IVを劇場リアルタイムで観ていた小学生も今は40代以上、そんなファンを全世界に無数に擁する作品スターウォーズ。
劇場で作品を観てひと時の夢の世界に浸り、帰宅してFX・ESBベイダーセーバーを振り回すのです(笑)
コーホー
その最新作が今年公開するってだけで単純にワクワクですよ
新聞買いました。自分は単に作品鑑賞するだけのいちファンなのでマニアックな知識は一切ありませんけどね
ちなみにダークサイ度ももちろんベイダー
[ ソリッド ]
2015/2/12(木) 午後 8:59
返信する池やんさん
おっ、池やんさんヴェイダーですかあ。
私は少年アナキン。
小心者(笑)
私もスピンオフ小説読んだり、マニアックな本を買ったり、ネットの情報眺めたりとしているんですが、スター・ウォーズファンは本当にとんでもないのがいますから、安易にマニア気取りはできないですよ。
その点ではガンヲタなんてかわいいもんですね~(^_^;)
2015/2/12(木) 午後 9:07
返信するニホンセンさん
これからムック、トイは充実していくでしょうね。
正直半端なムックはいらないです。
値段がはってもいいので、どこまで追求するんだ?!くらいのマニアックな分厚い本を求めたいですね。
2015/2/12(木) 午後 9:09
返信するソリッドさん
あ、ここにもヴェイダーがいた。
みんなワガママなんだなあ~(笑)
FX・ESBベイダーセーバー・・・十分のめりこんでますよ(^_^;)
私はマスターレプリカのアナキンを二本持っています。
一本は保存鑑賞用。
そしてもちろんもう一本は振り回しまくり用。
うちの節分はライトセイバー持った鬼が出るのが恒例です。
日本中で再びSWフィーバーが起こって欲しいですね。
夢に酔いしれたい・・・(^_^;)
2015/2/12(木) 午後 9:13
返信するワチキも部ヴェーダーか、アナキンになりましたがな。
関係無いけどクレしんにあったパロディの『クレヨンウォーズ』を思い出しました。
亭主がヴェーダーのパロディのアーシクセイダーなんてのになってて(笑)。
[ zai*ios ]
2015/2/12(木) 午後 10:05
返信する季刊なんですね。おもしろそう!
年末公開に合わせて感覚が狭まってくるんでしょうかね。
5年連続でスピンオフも合わせて製作されるみたいですから、毎年楽しめるなんてすごいですよね。
2015/2/13(金) 午前 7:58
返信するこの新聞、職場の先輩からお土産にもらいました。
親子で楽しめる映画ですが、確かに信仰レベルのファンが多いってのは、もう映画の枠に収まってないですよね。
4~6の3D版が頓挫したのが残念極まりない。
2015/2/13(金) 午前 11:12
返信するzai*iosさん
不覚にも「クレヨンウォーズ」は知りませんでした。
しんちゃん好きなのに。
今度動画探してみますね!(^^)!
マンガのSWパロディとしてはやっぱりドラえもんかなあ。
アカンベイダー、アーレ・オッカナ姫(笑)
2015/2/13(金) 午後 1:05
返信するatts1964さん
全何回発行なんでしょうね?
その辺の情報ありませんが、せっかくなので5回くらいは出してもらいたいですね。
ディズニー買収により映画製作が加速したのは最大のメリットですね!(^^)!
2015/2/13(金) 午後 1:07
返信するどらごんづさん
私もSW教の信徒なので、もはやSWに関しては冷静な映画評価なんかできません。
点数付けるなら全作無限大点です(笑)
3Dのとん挫は残念と言えば残念ですが、信徒とは言えあれはイマイチだったかなあ。
とにかく3Dの効果が少なすぎました(^_^;)
2015/2/13(金) 午後 1:15
返信するこれ、捜したけど売り切れだったんですよ!
ディズニーの買収によって映画の制作が加速されるのは嬉しいんですが、TDLで愛想を振りまくダース・ベイダーは見たくないですね。
日本語版のヨーダは、誰が演じるのかな?
[ 恒点観測員 ]
2015/2/13(金) 午後 4:00
返信する恒点観測員さん
大きめの本屋に行くとまだ積んであったりしますよ。
今日、秋葉原の書泉に行ったら置いてありました。
ネットでも買えるみたいですし。
ヴェイダーがマスコットキャラになるのは微妙ですね。
スターウォーズ自体が世間から忘れられるよりはずっといいですけど。
ヨーダ、誰かなあ・・・茶風林?(笑)
2015/2/13(金) 午後 5:34
返信するこんな新聞があったのですね!
冊子で無く新聞で出す!っというのがいいですね。
詳しく書いて頂いたので、買わずにすみましたw
占い、少年アナキンでした(^^ゞ
次の発売は買って見ようかしら?
[ ロゼ ]
2015/2/13(金) 午後 9:57
返信するこのよう新聞があるとは知りませんでした (゚o゚)
ファンにはたまらないですね。
企画物新聞、物凄く興味が湧いてきましたよ‼️
北斗の拳やジョジョなんてないかなぁ??
2015/2/14(土) 午後 7:38
返信する面白いですね、これ!!
しかし、「S.W」って映画はすごいですよね~…。
きっと世界中でこう盛り上がってるわけでしょう?
新作公開が近づく中で、色んな話題作りが為されるでしょうね^^
早くも公開が楽しみです!
2015/2/14(土) 午後 7:50
返信するnekonekoさん
楽しんで頂けてなによりです(^_^;)
スター・ウォーズ好きなら下手な週刊誌より読み物として楽しめますよ。
ただ、意外に情報がマニアックだったりしますけど。
次はGWくらいに発売でしょうか。
2015/2/16(月) 午前 10:14
返信するhidehydさん
主にコンビニ店頭の新聞売場に刺されているので、コンビニで新聞を買う習慣の無い人だと見逃してしまいそうですよね。
私もそうでした。
ジョジョや北斗・・・十分あり得そうですよ!(^^)!
実写映画化企画とか立ち上がったら高確率発刊されるでしょうね。
日本人による実写企画はあまり観たくありませんが(^_^;)
2015/2/16(月) 午前 10:17
返信するWANTEDさん
私のように1作目から劇場で観て熱狂した世代にとってはスター・ウォーズは他の全ての映画と異なる特別なものだったりします。
「SF映画」というジャンルに収まるもんじゃなく、「スター・ウォーズ」という単独の特別なジャンルです!(^^)!
2015/2/16(月) 午前 10:24
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