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賢者の弟子を名乗る賢者 作者:りゅうせんひろつぐ
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241 ミラ、服を選ぶ

先週お伝えしたコミケの件ですが……
発売となるグッズの詳細が公開されました!
タペストリーやら缶バッヂやらがあるようです。
詳細はこちらに!
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http://micromagazine.net/gcn/blog/c93winter71025121/

よろしくお願いします!
二百四十一


「あ、所長さん。丁度いいところに。当日の事についてなんですが、ちょっと問題が」

 大通りの隅で話し合っていた時の事。術士組合から出てきた組合員の男が、ふと所長の姿を目に止めてそう声をかけてきた。しかし、その直後、所長が傍にいたミラと話をしていた事を察し、「あ、お話し中でしたか。すみません」と謝罪を口にする。

「いや、わしは構わぬよ」

 何だかんだで、所長は随分と多忙なようだ。そのためミラは、話が長くなるようなら、続きはまた明日にしようかと口にする。
 組合員が言っていた問題とは、どの程度か。所長が、どうなのかと確認したところ、長くなりそうだという事だった。

「昨日に続き、すまないね。ミラさん」

 申し訳なさそうに謝罪した所長は、予告日の前日になる明日なら、丸一日空いているので、好きな時間と場所を指定してくれと続けた。
 本番に向けて必要な事は、まだ幾つかある。ぶっつけ本番というわけにもいかないため、実際のポジションに着いての試射。そして詳細な打ち合わせだ。
 大まかには把握しているが、イレギュラー時の対応や追跡が上手くいった時と、その先についての細かい部分は、まだ話し合ってはいなかった。
 それら全てを含めると、次もそれなりに時間はかかりそうだ。

(む、あれは……!)

 何時の何処にしようか。そう考えていた時、ミラの目にとある看板が飛び込んでくる。それは大通りに面した一軒の店の前に立てかけられていた。

『ようこそファジーダイス様記念 持ってけ怪盗食べ放題祭り開催決定!』

 そう書かれた大きな看板が、実にオシャレで高級な雰囲気を醸し出しているスイーツ店の前に、台無しだとばかりに立てかけてあるではないか。
 きっとその店の店長あたりが、熱烈なファジーダイスファンなのだろう。ファジーダイスのイラスト入り看板は、迸る熱意で溢れていた。

(これはまた何とも……)

 怖いもの見たさに近い心境であろうか、少し引き気味のミラだったが、ついつい惹かれるようにその看板を確認する。
 そこには明日より三日間、十二時から二時までの間でケーキ食べ放題祭りなるものが催されるとあった。
 ケーキ食べ放題。その言葉に少し興味を持ったミラは、更に詳しく看板を確認した。その結果、そこのスイーツ店は、相当な高級店である事がわかる。
 看板の下部に表記された、メニューの数々。ケーキを始めとしてババロアやティラミスにパフェ、アイスクリームにジェラートなどなど、食べ放題対象は豊富に揃っている。
 しかもそのどれもが単品ではなかなかの値段であり、一番安いものでも三千リフという高級ぶりだ。
 今その店の面構えは看板のせいで台無しだが、本来はやはり、看板を抜きにして見た通りの高級スイーツ店のようである。
 そして何よりも驚きなのが、そんなお高いスイーツ店での食べ放題に、何と八千リフで参加出来てしまうという点だ。一番安い三千リフのメニューでも、三つ食べれば元がとれてしまい、一番高いメニューならばそれ一つで元がとれるという計算だ。
 余程のファジーダイスファンなのだろう、完全赤字の出血過多大サービスといった意気込みが、そこからひしひしと伝わってきた。

「では、十二時あたりに、この場所に集合というのはどうじゃろう?」

 何時に何処でもいいと言うのならばと、ミラは一度所長に視線を戻した後、ちらりとさりげなく誘うように看板を見つめ、そう提案した。すると所長は、ミラの視線を追うようにして、同じ方へと目を向ける。
 それから少しして、所長は「わかった問題ない、そうしよう」と、とても力強く答えたのだった。



 所長達と別れた後、ミラは昼食を求めて繁華街を突き進んだ。そして、気まぐれにファジーダイス弁当なるものを購入し、広場のベンチで食べていた時の事である。
 ミラは、ファジーダイスファンが一ヶ所に集まっている事に気付いた。どうやら彼女達は、場所取りやら何やらで話し合っているようだ。教会や術士組合に現れるファジーダイスを一目見ようと狙っているのだろう、より良い位置を確保するために必死な様子だった。

(熱狂的じゃが、そこそこマナーは良いのじゃな……)

 漏れ聞こえてくる声によると、どうやら彼女達が争う場所は、通行人の邪魔にならない通りの隅に限定されているようだった。そして取り合う場所もまた、思った以上に控えめである。
 途中、戦士組合のベランダが使えたら、礼拝堂に入れたら、などという言葉も飛び出していたが、流石にそんな理由で許可は出ないだろう。そんな事を思いながら、弁当を完食したミラは、そっと彼女達の傍を通り過ぎていった。



「おお、そうか。そういえば……」

 とある店を目指して大通りを進んでいたその途中、居並ぶ店舗の中にあった服飾店がミラの目に入った。
 大型の建物であり、かなり目立つその店は、服飾関係の総合店のようだ。表から見ただけでも、下着から普段着、更には祭事用の礼服や冒険者向けの鎧下まで幅広く揃っているのがわかる。
 そんな服飾店を目にして、ミラは所長とユリウスの忠告を思い出していた。今のスカートのままでは、激しい動きをした際、確実にパンツが丸見えになってしまうという事を。

「一先ず、見てみるとするかのぅ」

 パンツを見られたところで何とも感じないミラだったが、そこはそれ。周りにも配慮するのが紳士というものだと思い直し進む先を変える。
 何よりここで見送ったら、次にいつ思い出せるかわからない。そんな予感がしたミラは、思い立った、というより思い出したが吉日とばかりに服飾店の扉を開いた。

 ミラが訪れた服飾店『』は、街の中心から離れているものの、かなりの大型店であった。それでいて非常に品数が豊富で数多くの棚が並んでいるため、随分と詰まったようにも見える。けれど、その圧倒的な物量は宝探しにも似た楽しさを思い起こさせた。また分類はしっかりとされているので、どこか騒がしい印象ながら、確かな秩序が保たれている。

「今まで見てきた中で、一番の品揃えじゃな」

ミラは客で賑わう店内を見回しながら、感心したように呟いた。とはいえ服飾店を訪れる事がこれまで少なかったため、本当に一番だったかどうかは怪しいところだ。けれど、そう思えるほどに、『マール&シュトレリッツ』という店は広く、商品で溢れていた。

「思えば着た切り雀じゃったからな、ここで何着か用立てるのもありじゃろう!」

 どうやら店内は、一階と二階で男物と女物に分けられているようだ。ミラがいる一階の入口近くには、店のオススメなのだろうスタイリッシュでクールな男物の服が揃えられていた。
 ミラは早速、パンツ丸見えをどうするかという目的を忘れ誘われるように男物の格好いいローブを見て回り始めた。



「おお、これは良いのぅ。この赤いラインが抜群じゃな」

 服について、どちらかといえばデザインを重視する傾向があるミラは、豊富に揃えられているローブの中から、特に秀でていると判断した三着を手に姿見の前に立っていた。
 そして身体に合わせては、その中二センスがちらりと覗くデザインを気に入り、同時に嘆いた。その理由は単純だ。男物のローブであるため、Sサイズであろうと小柄な少女であるミラにとっては、まだまだ大きかったからである。

「むぅ……。しかしこれは……」

 しかも、今の可愛らしい見た目では、ミラの感性に合う格好良いが、微妙に合わなくなっていた。
 ミラは、ダンブルフ時代の威厳のある格好良さを思い出しながら、気に入ったローブを元の場所に返していく。その背中に哀愁を漂わせながら。

「どこかに化粧箱はないものかのぅ……」

 そうぽつり呟いたミラは、試しとばかりに精霊王に訊いてみた。容姿を変える事が出来る術でも魔法でもアイテムでもないだろうかと。しかし精霊王から返って来た言葉は、聞いた事がないという無常なもの。流石の精霊王でも、そこまでの奇跡は把握していないようだった。

「このまま、可愛いを極めるしかないのじゃろうか」

 もはやダンブルフには戻れそうにない。現実を思い知らされたミラは、後ろ向きなのかか前向きなのか分かり辛い言葉を呟きつつ、溜め息交じりに大通りへ出る。と同時、はてと首を傾げて振り返り、服飾店を見上げた。

「違うじゃろう!」

 男物のローブを見ただけで満足してしまっていたミラは、ここでようやく本来の目的を思い出した。格好良いローブを探しに来たのではなく、ミニスカートの下に穿くパンツ隠しを探しにきたのだと。
 スタイリッシュなローブではなく、パンツ隠し。まるで正反対だ。そんな事を思いながら、ミラは再び服飾店に足を踏み入れる。そして今度はわき目を振らず、真っ直ぐ二階の女物フロアに上がっていった。

「何というべきじゃろうか……雰囲気がまるで違うのぅ」

 気分の問題だろうか、それとも確かな原因があるのか、二階の女物フロアはどこか華やかな気配が漂っていた。見回す限り、ほぼ女性の姿しか見えないというのもあるだろう。しかしミラは気付く。その最たる要因に。
 二階フロアの四分の一。丁度四等分した内の一つに当たるその一角は、宝探しの楽しい店内とは大きく違い、ゆとりをもって広々と衣装が置かれているではないか。

「流行りとは恐ろしいのぅ……」

 ミラはその無駄に華やかな一角を見つめ苦笑する。そう、その場所は魔法少女風の衣装専用のコーナーとなっていたのだ。しかも大きく『マジカルナイツ専売店』と看板が立てかけられている。
 魔法少女風衣装専門業者の『マジカルナイツ』。ミラは聞き覚えのあるその名を思い返しながら、不思議と誘われるようにしてその一角に足を踏み入れた。

 随分と繁盛しているようで、マジカルナイツのコーナーには多くの女性の姿があった。そしてその全員が如何にもな服に身を包んでいる。
 どこかコスプレにも見えるが、ファンタジーの世界だからだろうか、とても様になっている女性客達。ミラは彼女達を鑑賞しながら奥に進み、そこに並ぶ『初代』と書かれた棚を見上げた。
 隣にある説明書きによると、それは『マジカルナイツ』創業のきっかけとなった新機軸のローブであり、今の流行を生み出した伝説だそうだ。

「やはり、そうじゃったか」

 ガラス張りで頑丈そうな棚に飾られた服は全て、見覚えがある、というよりは良く見ていた魔法少女アニメの衣装と瓜二つなデザインであった。なお、ここに展示されているのはレプリカであるようだが、プレミアが付いているようで、とんでもない価格になっている。
 魔法少女風衣装の先駆け。元祖とされるマジカルナイツ。その創業者は、予想通りと言うべきか、元プレイヤーのようだ。そして同時にミラは思う。創業者とは、ソロモンも含めて美味しい酒が飲み交わせそうだと。

(特に、数あるシリーズの中でも第二期をチョイスするとは、実にわかっておるな)

 主役となる三人の魔法少女。アニメではその成長も描かれており、ミラとしてはその二期目の衣装こそがベストであった。
 そういえばソロモン達と劇場版を見に行ったなと、ミラは暫しの間、当時の思い出に浸るのだった。



(最終決戦モードもあったりするのじゃろうか)

 ここには置いてないが、きっと創業者の感性ならば作っていてもおかしくはない。そんな事を考えながら、ミラは今度こそ本来の目的を忘れる事無く、パンツが丸見えにならないための何かを探し始めた。
 店内は広く、マジカルナイツ以外の場所は、これでもかというくらいに衣類品が置かれている。どこまで商品を入れられるのかという限界に挑戦でもしているのだろうかというほどで、通路もさほど広くはなく、場所によっては二人がすれ違うだけの幅すらなかった。そのため商品確認で立ち止まっている客がいた時、通過する際は互いに身を寄せ合うのだが、当然と言うべきか身体が触れ合うものだ。
 つまり、通るだけで女性達と触れ合える夢の抜け道とでもいった状態だった。

「すまぬな、通るぞ」

「あ、ごめんねー」

 棚の商品を乱さないためには、密着するようにすれ違うのが、この店の暗黙のルールである。暫く店内を観察してそれを知ったミラは、そのルールを順守して、グラマラスな女性とすれ違う。そしてその柔らかさを全身の神経で感じ、にやりと笑みを浮かべるのだった。


 そうこうしてミラが辿り着いた場所は、女性用のボトムが揃えられた一角だ。

「ふーむ。どうしたものか」

 スカートの下に穿くものを選ぶ。そんな初めてに直面したミラは、棚を見回しながら悩む。そして思う。今の姿になってから今まで、本格的に自分用の衣服を探す事はなかったと。しかも女物である。ミラにとっては未知の状況だった。

「これかのぅ……。こういうのが簡単そうじゃ」

 悩んだ末にミラが手に取ったのは、何て事のない紺色のスロップスだった。スカートの下にこれを穿いてしまえば、見える見えないなど、最早憂う必要もない。たとえスカートが千切れてしまっても、決してパンツが見える事はない鉄壁ぶりだ。
 これはいける。そう確信したミラは早速スロップスに足を通し、どんなものかと近くの姿見の前に立った。

「これは……! なるほどのぅ、そうか。そういう事じゃったか」

 可愛らしい今の衣装。特にその魅力を際立たせているといっても過言ではないミニスカートと、そこから伸びる両の脚。ミラは、今の自身の姿を目の当たりにして、とある友人の言葉を思い出す。
 彼はVR全盛期だった時代において、現実の学校への進学を選んだ奇特な人物であった。そして彼は季節が冬になった頃、涙ながらに語った。スカートの下にジャージを穿く女子校生の何と罪深い事かと。そして真剣に、ならば黒タイツにしろとも力説していた。
 当時は、何下らない事を言っているのかと、そう思っていたミラ。だが今この時この瞬間、自身の姿を目の当たりにして、ようやくその罪に気付く。

「うむ、これはあり得ぬな」

 ミニスカートの裾から直に覗く太ももが、どれだけ素晴らしいものだったのか。そして尊いものだったのか。理想の自分の姿を前にしたミラは、スロップスが、ミニスカートの下にそれを穿くという事が、どれだけ著しく魅力を削ぐ行為だったのかを理解した。
 ミラは、急いでスロップスを脱ぎ捨てる。そして今一度、姿見に視線を向けて、ミニスカートから覗く太ももを確認する。

(やはり、この可愛さを損なうような真似は出来ぬ)

 何だかんだ言っても理想として作り上げた自分の姿に愛着があるのだろう、絶対の方針を固めたミラは、どれが最も魅力的に映えるかを考え、ボトムの吟味を始めた。
ただ一つ他と違ったのは、その選び方だ。生足が見えてこそのミニスカートだろう。そんな明らかな男目線を基準としたミラは、スロップスを棚に戻した後、自身に似合いそうなボトムを探して、店内を奔走した。






いよいよ来週になりました。
リア充のお祭りの日が……!

自分も仲間入りするべく、チキンとケーキの入手を頑張る所存でございます。
いざ……!

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