自分の活動を見える化する「色つき星取表」

2017.12.18

  • オリジナル記事

Edit by
中村 洋

この記事は、ギルドワークス アドベントカレンダーの18日目の記事です。 今回は、「色つき星取表」を紹介します。

「色つき星取表」ってなに?


結城浩さんが紹介されている自分の活動を見える化するやり方の1つです。

この「色つき星取表」を1年半近く運用したお話です。

どんな運用をやっているの?

結城さんがブログで紹介されているほぼそのままですが、私は以下のような運用をやっています。

  • 毎日記入する。所要時間は3分かからないくらい
  • 数字は3段階(1〜3)で表現。定量的よりも、自分がどうだったか?的な感覚を大事にしている(時間は別に計測しているので)
    • 1:なんらかの活動をした
    • 2:ちょっとリソースを使って活動した
    • 3:がっつりリソースを使って活動した
  • 毎週末に行う次の2週間の計画づくりのインプットとする
  • 毎月末に全体を眺めて、大事さの順などで並べ替えている。左側に来る方がより大事
    • この時に(後述するように)スッパリと捨てることもする
  • 列はギルドワークスの活動、クライアント毎、DevLOVE関西などのコミュニティ活動、読書、勉強、家庭のことなどの個人プロジェクトといった感じにわけている

やってみてどんな感じ?

アイデアが出てくる

毎日を数分でも「色つき星取表」を見ていることで、クライアントや個人プロジェクトに対するアイデアが出てくることがあります。

おそらく、クライアントや日常の忙しさに流されがちになる個人プロジェクトのことを少しでも考えることで意識下で何か考えているんだと思います。
この感じは正直、意外でした。

捨てる決断をできる、情熱が向いているところに集中できる

1週間、1ヶ月単位で見直した際に「このプロジェクトはもういいかな。これ以上はリソースを使うのは止めよう」と止める、捨てる決断ができます。
色味で”今、どういうことに集中しているか?どういうことは放置気味なのか?”が感覚的にわかります。

限られた時間、リソースの中でずるずる何かをやることはムダです。またそのムダなことをやることで本来集中したいプロジェクトに十分なリソースを使えないで成果を出せないということも引き起こしがちです。そのため、止める、捨てる決断が大事であり、「色つき星取表」はそのきっかけになり、ズルズル行くことがほぼなくなりました。

「捨てる決断をできる」の裏返しですが、「自分は今、何に集中しているか?」も可視化できます。そのため、計画づくりでの、時間配分にあまり悩まなくなり、選択と集中がしやすくなっています。

他にどんな使い方ができそう?

人と会ったり、訪問したりする営業職などでは「最近あのお客さんと話していないな?」などを手軽に可視化できる点で使えると思います。
もちろんこの手のことを組織的にやろうと思うとCRMツールなどの出番になりますが、自分でサッと今日から始めることができるという点では使えると思います。

「色つき星取表」は、日々のタスクに目が行きがちな日常の中で、俯瞰して状況を見ることができ、考えるきっかけを手軽に得られる道具だと感じています。