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文/平雅彦(WINDY Co.)
2008年2月6日
パソコンはいまや生活深く浸透してきている。インターネットでニュースやメールをチェックしたり、SNSに参加したり。ポータブルオーディオに音楽を転送するのもパソコンが必要なことが多い。パソコンで映画を観ているという人もいるだろう。一方でパソコンは部品点数が多く、壊れやすいものでもある。長くパソコンを使ってきた人なら、パソコンが壊れて困ったという人も少なくないに違いない。今回はパソコンで壊れやすいパーツは何か、パソコンを長持ちさせるにはどうしたらいいかなど、デル株式会社でテクニカルサポートを担当する大宮氏にお話を伺った。
デル株式会社
ジャパンサービス統括本部
テクニカルサポート 本部長
大宮哲夫氏
パソコンを構成するパーツは、大きくいくつかに分けられる。自作PCを組んだことのある人ならわかると思うが、マザーボード、CPU、メモリ、DVD/CDドライブなど、パーツ単位で購入できるもの、と考えればわかりやすいだろう。「どこのメーカーでもそうですが、不良率というのは使っているパーツの数に比例します」と大宮氏はいう。たとえばCPUには、半導体としてみれば2億ものトランジスタで構成されているが、検査に通った部品ということであれば、チップが1枚入っているだけだ。またメモリーも静電気に弱いという特性はあるものの、多くても10数個のチップで構成されている。対して、電源やDVD/CDドライブなどは構成する部品点数も多く、それだけ壊れる可能性が必然的に高くなるという。
電源は、形状や電源容量などが異なることがあり、価格も安価なものから数万円のものまであるが、CD/DVDドライブは内蔵用のものは規格が統一されており、家電量販店でも購入できる。7000円程度あれば最新の高速なタイプに交換できるので、壊れたら交換してしまってもいいだろう。
現在、パソコンの売り上げシェアでいえば、ノートパソコンが多数を占めているという。実際にこの記事をノートパソコンで読んでいるという方も多いんじゃないだろうか。ノートパソコンといえば、全てのモデルがバッテリーを搭載している。バッテリーはいざ買い替えるとなると数万円という高価な場合が多く、パソコンの中でも高価なパーツの1つといえる。この高価なバッテリーは、充放電を繰り返すことで劣化していくのだ。
ノートパソコンの場合、バッテリーを使いながらの充電はバッテリーに非常に負荷を掛けることになるという。そのため充電しながらパソコンを使うよりは、一度バッテリーを使い切り、バッテリーがなくなったらパソコンを使わずに充電するようにしたほうが、バッテリーの寿命は延びる。また、AC電源を接続したらバッテリーを外してしまい、不要な充放電を避けるのも、バッテリーの寿命を延ばすことにつながる。
また、最近はデスクトップパソコンでも、消費電力を抑えてパソコンを休止状態にするスリープ機能が利用できる。「電源を入れるときには、瞬間的に『突入電流』と呼ばれる過大な電流が流れますが、これが信頼性を下げる要因になります。頻繁に電源のオンオフは繰り返さないほうがいいでしょう」と大宮氏はいう。パソコンの起動には時間が掛かることもあるので、ちょっと出掛けてくる間などは、電源を切ってしまうよりはパソコンをスリープ状態にしておいたほうが消費電力も少なく、電源への負荷も減らせるのだ。ただし、パソコンの置き方によってどうしても熱がこもってしまいやすいような環境では、使い終わったらパソコンを終了して、熱を冷ましたほうがいいような場合もある。
また、最近ではクリスマスツリーやカップウォーマーなどUSBから給電するアクセサリーも多いが、熱を発生させるということは大量の電力を消費しているということ。また、こうしたアクセサリーの中には消費電力管理を行わずにただUSBの電源端子だけを利用したものもある。こういったものでは、パソコンの供給可能な電力を超えて電力を消費するなど、電源に負担を掛ける可能性は高い。パソコンの寿命を考えるならこうしたアクセサリの使用は控えたいところだ。
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