トレトラ!! スマホでFXトレードしながら旅するブログ

トレトラ(トレードトラベラー)としてFXの裁量デイトレードを専業で行っています。スマホでトレードしながら男一人旅を実現中!86世代 / 寅年 / 水瓶座 / B型 / 左利き / 鳥取出身 メッセージはお気軽に!「toretora0201@yahoo.co.jp」







中国でビットコイン規制の理由3つ!だが仮想通貨取引は再開

f:id:yukihiro0201:20171216224424j:plain

 

一時期は仮想通貨取引の大半を占めていた中国でしたが、現在は政府の規制によってその存在が薄れています。

今日はビットコインが中国で規制された理由と、中国人の仮想通貨取引が再開されつつある現状を調べてみました。

 

 

ビットコイン取引の大半は中国だった

 

実はほんの1年ちょっと前まで、仮想通貨の市場は中国を中心に動いていました。

 

f:id:yukihiro0201:20171216224955j:plain

 

 

中国では昔から、国境を越えた資金の移動が厳しく規制されています。

たとえば、人民元を海外に送金する場合・・・

その目的を厳しく問われたり、金額が大きく制限されたりするのです。

 

それを嫌がった資本家の一部が、代わりにビットコインを使うようになりました。

その当時、中国では仮想通貨の取引が手数料タダだったこともあり・・・

最盛期には、ビットコイン取引の9割以上が人民元建てで行われるようになったのです!!

 

f:id:yukihiro0201:20171216225320p:plain



しかし、その状況が一変する出来事が2017年に起こりました。

中国政府が、ビットコインを含めた仮想通貨取引を規制し始めたのです!!

 

中国で仮想通貨が規制された理由

 

中国における仮想通貨の規制は、以下の順番でドンドンと厳しくなりました。

 

1.手数料なしでの取引を禁止

2.仮想通貨の取引所に対する規制を導入

3.仮想通貨を使った資金調達(ICO)を凍結

4.仮想通貨の取引所を全面的に閉鎖

参考:仮想通貨を規制する中国、何が起きているのか

 

上記3と4が発表された2017年9月、ビットコイン相場は大波乱となりました。

ビットコイン価格は1BTC=50万円から30万円近くまで、実に3割以上も落ちたのです!!

 

f:id:yukihiro0201:20171216225541j:plain

 

 

またビットコイン市場における中国の存在も、かなり小さくなりました。

それまで9割以上を占めていた人民元建てのビットコイン取引(赤色)が、一気に1割ちかくまで下落したのです。

 

f:id:yukihiro0201:20171216225616j:plain

 

参考:なぜ中国当局はヒステリックに「ビットコインを禁止」するのか?

 

中国政府がこれほどまで取り締まりを強化したのには、以下3つの理由があります。

 

1.制御できない通貨が広がるのを防ぐため

 

ビットコインをはじめとする仮想通貨は、国がコントロールできません。

参考:ビットコインとは何か?仮想通貨の仕組みをわかりやすく解説

構造的に資金逃避が起きやすい中国で、制御できない通貨が広がるのは大問題でした。

 

2.暴落や詐欺の被害を防ぐため

 

中国では仮想通貨が人気になるにつれ、投機的な動きがドンドンと加速していました。

またICOではサギ的なものも急増し、良く分かっていない人がダマされるようになったのです。

政府としてはそういったところから社会不安になることを恐れ、規制を発表しました。

 

3.中国政府自身が仮想通貨を作りたいため

 

中国はすでに、国家主導の新しい仮想通貨を発行すると発表しています。

参考:中国の中央銀行が「国家主導の仮想通貨を発行する」と発表

既存の仮想通貨はこのジャマとなるため、早期に排除したいという考えがありました。

 

中国で取引再開の動き

 

しかし政府からの規制を受けて、ただ黙っている中国人ではありません。笑

営業停止を食らった中国の仮想通貨取引所は今、アジアの近隣諸国へ活路を見出そうとしています!!

 

f:id:yukihiro0201:20171216230401j:plain

 

 

たとえば香港で、取引所を介さない店頭業務の拠点を開設したり・・・

シンガポールや韓国などで、事業運営の土台づくりを進めたりしているのです。

参考:中国の仮想通貨取引所大手、続々と日本や香港へ

 

また彼らの中には、日本で事業ライセンスを申請しているところもありますよ。

日本は仮想通貨関連の法律がちゃんと整っているので、彼らにとっては仕事がしやすいのでしょう。

もともと中国の大手取引所だったBinance(バイナンス)なんかは、もう日本に拠点を置いています。

 

f:id:yukihiro0201:20171125142302p:plain


参考:ビットコイン分裂(ハードフォーク)祭り!利益を逃さない方法

 

海外に出ることで、中国政府の圧力から逃れつつ・・・

その土地で新たな顧客も得るという作戦ですね!!

中国人、なかなかしたたかです。笑

 

また中国国内でも、2017年11月から一部で仮想通貨取引が再開されているようです。

どうやら中国政府がバックに付いている取引所で、人民元建ての取引もできるそう。

 

 

 

 

 

 

 

中国人とチャイナマネーもまた、ちゃくちゃくと仮想通貨の世界へ戻ってきていますね~

 

まとめ

 

もともとビットコインなどの仮想通貨は、中国で盛んに取引が行われていましたが・・・

政府からの厳しい規制によって取引は激減し、それによってビットコイン価格は暴落しました。

しかし最近になって中国の仮想通貨取引所は再開され、チャイナマネーが再び流れ込んでいます。