バンガードブロガー限定交流会に参加。「VT」対「楽天VT」の興味深い検証も!

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バンガード・インベストメンツ・ジャパンとの「ブロガー限定交流会」に参加してきました。

秋頃、バンガード・インベストメンツ・ジャパンさんから、「ブロガーさんとの意見交換会がしたい」とのご相談を受けました。米国バンガード社に自費で企業訪問してしまうくらいバンガードファンの私としては、「よぉし!ひと肌脱ごうじゃないか!」とご協力することにしました。

バンガードさんが大勢の個人投資家と直接交流するのは初めてということで、かなり慎重になっているようで、参加メンバーや内容等でいろいろとご相談をお受けしたので分かる範囲でご協力しました。

お声がけさせていただいたブロガーさんは総勢30名、参加いただけたのは17名ですかね。気をつけたのは、①マニアばかりにならないように、②おっさんばかりにならないように、③インデックス投資家以外の方にも参加いただく、というバランスです。

まずバンガード投資戦略部長 塚本さんから、バンガードについて、インデックス運用のメリット、バンガードの考えるETF戦略についてのプレゼン、そして参加者との意見交換(という名の大・質問大会)という流れです。

バンガードについてのプレゼンは、低コストの構造についての説明がありました。ファンドの投資家がバンガードを予習するという所有構造、インデックスファンドとETFを一緒に運用するマルチ・シェアクラス構造、低コスト→顧客が増える→更に低コストという好循環についてです。当ブログの読者の方々にとっては、既におなじみの内容かもしれません。

面白かったのは、海外ETFの「VT」と投資信託の「楽天VT」のどちらがコスト面で有利か?という検証データです。そこだけ資料から引用させていただきます。
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(バンガード「ブロガー限定交流会」資料より)

海外ETFの「VT」の運用コストは年率0.11%、「楽天VT」の運用コストは年率0.2396%なので、「VT」の方が低コストです。しかし、「VT」は外国株式扱いの高めの売買手数料と、為替手数料が別途かかります。「楽天VT」は売買手数料や為替手数料はかかりません。

「VT」と「楽天VT」をそれぞれ20年間運用するのですが、100万円一括投資した場合と、毎月33,000円ずつ40万円積み立て投資した場合(つみたてNISAの条件ですね)を比較したところ、100万円一括投資の場合は「VT」の方が低コスト、積み立て投資した場合は「楽天VT」の方が低コストになるという試算結果です。

積み立て投資の場合は、「楽天VT」の方が低コストというのは面白いデータだなと思いました。

また、「VT」が有利になる一括投資金額の分岐点は25万円とのこと。25万円以上一括投資するなら、海外ETFの「VT」の方がお得ということです。

さて、大・質問大会についてですが、参加者から初級・中級・上級の質問がバンバン出ました。なかには、バンガードさんが「それはちょっと答えられないです…」という質問もいくつか飛び出しました。話のなかで、質問に答えられない時には「弁当を掲げる」という謎の即席ルールもできあがり、大いに盛り上がりました。

メモがびっしりになるほど、活発な質疑応答がありました。

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(クリックしても拡大しませんよー)

ただ、最後の案内で、「今日お話したことはブログに書かないでほしい」とのアナウンスと、「ブログで書いてほしい」という両方のアナウンスがあり、どちらかわかりかねるので、質疑応答内容については書かないでおきます。(もしOKが出たら、追記するかもしれません)

全体を通して、バンガードのことをよく知る機会になりましたし、生の情報も得られました。バンガードさんのオフィスに入れたり、中の人に直接質問できるという機会はめったにないため、私自身も興味深かったですし、参加ブロガーの方々も喜んでくれたように見えました。

もし、バンガード側にも得るものがあったのであれば、今回とは違う形でもいいので、今後も個人投資家との交流や意見交換を継続していただけたららいいなと思いました。


<他のブロガーさんのレポート>
<ご参考> 昨年行った米国バンガード社訪問レポート
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