設定はリアリティのためにある訳ではない、「解りやすさ」のためにあるのだと、いい加減理解しよう。
人間の設定、特に好みなどはコロコロ変わる。それこそが「リアリティ」だ。

例えば僕は今大のビール党だが、大学時代はまったく苦手だった。
同じように納豆が食べられなかったが、友人宅に泊まった翌朝朝食に出され、急に好きになった。

必ずしもきっかけがある訳ではない。
人はなーんとなく何かを好きになったり、嫌いになったりする。
大好物を無性に食べたい時も、食べたくない時もある。
それが「リアリティ」だ。

その辺を突いて批判するのはやめよう。
確かに「解りやす」くはないが、「リアル」でないことはない。


それとは違うレベルでの「キャラブレ」は存在する。それは感情の繋がりだ。
数秒前まで泣いてたキャラが急に笑いだしたら、そりゃただのホラーだ。
そこは綿密に設計し、説明しなくてはならない。