オーストリアの首都、音楽の都としても知られるウィーン。ウィーン自体は大きな街ですが、観光の名所は比較的近いところに集まっており、短期旅行者にとっても十分満喫できる魅力ある街になっています。
今回は1日の間に徒歩で廻れる範囲で、ウィーンにきたら絶対見ておきたいおすすめ観光スポットを17箇所ご紹介いたします。
多少移動距離はありますが、実際に私が1日で歩いた範囲で全てまわることができたので、是非短期間で一気にウィーンを満喫したいという方は参考にしてみてください。
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ウィーン市街地マップ
ウィーンの市街地中心部はリング通りと呼ばれる大通りが環状に走行しており、大部分の観光名所もこの内側もしくは側縁に位置しています。
1日観光で歩かれる際には、まずこのリング内側を中心に移動してみてください。尚、このリングの内側はウィーン歴史地区として、エリアそのものが世界遺産登録されています。
1日ウィーン観光ルート・見所
ウィーンの主要観光地を効率よく回るため、リング通りの一角でドナウ川に面したObere DonaustraßeもしくはSchottenring駅を始発としたおすすめコース1~17を提案させていただきます。
リング通り内側はかなり複雑に入り組んでいるため、時間に余裕がない場合には歩くコースを少し考えておくことをおすすめします。
私自身自分で旅をする際は無計画に歩き回るタイプのため、同じ所を何度も通ったり、見たい所にたどり着かなかったりと結構大変でした。
いずれにせよ十分徒歩で移動可能な範囲ですので、1日時間を使えば十分にウィーン市街を網羅することができます。
一人での移動が不安な方や、日本語で説明を聞きながらじっくりと回りたいという方はガイドツアーがあります。
こちらのツアーではメトロを使って移動時間を減らす代わりに説明を聞きながらウィーンの主要スポット巡りをすることができます。
1. ドナウ川 Donau
1日観光の始発としたObere DonaustraßeもしくはSchottenring駅付近には、ヨーロッパ第2の大河で地域の発展を担ったドナウ川があり、ウィーンのリンク通りの一角を沿うように流れています。
地図の番号を振った所が個人的にはドナウ川のベスト絶景ポイントです。橋を隔てて大自然の中を流れるドナウ川と、都会の中心を流れるドナウ川の両方の一面を見るとこができます。
ここから少しドナウ川沿いをゆったり歩きながらウィーン歴史地区内部へと入っていきましょう。
2. アンカー時計 Ankeruhr
ウィーン旧市街に入ったすぐ近くの所に、ホーアーマルクトHoher Markt という歴史的な広場があり、そこの一角に有名な機械時計があります。
1914年に作られた機械時計で、12人のウィーンにまつわる有名な人物が1時間ごとに現れ時刻を指します。毎日正午にはその12人が音楽と共に一斉に登場する仕掛けになっているので、もし時間が合えば正午を狙ってみてみましょう。
もちろんそれ以外の時間でも見る価値十分です。
ホーアーマルクト周囲にはおしゃれなショップやカフェも多く、また聖ペトロ教会へと続く通りを馬車が走ったりと、新旧のヨーロッパらしい風景を楽しめます。
3. 聖ペーター教会 Peterskirche
聖ペーター教会の起源は4世紀、ウィーンでは最も古い教会とされています。
外観はとても落ち着いた雰囲気のバロック様式の教会ですが、内部は豪華そのもの。
2175本のパイプから構成されるロココ様式のパイプオルガンや、天井のフレスコ画も見事なので厳かな雰囲気を満喫してみてください。
4. ペスト記念柱 Wiener Pestsäule
聖ペーター教会からシュテファン大聖堂へと続く歩行者天国、グラーベン通りにあるペスト記念柱はあります。
14世紀頃からヨーロッパでペストの大流行が発生するようになり、これの終息を願って1693年に大理石で建てられたモニュメントです。
欧州にはペスト記念碑が色々なところにありますが、ウィーンのものは特に美しいと評判です。
5. シュテファン大聖堂 Stephansplatz
ウィーンの歴史地区最大の観光名所とも言えるのがシュテファン大聖堂。教会の塔の高さは107メートルと欧州で3番目です。
建築的な意義だけでなく、ウィーン大司教区の司教座聖堂として平日7回、日曜は10回行われる祭典などオーストリアの文化の象徴でもあります。
ハプスブルグ家代々の墓所であるだけでなく、モーツァルトの結婚式・葬儀が行われ大聖堂でもあります。
6. モーツァルトハウス Mozarthaus Vienna
音楽の都ウィーン、あのモーツアルトが生活していた家が現在でも残っています。
このウィーンにあるモーツアルトハウスが現存する唯一の家とのことですので、音楽好きの方だけでなくとも内部の見学をしてどのような生活を送っていたのかを見てみてはいがでしょうか。
7. シュトラウス記念像 Johann Strauß Denkmal
音楽の都ウィーンを歩く上で、モーツアルトと共に欠かせないのがヨハン・シュトラウス。
リング通りに面したシュタットパーク内に記念像が建てられています。公園は花や植物がたくさん植えられ大変美しいので、天気が良ければ是非散歩を楽しんでください。
8. ウィーン国立オペラ座(歌劇場) Wiener Opernball
1869年に完成した客席数2324、面積8709平方メートルのネオルネッサン様式の大劇場です。世界に誇るウィーン・フィルハーモニー管弦楽団やウィーン少年少女合唱団などがこちらの劇場を本拠地として活動していることでも有名です。
オペラやコンサートの鑑賞が好きな方は絶対に欠かせないスポットでしょう。尚、チケットの購入は国立歌劇場公式サイト(日本語)から可能です。
9. アルベルティーナ美術館 Albertinaplatz
市内最大の旧ハプスブルク家邸宅を利用した非常に美術館で、その保有作品は膨大な数に上ります。
内部に入るとそれだけで1日終わるくらいの展示がありますが、古典様式の宮殿として外観だけでも大変見応えがあります。
10. モーツァルト記念像 Mozartdenkmal
ホーフブルグ宮殿の裏側にあるBurggartenという公園。その一角にモーツァルトの記念像が建てられています。
オーストリアの音楽は、モーツァルトを欠かしては語れません。記念像の台座部分にはモーツァルトのオペラ作品の一場面が刻まれているため、細かい所までよくみてみましょう。
11. 王宮宝物館 Imperial Treasury
王宮庭園まで来たら、せっかくですので王宮にまつわるミュージアム見学がおすすめです。
ハプスブルグ皇帝一家の所有していた豪華絢爛な宝物が展示されています。中高の歴史の授業で習った世界史の世界が目の前に広がりとても感慨深くなります。
12. ホーフブルグ王宮 Hofburg Wien
ハプスブルグ家の繁栄を垣間見る大変立派なホーフブルグ王宮。
現在では旧王宮内部にはオーストリア大統領府が置かれているほか、国際会議場、ウイーン少年合唱団もミサで歌う礼拝堂、ルネサンス時代の古典馬術を伝統するスペイン乗馬学校が入っています。
13. マリアテレジエン広場 Maria-Theresien Platz
王宮広場から道路を挟んだところに続く大きな広場です。緑が綺麗な広い公園となっており、広場内にある自然史博物館と美術史博物館が位置しています。
周囲360度を歴史的な建築に囲まれることもあって雰囲気は格別です。
14. フォルクスガルテン Folksgarten
王宮や市庁舎の前の広場からすぐ近くにある美しい庭園で、春〜秋にかけては多くの綺麗な花々が植えられています。
王宮〜市庁舎にいくまでの道のりにあるので、道路を通る代わりに公園内を抜けてみてはいかがでしょうか。
15. ウィーン市庁舎 Wiener Rathaus
ウィーン市庁舎は1883年に建設され、総面積113,000m²を誇るウィーン市行政の中心です。
市長の執務室および市議会が置かれています。市庁舎広場にはオーストリアの歴史的な重要人物の像が8つ並んでいるので、そちらもあわせて必見です。
16. ウィーン大学 Universität Wien
1365年に創立されたドイツ語圏最古の総合大学です。
歴史を感じされる重厚な旧のキャンパスと最新の機能性とデザイン性の高い新キャンパスのコントラストを比べながら超名門校の雰囲気を感じてみてください。
17. ヴォティーフ教会 Votivkirche
1879年にウィーン大学の近くに建てられたネオゴシック様式の教会。
現在は教会内部が博物館(有料)としても使用されています。その外観はもちろん、数多くのステンドグラスがとても美しい教会です。
最後に
☆スマホ用広角レンズ☆
スマホ写真を一眼レフ並に化けさせる魔法の外付けレンズ。風景にも自撮りにも使え、本ブログ筆者のお薦めNo.1グッズ!ウィーンで実際に使った際の作例を中心にこのレンズの凄さをこちらの記事で紹介しています。
いかがでしたか?
最安!オーストリアでも使える欧州専用Wi-Fiレンタルはこちらウィーンの歴史地区、リング周辺には大変魅力の多い街で今回紹介できなかった所も含め観光名所が非常に多くあります。
今回は1日で廻るという前提で紹介していくので、見学に時間を要するミュージアムはあまりリストに加えていません(これでも結構ハードだと思います)。
もしお時間をゆっくりとれる方は、音楽にまつわるミュージアム等も訪れてみると面白いと思います。
またこのルートで歩くと、道中におしゃれなレストランやカフェ、ショップも色々とありますし、紹介しなかった歴史的な建築やモニュメントも見つけることが出来ると思います。
是非町歩きをしながらウィーン観光を満喫されてくださいね!
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