我が家の家計の見える化と貯蓄の自動化を支えるサービス

家庭を支える技術Advent Calendarエントリー16日目です。
今日はみんな大好きお金の話。
我が家の家計の見える化と貯蓄の自動化を支えるサービスや、気をつけていることを共有します。

我が家の家計運用フロー

我が家では、以下の図の流れでお金が回っていきます。

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  1. 月初に事前に取り決めた金額を共通口座に移動する
  2. 共通口座から一定額を自動積立でWealth Naviへ移動
  3. 生活費は可能な限り共通口座に紐付いたクレジットカードで支払う。
    不可能な場合のみ、現金で決済する。
  4. 月末に立替分を精算し、翌月初に取り決め額から立替分を差し引いた金額を共通口座に移動する。

このあたりはどの家庭でもやっていることだと思いますので、この中で楽をするために特に重要な要素だけ取り上げていきます。

住信SBIネット銀行

共通口座は住信SBIネット銀行にしました。
振込手数料が月数回まで無料(ランクによる)などの種々のメリットがあることや、同じようなケースで、実際に使われてる方が多かったことも理由の1つです。

インターネットバンキング

嫁氏がインターネットバンキングの設定をしていなかったので、頼み込んで設定してもらいました。
これにより、月末月初のお金の移動が自宅でできるようになり、続けやすくなりました。
嫁氏的にも、いつでも残高が見られるようになったのは良かったようです。

Money Forward

我が家では、全てのお金の流れを可視化するために、 以下の情報を全てMoney Forwardに紐付けて管理しています。

  • 各自の銀行口座
  • 共通の銀行口座
  • 各自のクレジットカード
  • クレジットカード(家族カード)
  • Wealth Navi

Money Forwardに全て紐付けた状態なので、銀行振込やクレジットカードでの買い物は自動的にMoney Forwardに記録され、現金での買い物のみ月末にMoney Forwardに登録すれば良いようになっており、非常に楽にお金の移動が把握できるようになっています。

WealthNavi

住信SBIネット銀行から一定額をWealthNaviに積み立てるようにしています。 THEO、FOLIO等ありましたが、WealthNavi for 住信SBIネット銀行があったこと、 Money Forwardへの対応が早かったことから現在、WealthNaviを使っています。
入金額から10%以上マイナスになったら全額引き上げるというルールで、基本放置で運用しています。

1Password.com(1Password Families)

嫁氏とは共通口座やMoney Forwardなど資産系のほぼ全ての情報を共有で管理していますが、それらの情報のセキュリティレベルを低く管理するのが怖かったので、嫁氏にお願いして1Passwordを覚えてもらいました。
(それまで嫁氏は同じパスワード使いまわす系の人で、↓これを地で行く感じの人でした。。。)

https://www.ipa.go.jp/security/keihatsu/munekyun-pw/sp/slideshow/img/image-03.jpg

家計管理で気をつけていること

ここまでは家計の可視化、貯蓄の自動化を進める上で利用しているサービスに言及してきましたが、ここからは家計を管理する上で気をつけていることについて共有します。

最初から頑張りすぎない

継続的インテグレーションテスト駆動開発と一緒で、最初から完璧な管理しようとすると、自分で上げたハードルが高すぎて続かなくなります。
なので、最初は続けられることを重視し、続くようになったら少しずつ改善していっています。

単位あたりで考える

一見、高額な投資についてはその金額の多寡で決めてしまいがちですが、1日あたりや1回あたり、といった単位あたりで考えるようにしています。
最近だと、肩こりがひどい嫁氏からお高い枕(¥18,000)の購入申請がありました。
枕としてはかなり高いですが、1年で使わなくなったとしても1日あたり約49円。
肩こりが改善するかもしれない枕に払える額という結論になり、購入することにしました。
このように総額を単位あたりで割り返すと、総額だけで判断してしまう悲劇は少なくなるかと思います。
(直近のキャッシュフローに影響しない範囲に収めることは当然ですが)

生活環境への投資、仕事上必要なものは家計から

生活環境への投資、仕事上必要なものは全て家計から出すようにしています。

最近だと、以下のものは全て共通の家計から出しました。

  • 良い枕
  • ビジネス書
  • 嫁氏用作業机
  • 仕事用のスーツ、パンプス
  • 化粧品

生活環境への投資は、購入による受益者が1人であっても、めぐりめぐってもう1人も何らかのメリットを享受できるだろう、という考えから家計からの出費としています。
仕事上必要なものについては、負担の平準化という観点と、投資を行いそれが回収できるのであれば各自の口座ではなく、家計から出しても良いという考えのもと、家計からの出費としています。

良かったこと

家計の可視化

ここまで紹介したようなやり方で家計管理した結果、圧倒的に楽に家計が可視化できるようになりました。
食費が上がった月も、それが以下のどちらの要因で引き起こされたものかわかるようになりました。

  • 自炊の材料費が高い
  • 仕事が忙しくて自炊の余裕がなく、外食によって引き上げられている

どんどん貯まる貯蓄

幸い、WealthNaviもそれなりにプラスの成果を出してくれていますので、貯金増やそう!と頑張らずとも貯蓄が増えていく状態ができています。

辛かったところ

メリットが多いようですが、導入に際しては辛いところもありました。

品目分けのルールのすり合わせ

元々、自分が個人で使っていたMoney Forwardを嫁氏と共有して使っているのですが、

  • 食費の分け方は「自炊の材料費」 / 「外食」の2つのみか
  • 飲み会の支払いは何になるのか
  • 調理器具もキッチンペーパーも全て日用品か?より細かい分類が必要か?

みたいなところを細かいオレオレルールで運用してたので、何をどういう分類にするか、という意識・ルールのすり合わせが大変でした。

クレジット決済だとテナントごとの明細がとれない

これはどうしようもない問題ですが、ららテラスやグランツリー武蔵小杉のようなショッピングモールでクレジットカード決済で買い物を行うと、

のようにテナント名でしか表示されないため、分類に困ることはありました。
この問題については、こういったショッピングモールで買い物をしたタイミングでMoney Forwardに詳細をメモを記入する、という方法で対応しています。

まとめ

今日は我が家の家計管理について紹介してみました。
ここで紹介していない内容で、何か便利なものがあれば教えていただければと思います。