トットちゃん! #55[解][字] 2017.12.15

1512月 - による admin - 0 - 未分類

どの方も心を開いて私にお話をしてくださいました。
あのお優しさを私忘れません。
それではまた次回。

(徹子の声)パパの事を思い出してしまって…。
徹子の父黒柳守綱はその年の春他界していました
バイオリンを弾いている時のパパは本当に素敵だった。
本当に…。
(徹子の声)だから兵隊さんになったパパを見た時はショックだったわ。
お父様ご不浄はどこ?
(守綱)あっちの奥だよ。
行ってくる。
(徹子の声)私あの時とっさにママとパパを2人っきりにしてあげないといけないって思ったの。
いい子だね。
満州で終戦になってシベリアに抑留されている時もバイオリンを弾いていたんですって。
「ソ連兵のためにも日本兵のためにも心を込めて弾いた」って言ってたわ。
戦争に疲れた人間の心を癒やせるのは芸術だけだ。
そう言ってたわパパも。
でも子供みたいなところもあったの。
病院で最後にママに言った言葉は…「ママ僕死ぬの?」だったんですって。
そうか。
ベートーベンの最後の言葉は「喜劇は終わった早く幕を」でしょ?ゲーテは「もっと光を」でしょ?でもパパの最後の言葉は随分あどけなかったの。
純粋で卑しいところのない少年のような人だったんだねテツコのパパは。
ええ。
(守綱の声)トット助。
パパ…!ママを頼んだよ。
寂しい時は夜空を見上げて『きらきら星』を口ずさんでごらん。
パパがそばに降りて行くから。
トット助はパパの誇りだ。
徹子は昔からパパに褒められると最高に嬉しくなったものです
なぜならパパは厳しい人なのでパパが褒めてくれるならそれは本当に素晴らしい事なのだと心から信じられたからです

(演奏)
(祐介)いつもそばにいられなくて残念だよ。
パパが亡くなった時もテツコを支えてあげられなかった。
離れていても一緒にいるわ。
私祐介の愛情を疑った事はないの。
離れているから他の女の人に奪われちゃうんじゃないかって心配した事もない。
それは僕もないよ。
私ね人の不幸は相手を疑う事から始まると思うの。
だから私ね一度信じた人は疑わない。
信頼こそが幸せのもとだもの。
それがテツコの人生哲学だね。
ええ。
地球の裏側にいても私はあなたの事を愛しているしあなたを心から応援しているわ。
強いなあ。
テツコだもの。
意味がわからない。
私もよくわからないわ。

(ピアノ)
(拍手)
その夜なぜか祐介はカーテンコールに応える事はありませんでした
(シノハラ・マリ)なぜかナーバスになっています。
演奏の出来は悪くなかったでしょう?ええ。
でも今夜の首相とのディナーはキャンセルしました。
えっ!どうぞ勇気づけてあげてください。
ツアーはまだ続くのでこんな事が続いては困るんです。
(ノック)素晴らしかったわ。
甘いもの召し上がらない?私も食べよ。
心配しないで。
僕は大丈夫だから。

でもこの時祐介の体の中で今までと違う何かが起きている事を徹子は感じていました
それからも徹子は祐介が心配で寸暇を惜しんでヨーロッパのツアーを見に行きました

(拍手)
(ピアノ)
徹子の心配は杞憂に思えました
いつまで寝てるんだ。
怠け者〜!「私はね59年も女やってるのよ」「理解出来ない嫁なんかいませんよ!」むちゃくちゃですねこのお姑さん。
野際さん最高。
離婚して自由になった野際陽子さんにも第2の黄金時代が訪れていました
野際さんは嫁姑もののドラマで大ブレークしたのです
フフッ…あら本当。
この頃から野際さんとのお付き合いが再開
『徹子の部屋』にも出演してくれるようになりました
アナウンサーをしていらした時にお家に泥棒が入ったってお話してくださらない?え〜その頃私の給料が1万3500円で食券が1500円あって合計で1万5000円でしたのね。
そこで私の月給日に…。
月給日に。
こう落語を聞きながら夜の8時頃布団に腹ばいになって家計簿っていうか小遣い帳をつけてたの。
フフフフ…もうおかしくなっちゃった。
そしたらねベニヤのドアがスッと開いて誰かな?と思ってフッて見たら若い男が立ってるの。
見た事もない男。
それで「なんですか?」って聞いたらねいきなり手ぬぐいを取ってナイフをバッて出してきたの。
もう私ね本当に黒柳さんみたいな声で「キャー!」って叫んだの。
で悲鳴を上げながらあっすごい声だなって思ってでも騒いだら殺されるって思っちゃったのね。
怖かったでしょうね。
もうガタガタガタガタ震えてもうどうしようかと思ってとっさにね「何が欲しいの?」って聞いたの。
そしたら「金出せ」ってね。
まあそりゃそうだろうと思って。
そこは読みが当たったから「いくら欲しいの?」ってガタガタ震えながら聞いたの。
とにかく黙ってる事が怖いのね。
そしたら向こうも一瞬ウッて詰まって…。
「いくら?」なんて聞いたの?向こうも「いくら?」なんて言われると思ってなかったんでしょうね。
ウッてなって「200円」って言うの。
それで「わかった。
じゃあ1000円あげるからあなたの事警察には言わないから1000円持ってってちょうだい」…。
徹子はこの泥棒の話が大のお気に入りで野際さんが『徹子の部屋』に出演する度にこの話を希望し野際さんも「また?」とあきれながら幾度も語ってくれたのでした
NHK名古屋の野際陽子宛てにその人からはがきが来たの。
「あんな事をして本当に後悔している」「きっと働いて返すから待っててくれ」って誤字だらけの汚い字で。
それで最後にね「後悔している悪魔より」って書いてあったの。
「後悔している悪魔より」…。
まあどうも楽しいお話。
ではここでちょっとコマーシャル。
(観客の笑い声)
一方渥美清さんは毎年お正月とお盆に公開される『男はつらいよ』シリーズが記録的大ヒット
すでに47作をも数えていました

(発信音)
(渥美)「お嬢さんお元気ですか?」「僕はもう駄目ですけどお嬢さんは元気でいてくださいね」「無事是名馬。
元気が一番です」無事是名馬か…。
でもこの留守番電話以降なぜかお兄ちゃんとは連絡が取れなくなってしまいました
脳腫瘍が出来るとどんな症状が出るのかしら?どうして連絡くれないの?
(渥美)いろいろあるんですよ。
好きよ祐介…。
2017/12/15(金) 12:30〜12:50
ABCテレビ1
トットちゃん! #55[解][字]

辛く困難な時代を明るく前だけを向いて駆け抜けた、黒柳徹子とその家族の激動の昭和史を笑いと涙で描く!「窓ぎわのトットちゃん」の時代から国境を越えた恋まで初映像化!

詳細情報
◇番組内容
ニューヨーク留学中の徹子(清野菜名)のもとに、NETテレビ(現・テレビ朝日)から新番組『13時ショー』のメイン司会のオファーが届き、徹子は帰国を決意。やがて番組は形を変え、1976年2月2日『徹子の部屋』がスタート!そんな中、徹子は自らの少女時代を描く『窓ぎわのトットちゃん』の連載を開始。一方では忙しい仕事の合間を縫い、ヨーロッパで活動するカール・祐介・ケルナー(城田優)のもとを度々訪ねていたが…
◇出演者
清野菜名、松下奈緒、山本耕史
城田優、真瀬樹里、野村麻純、山崎樹範
◇原案
黒柳徹子
◇脚本
大石静
◇演出
青木達也
◇主題歌
福山雅治『トモエ学園』(アミューズ/ユニバーサルJ)
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎(テレビ朝日)
【プロデューサー】服部宣之(テレビ朝日)、角田正子(クリエーターズマネジメント)、菊地裕幸(クリエーターズマネジメント)
【協力プロデューサー】田原敦子(テレビ朝日)
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/totto/

☆Twitter
 https://twitter.com/totto_tvasahi

☆Instagram
 https://www.instagram.com/totto_tvasahi/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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