miyagikyo_blend_今回は、ニッカの宮城峡蒸溜所限定ブレンデッドウイスキーを飲んでみます。

ニッカは余市、宮城峡それぞれの蒸溜所で限定販売しているウイスキーがありますが、その中でも最も安いブレンデッドウイスキーを8月にリニューアルしました。

このボトルでは、宮城峡モルトにカフェグレーンをブレンドしたものとなっています。

今回のボトルも、本来なら宮城峡蒸溜所でなければ買えません。しかし、近所の酒屋さんに置かれていたので買ってしまいました。

早速ストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は淡い琥珀色、香りはマスカットと青リンゴをほのかに感じます。

口に含むと、アルコールの刺激は少なく、先ほどの青リンゴ、マスカットが口に広がります。後になると軽くピート、カカオを感じます。

味わいはほろ苦さを持ちながらも、フルーツの酸味が軽く訪れます。

ロックにすると、ゴムが先に感じられ、続いてレーズン、リンゴ、ドライマンゴー、カカオが香ります。

味わいはビターが落ち着いた感じで、甘さが表に現れてきます。

最後にハイボールにすると、レーズンが前に出てきて、リンゴがそれを取り巻くような香りです。
味わいは、比較的甘さが目立っていて、とても飲みやすいものになります。

宮城峡のシングルモルトと比べると、スモーキーさが抑えられた分、フルーティで飲みやすいブレンドに仕上がっている印象です。
特にストレートとロックでは性格が変わるので、好みに応じて2種類楽しめるイメージです。

700mL、アルコール度数40度、価格は3,000円ほどのようです。
お土産として買うにしても、比較的万人受けするように思えます。

<個人的評価>

  • 香り B: ストレートでは青リンゴとマスカット、ロック、加水ではそれぞれ熟成した香りに変わる。
  • 味わい A: ノンエイジながら、アルコールの辛さが少ない。ビター、酸味がメインだが、加水で甘くなる。
  • 総評 B: 宮城峡のお土産としてはうってつけでは?