11月24日、振り替えで休みになった娘と鎌倉に行って来ました。
急に思いついたので、どこを回るかは娘に任せることにして。
鎌倉に向かう電車の中で、きんさんの訃報を知りました。
この日は悲しくなるほど綺麗なブルーの空で、見上げるときんさんの笑顔が浮かびました。
きんさん(id:kinsankinsan)。私はいつか、きんさんと一緒にどこかの街を散歩したいと思っていたの。
だからこの日は、きんさんを想いながら鎌倉の街を歩きました。
娘のリサーチによると出汁巻き玉子の美味しいご飯やさんがあるらしく、まずはそのお店を目指しました。
ところが、その曜日に限ってランチ営業がなく、夜からの営業との事。
ネットには書いてなかったのにね…
娘とランチをしようとすると、かなりの高確率でこのような目にあうのです。
「またか」と顔を見合わせながら、仕方なく他を探します。
あーでも熱々フワフワの出汁巻き玉子、食べたかったな…
歩いていたら、これも娘が食べたいと言うモンブランのお店がありました。
場所はこことわかったから、まずはランチをしましょう。
平日だから少しはましかと思ったのに、鎌倉は平日でも人でいっぱい。どのお店の前にも長い行列が出来ていて、人気のメニューは終わっていたりします。
食べ物にだけは飽くなき探求心を燃やす娘。
なかなか入りたいと思うお店が見つかりません。
「あっ!」
娘が、この看板に反応しました。
ここも気になっていたお店なのだそうです。
自家製天然酵母のパン屋さん「KIBIYAベーカリー」です。
娘があれもこれもとトレイにのせている間、私はお手洗いを借りました。
古い建物をリノベーションした、とても可愛いお店でした。
この猫のグッズもたくさんあって、何でもかんでも欲しがる娘と呆れる私。
そうこうしているうちに2時を過ぎていて、いよいよランチ難民の私達。
空腹でフラフラ歩いていたら、肉屋さんがありました。
お二階でステーキランチがいただけるそうです。
肉屋さんのステーキなら間違いないでしょう。お値段もはるのですが、たまにはいいか…
二階に上がってまだランチは大丈夫かと聞くと、もうすぐラストオーダーですがそれでも良ければと言われて入りました。
良かった~。
部屋は和室の個室で、ちょっとドキドキしました。
「肉の石川」の和牛ステーキ御膳。
ステーキというと鉄板でジュージューと思っていたのですが、まさかの塗りのお重入り。
たっぷりの葱の上に、赤身なのにとろける柔らかさの和牛ステーキ。和風のたれがあんかけのようにトロリとかかっていました。
彩りの美しい鎌倉野菜のサラダ
新鮮なお造り
デザートのフルーツ
葡萄の皮がむいてあるのを初めて見ました。
「肉うまっ!」「刺身に菊じゃない花が!」「葡萄の皮が!」と大騒ぎしながらの高級ランチ、大満足のお味でした。
娘は「父へのお土産(口実)にカツサンドを買いたい」とか言うし、赤ワインも飲むしで母の財布はもうカラよ…(>_<)
お腹がいっぱいなので、鶴岡八幡宮。御朱印をいただきに。
前に来た時は工事中だった参道が、きれいに出来上がっていました。
初詣にはこの通りが大勢の人波になるのでしょうね。
何枚撮り直しても左側に濃い影が出来てしまうのですが、澄んだ空が本当に美しい散策日和でした。
そしてそして、モンブラン。
「レ・ザンジュ鎌倉本店」です。
ところが、何という事でしょう。
お目当てのモンブランは売り切れでした。
「不吉な予感はしたんだよね~」と娘。
そんな予感は微塵もしなかった私。でも考えてみたらここは鎌倉。当然といえば当然ですね…
先に入ればよかったね。日経新聞モンブランランキング2位だという、和栗モンブランを食べてみたかった…
でも、せっかくなのでイートインしてきました。
私は、ポワールキャラメルとレモンティー。
娘は何だっけ?
モンブランがないショックで2個食べていました。太るぞ…
ティーカップとお皿はウエッジウッドのグレンミスト。
この柄も廃番なので、久し振りに出会いました。
鎌倉マダム御用達のケーキ屋さん。クラシックな雰囲気で素敵でした。
ドタバタな日帰り旅でしたが、とてもいい思い出になりました。
次はもうこんなにたくさんは歩けないと思うけれど、春になったらまた行きたいと思います。