私は相撲を見ない。スポーツとして面白くないからだ。
また、私は相撲を国技とは認めない。はっきり国技と規定した文書は無いと聞いたことがあるが、国技館でやっているし、大概の日本人は国技だと思いこんでいる。しかし、そもそも相撲のルーツは現在のモンゴルで、楽浪郡から日本に連れて来た奴婢を戦わせた格闘技に始まる。 ここで何が言いたいのかというと・・・ 今騒いでいる「角界の暴力事件」 貴ノ岩がスマホをいじくっていたら、日馬富士が怒ってカラオケのリモコンか何かで殴ったというもの、貴ノ岩の頭皮が破れて、その傷口をホチキスで縫った写真が痛々しい。スポーツ選手は体が丈夫だと思われているせいか、一般人が考えるよりかなり酷い暴力が安易に実行されるようだ。「かわいがり」などと言っているが、中学生のリンチと同じで、寒気がする。
私は、こういう虐待を「かわいがり」などと言う相撲取りの連中も嫌だが、これを決して虐待とは言わせないテレビ製作者も嫌だ。日本人の腐敗した精神を見るようで、テレビから目をそむけてしまう。 実は、この連中、3年くらい前に私を訪ねて来た。白鵬と日馬富士の他は名前も知らない力士だった。私は(憲法改正の話などで)大変忙しい時だったので、彼らにその旨をはっきり言ったのだが、彼らは機嫌を損ねたのか、断った後も4、5回押し掛けて来た。押し掛けて来たが、用件は最後まで言わなかった。 もう一度言うが、私は相撲を見ないので、彼らの名前も知らない。名前も知らない興味も無い人間が、承諾なく来て、また来て、さらに来て、挙句の果てに彼らは私が快く迎えてくれないと不満を言い、私が礼儀知らずだと言い、それをスマホで誰かに話していた。
今回の事件は貴ノ岩の頭の傷痕を見れば確かに障害事件で、誰が被害者か明白だが、私はこの相撲取りたちの誰にも同情しない。私はこの事件が起きた飲食店の店主と同じ立場である。ただ、こいつらが大人しく飲んで帰ってくれたら良かった・・・と思うのである。
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