社会
主役の「鵜」捕れず 神事のみの「鵜祭」
(石川県)
「鵜」の動きで来年の吉凶を占う気多大社の「鵜祭」。ことしは、主役の鵜が捕獲できず神事のみが執り行われた。気多大社まで鵜を運ぶ予定だった3人の鵜捕部。その手には、鵜籠はない。3年前と5年前にも捕獲できず、主役がいないまま、例年通り未明に神事が行われていた。ことしは、早めに神様に報告したいと日中に行われ、来年は、鵜を捕獲できるようにと願った。関係者によるといつもの捕獲場所が台風で木が倒れたり、がけ下にハヤブサが棲みついて鵜が生息しずらくなっているという。文献では、捕獲できず、神事自体を行わなかった年もあるという。
[ 12/15 21:13 テレビ金沢]