パワフルな両輪駆動の電動バイク、その名も『2×2』!オフロードに乗り出したいぜ
世の中の自転車やバイクのほとんどは後輪駆動だが、ごくまれに地面とのトラクションを増すために両輪駆動方式を採用する車両もある。米オレゴン州の「UBCO」は、そんな両輪駆動バイク『2×2』の2018年モデルを発表した。しかもこちらは電動だ。現在、仮予約を受付している段階で、価格は6999ドル(約78万円:税、送料別)となっている。
中央に搭載されたバッテリーと前後ホイール内蔵のモーターとの組み合わせは、最高時速30マイル(時速約48km)での走行を可能とするのだそう。巡航距離も120kmと、電動バイクとしては必要十分なスペックと言えよう。
タイヤは全地形対応タイプ。そして衝撃を和らげるサスペンションも前後に装備されている。これなら街乗りだけでなく、オフロード走行だって楽しめるのではないだろうか。前後LEDライト、方向指示器、ナンバープレートの取り付けが可能なので、米国では公道走行を想定しているはず。
ハンドルバー中央部のディスプレイでは、走行スピードや距離、出力、バッテリー残量や残りの走行可能時間が確認できる。スマホ向けアプリとの連携でも、これらの情報を確認したり車体のコントロールが行える。
さらにハンドル下部にはUSBポートや12V出力のシガーソケットを装備。さまざまなデジタルガジェットが充電可能なだけでなく、車載用のアクセサリも利用できる。
容量48Ahの大型バッテリーは取り外し可能で、付属のACアダプタを接続して自宅でも充電できる。充電時間は6〜8時間ほどだそうだ。
魅力的な電動バイクではあるのが、残念ながら現時点ではアメリカ、ニュージーランド、オーストラリア以外での販売は予定されていない。個人輸入などで日本へと持ち込んだとしても、ナンバープレートの取得や免許の保持、ヘルメットの装着などが必須となるだろう。