ジャーナルからまだ出版を許可されていなかったのに驚く。査読に数年もかかるとは驚きだ。天文学・宇宙物理学の業界(物理学全体でも多分同じ)では、ジャーナルのエディターから査読を依頼されて引き受けたら1ヶ月以内のレフリーレポートの提出が強く推奨されている。学問としての数学の世界の時間感覚は果てしない。

元論文眺めてみました。一言で言うと、なるほど、わからん。望月教授自身の論文を重ねて、ほぼゼロから証明のための準備作業を重ねて、その準備の上で証明しているので、査読しようにも、簡単にはできそうもないことがみてとれます。数学者でも膨大な時間がかかるはず。査読するにも、査読者に膨大な時間投資が必要なことが時間がかかっている理由かと。
ちなみに、その内容の正しさが正式に認められることになる。、という表現は不安になります。数学だと、そういうものなのでしょうか。社会科学は少なくともそうではないので。

日本人の京都大数理解析研究所の望月新一教授が今世紀の数学史上、最大級の業績とされる数学の超難問「ＡＢＣ予想」を証明したとする論文が、国際的な数学の専門誌に掲載される見通しになった。これは素晴らしい。業績としてはノーベル賞受賞にかなり近いもののようだ。

数学の分野はそもそもその正しさを検証できるひとが少なく（世界初の業績なのだから当たり前）、査読に膨大な時間がかかるそうです。面白いですね。

内容は理解できませんが、快挙のようです。望月新一先生おめでとうございます。

大場さん教えて!!

すごい、尊敬します。
日本の数学・科学分野での研究が、大学の予算不足などで今後衰退しないことを切に願います。