困った。日本語が読めなくなり始めた。どうも最近人の書いた文章や人が喋った言葉をパッ、サッ、スラッと一読や一聞でしっかり理解できないことが多い。
読みなくなり始めたというよりは、もともと実は読めていなかったように思える。
具体例で表してみようと思う。以下は適当にググった結果見つかった文だ。
過換気症候群(かかんきしょうこうぐん、英語: Hyperventilation syndrome, HVS)とは、精神的な不安や極度の緊張などによって過呼吸になり、血液がアルカリ性に傾くことにより生じる症状である。呼吸性アルカローシスとなり、四肢の痺れ、動悸、目眩等の症状が起こる。過呼吸症候群(かこきゅうしょうこうぐん)とも称されるが、一般に「過呼吸」と称されるものとの違いは原因が「精神的な不安」にあることであり、過呼吸症候群は呼吸を多く必要とする運動の後に起こるという点が異なるが、発症後の症状はほぼ同じである。
読んだ後「はい、では過換気症候群とはなんですか?」と言われたら絶望する。
過換気症候群は症状である。呼吸性アルカローシスになるらしい。四肢の痺れ・動悸・目眩が発生。過呼吸症候群との違いは精神的な不安
もう1度読み返し。
過換気症候群とは精神的な不安や極度の緊張などによって過呼吸になりそのあと四肢の痺れ・動悸・目眩等の症状が発生するものである。過呼吸とは精神的な不安という面で違う。過呼吸は主に運動の後で起こる
過換気症候群 ← (精神的な不安・極度の緊張 → 過呼吸 | 呼吸性アルカローシス → 四肢の痺れ・動悸・目眩、ハイパーベンチレーション=シンドローム)
これでようやく読めたっていうようになる
次の例。
ジャボチカバは樹高10mほどになる常緑性の高木です。白い花が幹から直接咲き、直径2~3cmほどの大きさの実はブドウの‘巨峰’そっくりで、味もブドウに似ています。春から秋に数回実をつけますが、夏は開花・結実を休む傾向があります。成長はやや遅いですが、幹が太くなるにしたがって収穫量が増大し、原産地のブラジルでは一度植えれば孫の代まで収穫できるといわれています。鉢植えでもよく結実し、耐寒性も強いので、家庭で楽しむのにおすすめです。
一読ではこんなかんじ
「樹高っていう言葉があるんだ」
「常緑性ってなんだっけ。いつもみどりってことか」
「幹から直接咲くっておかしくね??? あっ、そうかブドウじゃなくて木なんだ」
「結実???そういえば、何をもって結実といえるんだろうか。結実の直前は何」
読み返しと、ググって自信のないワードの意味の補強。ちなみに高木は5m以上の木のこと
ジャボチカバは木の高さが10mの、一年を通して葉がついている木。幹から白い花が咲く。実は2~3cmほどの巨峰みたいなやつ。味もブドウ。春から秋にかけて数回実がなる。夏はサボりがち。
成長は遅い。幹が太くなると収穫量が増えて原産地のブラジルでは孫の代まで収穫できる。家庭の鉢植えでも結実するし耐寒性も強いのでおすすめ。
ここまで読むとソラで言えるようになる。
ジャボチカバ → 10m → ずっとはっぱ。白い花ぶぁあああああ→幹からビー玉ぐらいのブドウぶわああああ
春ーーーーーー秋
↑夏はさぼる
もう最近ずっとこんなかんじで読んでる。
みんな日本語どうやって読んでるの?
そんな知らない単語がいっぱい出てくるような文章を読んでない 例に挙がった文を自分で読むとしたら、たぶん似たようなステップになるけど、高木の定義とかあんまり気にしないで適...