これで書けるのかな、これで匿名になってなかったら笑える。
新しい世界に飛び込んでいろんな人と知り合って、気に入ってもらえて、他人が求めるわたし像ってきっと明るくて面白くてエネルギッシュなわたしなんだろうなって思って必死で泳ぎ続けてきたけど疲れた。
別に誰にも求められてないサービス精神を勝手に発揮して溺れただけなんだけど。
心身ともにボロボロになるくらい、たぶんわたしにとって強烈過ぎてわたし自身がわたしの自尊心を木っ端微塵にしちゃうような人と付き合いがたぶん終わった。
外面がいいその人が、裏ではこんなこと言ってるよって何度も暴露したい衝動にかられた。
今でもほんのちょっとだけ、その人がわたしに送ってきたメールのスクショをSNSで公開したらどうなるんだろうって悪いこと考えたりする。
その人は全然わたしのことを大事に思ってなかったし、わたしのことを好きだよって言ってたけど全然好きじゃなかったと思う。
わたしがボロボロになったのはわたしがその人から離れることを選ばなかったせいだし、別にその人のことを憎んだりしてるわけじゃない。
会えてよかったなと思うから、結局わたしはその人の裏の顔みたいなものはちゃんと墓場まで持っていこうと思う。
ボロボロになる前から、なってからも、ずっとつかず離れずのところでわたしを気にかけてくれてる人がいた。
その人がいなかったら今わたしはまだボロボロになっても、わたしを時にボロ雑巾みたいに扱う人に執着してたかもしれない。
知り合った時からなんだか一緒にいるとつい笑みがこぼれて、自分のキャラを無理に作らなくてもよくて、なんだか落ち着く人だった。
気づいたらその人と一緒にいる時間が増えて、その人のことが気になるようになってきたとたんに相手のわたしに対する熱のようなものが冷めたように感じた。
途端にその人に対してどうしたらいいのかわからなくなってしまった。
意識するまでは平気で酔っ払って呼び出したり、声が聞きたいなって言ったりできたのに。
わたしは好きだった人と、好きになりそうだった人を同時に失うのかもしれないなって思った。