12月15日
スター・ウォーズ/最後のジェダイ
遠い昔、遥か彼方の銀河系で・・・
デンッ!!!♪
はい~とうとうこの日を迎えることになりました!世界40億人(ホント!?)が待ちに待った「スターウォーズ」の最新作がついに公開でございます!!!
レイとルークが出会ったところで幕を閉じた前作「フォースの覚醒」から2年。今回はその後を描くということで、一体どんな物語へと進んでいくのか、早く見たくて気が気じゃないんですけども!!
予告編解禁後、あらゆる媒体で展開の予想や考察をする者もいれば、一切情報を入れないようシャットアウトしている者と、皆それぞれがそれぞれの期待と思いを抱きながらこの日を待っていたわけです。
全くSWシリーズに関心の無い人、どうか我々の馬鹿騒ぎを温かい目で見守ってくださいw。もしご興味があれば、私達はいかなる場合も受け入れますから!
ハイ、前置きはこれくらいにして、早速観賞してきましたよ!最速上映で!!!
フォースと共にあらんことを!!!
作品情報
10年ぶりに「スターウォーズ」新シリーズとして爆発的大ヒットを記録した「スターウォーズ/フォースの覚醒」。その語を描いた続編がついに公開される。
シス、帝国軍と形を変えてきた悪の存在は今回ファースト・オーダーとして銀河の独裁をもくろみ、それに抵抗するレジスタンスは新たなる希望を武器に、壮大な攻防戦を展開していく。
そしてジェダイの唯一の生き残り、ルーク・スカイウォーカーを探す冒険は、大きな犠牲を受けつつも無事発見し、前作のラストシーンで主人公レイとルークはついに対面する。
この出会いからどんな物語が描かれるのであろうか。
誰も見たことのない“衝撃”のスターウォーズがついに幕を開ける。
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あらすじ
『フォースの覚醒』のラストシーンで、万感の思いを込めてルーク(マーク・ハミル)にライトセーバーを差し出すレイ(デイジー・リドリー)。彼女をじっと見つめるルーク。そこに言葉はない。観る者の胸を感動で満たし、同時に様々な想像をかき立てずにはいられなかった、このラストシーン。――そして物語は、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』へと受け継がれる。
伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーとめぐり逢ったレイが知ることになる驚くべき真実とは? なぜカイロ・レン(アダム・ドライバー)はダース・ベイダーを受け継ごうとするのか? さらには、レジタンスを率いるカイロ・レンの母親レイア(キャリー・フィッシャー)と、ポー(オスカー・アイザック)、フィン(ジョン・ボイエガ)、BB-8らレジスタンスたちの新たなるミッションとは? そして、タイトルの“最後のジェダイ”が意味するものとは?
――知られざる秘密が明かされるとき、さらなる謎が生まれる。(HPより抜粋)
監督
前作「フォースの覚醒」のJ.J.エイブラムスからバトンをうけ、今作を手掛けたのはライアン・ジョンソン。
野球かバスケの選手みたいな名前ですが、映画監督ですよ~。
彼の作品といえばご存知「LOOPER/ルーパー」。
殺すべき対象が30年後の自分、というひねりの聞いた設定と巧みな脚本で、SF映画ファンをざわつかせたであろう1本。
自分も公開年の個人的ベストに入れたほど面白かった作品でした。
現在と未来の自分が鉢合わせることに、また過去と未来を行ったり来たりするとちょっとややこしくなることもありますが、そんなことも忘れさせてくれるほど順を追って描いてること、広大な畑を前にしてもSFになっている展開、心理描写もいいし人間ドラマとしてもしっかりしてる。ガジェットもカッコいい。
そして強烈なインパクトを与えたキーマンで、超能力をもつ男の子シド!。君が一番怖かったよ・・・。ウソつき!ウソつき!ウソつき!って。お母さんよくトラウマにならないなぁ。
どう考えても、ジョセフ・ゴードン=レヴィットの30年後がブルース・ウィリスってかわいそうだなぁ、でもジョセフちょっと頭髪が後退してるからハゲるのは確実かぁ、とか思ってたら、ジョセフの顔が既にブルースに寄った顔になってて、その時点でショックでしたねw
この作品の評価を得てのスターウォーズ抜擢だと思います。頼むぜライアン。
キャラクター紹介
既存のキャラに加え新しいキャラも登場。クソかわいいキャラから素性のわからぬ存在までわかった範囲で説明したいと思います。
既存のキャラたち
左側から順に。
- レイ(デイジー・リドリー)・・・砂漠の惑星ジャクーで孤独に暮らしていた少女。ひょんなことからフィンとハン・ソロと共に宇宙を旅し、やがてフォースを身につけた後、ルークの元へ向かう。
- フィン(ジョン・ボイエガ)・・・ファーストオーダーから離反した元ストームとルーパー。識別番号「FN-2187」。組織の恐ろしさに逃げてばかりだったが、ソロやレイを思い、レジスタンスの作戦に参加。
- ポー・ダメロン(オスカー・アイザック)・・・レジスタンスのパイロット。ルークの行方を捜す際にファーストオーダーに捕まるが、フィンの手助けにより脱出。一時行方不明だったが無事帰還し、スター・キラー破壊作戦の先頭に立つ。
- カイロ・レン(アダム・ドライバー)・・・レイアとソロの息子。本名はベン・ソロ。ルークの元で修行を積むも、スノークの手によってダークサイドへと堕ちファーストオーダー側につく。祖父であるダースベイダーを崇拝している。
- ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)・・・かつて銀河での大きな戦いで多大な功績を反乱同盟軍にもたらしたジェダイ。あれから30年後、ジェダイを育てるためにレイアの息子ベンを預かるも、彼が率いる「レン騎士団」によって機関は壊滅。自責の念にかられたルークは行方をくらまし、惑星アク=トゥーで隠居する。
- レイア・オーガナ(キャリー・フィッシャー)・・・ルークの妹であり、私設軍隊レジスタンスの将軍。フィンとレイを連れてきた夫であるソロに、息子の帰還を託すもフォースで彼の死を悟る。兄の力を借りるためレイを彼の元へ送りだす。
- スノーク(アンディ・サーキス)・・・ファーストオーダーの最高指揮者。顔に大きな傷跡があり、細身で蒼白。極めて冷静に判断しハックスに支持を促す。カイロ・レンをダークサイドへと導く。
- ハックス将軍(ドーナル・グリーソン)・・・ファースト・オーダー将軍。スノークに一目おかれているレをライバル視している。スターキラー基地の指揮を執り、レジスタンスへの見せしめに共和国の首都を壊滅させる。
- キャプテン・ファズマ(グウェンドリン・クリスティ)・・・ファースト・オーダーに仕える女性士官。トルーパー兵を指揮し、レジスタンスとの戦いに従事。フィンによって一度捉えられダスターシュートに放り込まれるといった、見た目のカッコよさとは程遠い活躍だったが今回はいかに。
- チューバッカ(ピーター・メイヒュー)・・・ウーキー族の男性でハン・ソロの宇宙船「ミレニアム・ファルコン号」の副操縦士。レイとフィンと共に、ルークの捜索に参加し、その道中でソロを失う。戦いのあと、レイと共にルークのいる惑星アク=トゥーへ向かう。
- R2-D2(ジミー・ヴィー)・・・主に修理、整備用のドロイドとして幾多の時代を見届けてきた。ルークの失踪後、スリープモードになり口を閉ざしていたが、地図を持ったBB-8が現れると再起動し、ルークの居場所を導く。レイとともに主人の下へ向かう。
- C-3PO(アンソニー・ダニエルズ)・・・知覚生物とコミュニケーションをとるために開発されたドロイド。R2-D2と共に銀河の重大事件を見届けてきた。レイアの下でレジスタンスで情報収集のリーダーとして活躍.。
- マズ・カナタ(ルピタ・ニョンゴ)・・・フォースを感じることができるヒューマノイド種族の女性。惑星タゴダナで城を構え、旅人達のたまり場として解放していた。ルークが持っていたライトセーバーを持っており、レイに託す。
- BB-8・・・レジスタンスのパイロット、ポー・ダメロンに忠実なBBユニット。磁気キャスターで頭部を起こしたまま球状のボディを回転させて動く。時に勇敢に時に臆病な人間味溢れる存在。
今作から登場する新キャラクターたち。
- ローズ・ティコ(ケリー・マリー・トラン)・・・レジスタンス所属の整備クルー。姉・ペイジも砲手として参加している。フィンと共に行動するとのこと。
- アミリン・ホルドー中将(ローラ・ダーン)・・・レジスタンスの中将。レイアに代わって指揮を執るのか、はたまた裏切るのか存在が謎。
- DJ(ベニチオ・デル・トロ)・・・あくまで呼び名とのこと。レジスタンスにもファーストオーダーにも属さない人物で、暗号解読者らしい。フィンとローズをカジノの街カント・バイトへ送り届ける役目を果たす。
- ポーグ・・・ルークが隠遁生活を送っていた惑星アク=トゥーに生息する海鳥。つぶらな丸い目と丸い体を羽毛で覆った生物で短距離なら飛ぶことも可能。好奇心旺盛。
- ウルプテックス・・・惑星クレートに生息する狐のような生物は、惑星の表面にある塩を摂取したことにより体が結晶のようになったとのこと。普段は地下の穴やトンネルで生活している。
- BB-9E・・・ファースト・オーダーに仕える黒いボディのBBユニット。頭部がBB-8とは違いドーム型。
詳細もあらすじも全くわからず、ベールに包まれた内容ですが、レイは、ルークは、フィンは、どういう道をたどるのか。そしてレンは完全なダークサイドへと堕ちるのか。最後のジェダイとは一体誰のことなのか!?
高まる期待を胸にいざ!!!
ここから観賞後の感想です!!!
感想
やっぱり祭りは楽しいね!!
光と闇、善と悪に焦点を充てた、まだ何者にもなれてない者たちの大人への階段を登る物語でした!!!
以下、何を書いてもネタバレになりますが、一応核心に触れずネタバレします。
この空気感が毎度素晴らしい。
東京に住んでいるということもあり、毎回大作映画は新宿で最速上映があるときは必ずといっていいほど鑑賞するのですが、スターウォーズともなると、これまでの大作映画とは比べ物にならないほど、場内の盛り上がりはお祭り状態で、皆それぞれ思い思いのコスチュームで参加したりライトセイバーを振り回したり、上映開始すれば拍手で迎え、ひとたびエキサイティングなシーンが始まれば再び拍手、もちろん上映終了後はほとんどの人たちが席を立たずエンドロールを見終え、再び拍手。
これなんですよね、映画館で見る利点て。皆がその映画を楽しみにしてて同じ空間を共有し、同じ気持ちになれる。
例え、例えですよ?これがつまらなかったと感じても、この空気感を味わえたなら許せてしまうわけで、それがまた思い出となり記憶となり、僕の脳内に心に細胞に刻み込まれることがすごくうれしいことだなぁと。
これを家で一人で見てたらだいぶ印象も変わるだろうし、翌日仕事だとしても見てよかったって気持ちを胸に仕事ができるってもんで、この環境に感謝したいなと今日改めて感じました。
正直な感想
さてさて本題に入りますが、いったいどんな感想だったか。
ルークに会いに訪れたレイ、そのレイを心配しつつも再び逃げることを選択しようとするフィン、未だ悪に染まり切れない自分に苦悩するレン、周りの事を考えずに己の力を過信し無茶な行動を繰り返すポー、この4人の個々のエピソードをつなぎ合わせた本作。
その中で光と闇とは、善と悪とは、ジェダイとは、フォースとは何かを物語に組み込み、主要人物の心の内面にフォーカスをあてることで、より一層物語が深みを増し、今までにないスターウォーズへと変化させた意欲作であり、挑戦的内容にも感じた作品でした。
また、ジェダイマスターであるルークの枯れっぷりからの再び立ち上がるまでの活躍や、レイアが初めて見せるあの力、新たなキャラたちの見せ場、かわいいクリーチャーたちの仕草や行動、時にふと放り込まれてくるユーモア、ダイナミックに繰り広げる空中戦などなど、いつだってスターウォーズは僕らを楽しませてくれる作品だと改めて感じた作品でした。
いつからか僕らはジェダイが正義で光でいいもんで、ダークサイドが悪で闇でワルもんでと決めつけて見ていたんだと思います。
そんな頭の中で勝手に決めつけていた線引きを、今回まだ何者にもなれていない、これから自分はどうあるべきか見えていない主要人物たちを分岐点にたたせることで、全てボーダーレスにし、それぞれがどう進んでいくかを緻密に描いていたと思います。
新たなキャラDJのセリフにもあるように、この世の善悪はカラクリになっていて、誰がどうやって得をしているのかという背景を見せることで、それが正しいかどうかは抜きにして善も悪も操作されているということを描いてるのも特徴でした。
また新3部作の2作目ということで「帝国の逆襲」のような雰囲気もあって、今作を機に今まであったものを全て壊し構築させていく運びになっているのも一つの重要な部分だったように思えます。
その役目を担うのが今回ルークだったわけで、今作は誰よりも主役だったような気がします。
と、こんなことを述べつつも、実際のところ振り返ってみると、「今まで見たことのない衝撃のスターウォーズ」というキャッチコピーに振り回されたせいか、「フォースの覚醒」のような興奮と歓喜を感じるには程遠い作品だった、というのが率直な感想です。
この「衝撃」という部分が何を指すのか、きっとレイの両親の存在が明らかになりそれが今まで出て来たキャラの中の誰かで、フィンもきっとフォースが覚醒して、誰かと誰かにロマンスが芽生えて、などなどビッグなサプライズがきっと描かれるんだ!
そんな衝撃の連続が訪れるんだろうとモンキー的には思ってたわけです。
だが実際ふたを開けてみるとそんなことは一切描かれず。おいおい何が衝撃だ!と若干ふてくされながら見てしまったわけでして・・・。
まぁ他にも不満はあるんですが、それは後半書くとして。
核心までのあらすじ
デスキラーを破壊したことで、レジスタンス側に勝利の活路が見いだせたのもつかの間、総動員で奇襲してくるファースト・オーダー。レジスタンスの基地を見つけ出し総攻撃を仕掛けてきます。
そこへ小さな戦闘機が1機。レジスタンスのパイロットのリーダー、ポーが一人トレットノートに立ちはだかります。
明らかに不利なポーですが、見事にファーストオーダーは彼の作戦にまんまとハマります。小さな戦闘機は標的には小さすぎて素早く、大きな戦艦では撃ち落とすのに困難。そこを逆手に取り、トレッドノートのキャノン砲をひたすら撃ち落とすポー。そこに爆弾を積んだ船が現れ一気に撃ち落そうというポーの作戦でした。
しかし、ファーストオーダーの方が一枚上手で、数で圧倒されてしまう。
最後まで残った爆弾を積んだ船の砲手ペイジ・ティコは命を捨てる代わりに爆弾をトレッドノートに落とすことに成功。
見事勝利したポーは喜びに沸くが、その分多数の犠牲が出てしまったことを考えないポーの行動を問題視したレイアはポーを降格させます。
その場を逃れたはずのレジスタンスは、すぐさま追ってきたファーストオーダーから一目散に逃げ始めますが、カイロ・レン率いるTIEサイレンサー艦隊の攻撃になすすべがありませんでした。
レイアのいる部屋をフォースで感知したレンは、ミサイルのスイッチを押そうとしますが躊躇。別の戦闘機がその場所を狙いレイアは宇宙空間へ放り出されます。
するとフォースの力で何とか船内まで生還しますが意識不明に。
彼女の代わりに指揮を執ることになったボルドー中将は、シールドを張りながら逃げることを選択。
その選択に疑問を感じるポーは反発しますが状況は変わらず。どうすればいいのか模索し始めます。
一方フィンは、レイの事を気遣いながらも再びレジスタンスから離れ逃げようとします。すると整備クルーのローズ・ティコに見つかりスタンガンのようなものであえなく御用に。
姉ペイジを先の戦闘で亡くしたローズにとって、この状況にもかかわらず逃げることを選択したフィンに怒りをあらわにしたローズ。フィンとのやり取りの中で、ファーストオーダーの追跡から逃れ利事が出来る弱点があることに気付き、早速ポーに相談。
元トルーパー兵で戦艦のどこに何があるか把握しているフィンと、エンジニアの腕を持つローズが戦艦に侵入し破壊すればこの追われている状況から抜け出せると考え、ポーはマズ・カナタに相談。
敵艦に侵入するにはコードを解除できる人間が必要で、その人物はセレブ達とギャンブラーたちが集う惑星カント・バイトへ向かうよう指示。早速2人はその星へ向かう。
一方、レイアにルークのいる惑星アク=トゥーへ向かうよう頼まれたレイは、ルークに会うことに成功するも、門前祓いを食らう。
チューバッカと久々に再会し驚く表情を浮かべるルークだが、レイがいくらレジスタンスにとってルークが必要と説明しても頑なに首を縦に振らなかった。
彼の行動をひたすら追いながら説得を試みるレイは、ジェダイの書物がある場所に足を踏み入れる。
フォースが覚醒したとはいえ未だコントロールできないレイに、君は誰だ?と問うルーク。困惑する彼女を見ても一向に要求をのんでくれないルークだったが、ミレニアムファルコン号を訪れると、級友R2-D2と再会。
ルークにとって冒険の始まりだった、過去のレイアによるオビ=ワンへのメッセージ映像を見せられ、レイを修行することを決意する。
フォースとは何かを教えられたレイは、彼女の潜在意識にあった力が覚醒されるや否や、その大きさに驚きルークは修行を中断してしまう。
一人修行の続きを始めると、フォースによって遠い場所にいるはずのレンを感じ、お互いで会話する機会が増えていきます。
レンをひたすら攻めるレイ、それに対し君にも弱さがあるだろうと核心をついて来るレン。いつしか二人は互いが信じあえる存在になりつつあることを理解し始めます。
修行の第二段階に入るころ、ルークがレンを修行していた頃いったい何があったのか問い詰めます。
彼のフォースがあまりにも強大だったためそれが暴走し、寺院ごと破壊され自分も瓦礫の下に埋もれてしまい、いざ外へ出ると何もかもを失ったことに気付いたルークは身を隠したことを告げます。
その後連と再びフォースで会話するレイ。レンとルークの話が食い違うことを知った彼女は再びルークに事の真相を問いただします。実際は闇の力が大きくなり過ぎていたレンを生かしておくわけにはいかないと夜中に仕留めようとしますが、自分の思ってもいなかった行動から我に返り、躊躇していたところをレンに気付かれてしまいます。
レンは師匠に裏切られたと思い込み暴走したのでした。
結果カイロ・レンを生み出してしまたのはルークであり、その失態から彼は身を隠していたことがわかります。
彼はまだ救えると確信したレイは修行半ばにもかかわらずファルコン号で彼の元へ向かいます。
果たして、レイはレンを救えるのか。レジスタンスはファーストオーダーから逃れることができるのか。そしてルークは。
良かった点
いつも通りといいますか、オープニングでの攻防戦はこれぞスターウォーズ!という展開で一気に心を掴まされました。
この「モンキー的映画のススメ」でも散々俺のオスカーアイザックと繰り返し言っている通り、彼演じるポー・ダメロンがいきなり大活躍する姿をいきなり見せてくれるなんて監督分かってんじゃん!!!と大興奮。
前作「フォースの覚醒」ではあまり見せ場のなかったので、これは良かった。てか今回ポーが暴走してかき回しまくるエピソードにかなりの尺を撮って描いてたので是非オスカーファンは楽しんでもらえたらと思います。
ポーはその過信ぶりから、勝つことにばかり執着していて周りの犠牲がどれほどのものなのか全く理解できていなかったんですね。そのことをレイアからたしなめられ、しかも彼女の代わりとなったホルドーからも直接ではないにせよ指摘されていたことに気付き、最後は勝つことがどういうことなのか、希望の火花であるレジスタンスがこれからも戦っていくのはどうすればいいかを理解していく姿が印象的でした。
一番アガッたのは、ヨーダが出てくるということでしょうか。しかもフルCGではなくパペットで。レイの勝手な行動に、そして自分が今どうするべきか困惑しているルークの前に現れ彼を導く姿にファンとしては感動してしまうシーンだったのではないでしょうか。いくらジェダイマスターといえども、ルークも迷える男だったわけで、ヨーダの存在は彼にとっては今でも大きなものなんだなぁと感慨深くなった瞬間でした。
神聖な木を燃やそうと立ち上がるも躊躇してしまうルークにヨーダは、書物なんか下らん!といってしまうのがいいんですよね。失敗を教えるのが師の務めでもある、頭に叩き込んだもの何かでなく目の前にあるものを見つめろと。
これで目覚めるルークのこの後の姿を目に焼き付けてほしいですね。
レイとレンが共闘するシーンもアガりました。まさかこういう展開になろうとは思っても見ず、剣裁きはかつてのスターウォーズに比べると劣ってしまう部分も多々ありましたが、今まで見ることの出来なかったとどめの刺し方とかカッコよかったですね。
ハックス将軍は今回でヘタレキャラ確定になりましたね。小者は使いようによってはいい働きをするとスノークが言っていた通り、見事な小者っぷりを見せコメディリリーフとして大活躍でした。
序盤からポーにハグス将軍と小バカにされ、スノークに影でいい扱いされてることも知らず打倒レジスタンスに奮闘し、スノークがいなくなったことで誰が指揮を執るの?レン!お前じゃねえぞ!ってうわ~フォースヤベ~ごめんなさい閣下~・・・でも引き下がらないぞ!行け軍隊どもよ怯むな~!!ってまたまたフォースの力ヤベ~・・・という流れ。
次回作でもヘタレっぷりに期待です。
不満な点
まず一つ大きく挙げるとするならば脚本です。このエピソード要るか?だったり、結果的に意味ないじゃんというエピソードがあり、ここのエピソードが最後ひとつに繋がっても果たしてこれでよかったのか?と思える出来に不満を感じました。
フィンが敵艦に侵入したのは、ポーの独断によりレジスタンスをファーストオーダーから遠ざけるための作戦だったわけですが、結果的にポーを信用していなったホルドーが本当の作戦を言わなかったためにしてしまった早とちりで、ちゃんとホルドがポーに作戦の概要を伝えていればフィンはあんな無茶をする必要なかったわけで、ポーもクーデターみたいなことをする必要もなかったわけで。
こうなってくると、ここ全部レジスタンスの指揮系統の問題で話がこじれただけで全く必要ないじゃんと。
まぁ、このエピソードがあるからフィンは逃げずに立ち向かう強さを得たわけで、ポーもまた自分の立場を自覚するので、彼らの内面の成長を描くという点では必要だったのかもしれませんが、もっといいやり方があったろうにと。
せめてレイとフィンはもっと近しい存在で描いてくれないと前作での絆が活きてこないし、二人が互いを思うことで成長を遂げるようなストーリーラインでないと続編の意味がなくなってくるというか。
その分レイはレンと対になって何者かになっていく様子を描いてるからいいのか?となるともうフィンは次回作も後手に回っちゃうんだろうなぁ。
そして今回もまたファズマはコマ扱いでかっこいい見せ場が無くて残念でしたw
スノークの存在って何なのか。もんのすごいフォースの力でレイを圧倒したわけですが、隙を突かれてレンにあっさり殺されてしまうというオチ。
最高指導者なのにここで退場ですか?
で、彼がいる真っ赤な部屋がどこか安っぽくて何かショボかったですね。
カント・バイトのカジノが如何にも地球のカジノという雰囲気で全然宇宙っぽくない!やってる人たちは様々な人種がいましたが、今までのシリーズの酒場のようなものは全然違って残念。ここもシリーズと差別化を図ろうとしたのでしょうか。だとしたら失敗だと思います。はい。
これ多分なんですけど、「嫌な予感がする」てセリフありました?なかったですよね?
スターウォーズといえば必ず登場するこのセリフまで排除してしまうのか。どんだけスクラップ&ビルドしようとしてんだ。
他にもまだ言いたいことがありますが、後2回観てから書きたいと思います。
最後に
フォースとはバランスだ。闇が大きくなれば光もまた大きくなっていく。そのバランスは善悪も同じように存在し、シスや帝国軍、そしてファーストオーダーと姿形を変えて現れる悪に対し、共和国軍やレジスタンスという光もまた存在する。
その善悪は古い体制を壊しては生まれ、常に争い、その中で多くの犠牲を生み、本当の勝利とは何なのかを問いかけてくる。そして何者にもなれてないレイたちはそんな戦いの中で本当の善悪を見出していく。
とまぁ、まとまったんだかまとまってないんだかこんな裏テーマだったんではないでしょうか。
しかしながら脚本の弱さ、キャラの描き方などなど挙げればキリがない不満な点があるので、一応スターウォーズってだけで☆5個は確定ですが、それ以上は伸びないですね。
クライマックス以外は避けてネタバレしたわけですが、やっぱり今回に限っては観てから読むのをオススメします。
とりあえず観ましょう。年に1度のお祭りなのですから。
というわけで以上!あざっした!!
満足度☆☆☆☆☆★★★★★5/10