【ニューヨーク國枝すみれ】過激派組織「イスラム国」(IS)は14日、メッセージアプリ「テレグラム」で、トランプ米政権がエルサレムをイスラエルの首都と認定したことへの報復として、米国本土で「テロ攻撃を実行する」と警告した。ロイター通信によると、ISは「お前がイラク、イエメン、リビア、シリア、アフガンで始めた戦争の炎で、お前を焼いてやる。待っていろ」とのメッセージを流した。
ニューヨークでは11日、IS信奉者がマンハッタン地区のタイムズスクエア付近で自爆テロを試みた。10月31日にも小型トラックで自転車専用路に突っ込むテロを起こしている。ニューヨークの日本総領事館は14日、観光客が増える年末年始を控え、テロの標的になる可能性が高い人混みを避けるよう注意喚起した。
テレグラムは情報を暗号化して交信することが可能なメッセージサービスで、テロ組織が利用することが多い。