東海道新幹線の名古屋駅で13日午後8時半ごろ、名古屋発東京行きのこだま684号(16両編成)の車掌が車両のドアを開けるのを忘れ、ホームにいた約200人の客を乗せないまま発車していたことが15日、JR東海への取材で分かった。
JR東海によると、気付いた駅員がすぐに非常停止ボタンを押し、約20メートル進んだところで停車させた。列車は通常の停止位置までバックして戻り、客を乗せ直して定刻より約15分遅れて出発した。
ドアの開閉は最後尾の車両に乗った車掌が行うが、運転士が既に開閉が終了したと勘違いして発車したのが原因とみられる。
当時、同じホームの14番線には台車に亀裂が見つかった車両が停車したままになっていたが、JR東海は「今回の問題とは関係がないと考えている。乗務員の指導を徹底したい」としている。
〔共同〕