太川、ルイルイ　藤吉は涙涙　「路線バス不倫疑惑」で夫婦それぞれ会見

　妻で女優の藤吉久美子（５６）の不倫疑惑を「週刊文春」に報じられた俳優の太川陽介（５８）が１４日、東京都新宿区の所属事務所で会見した。太川は「ウチのバカモンが軽率な行動をして本当に申し訳ない。誰が聞いたってクロだと思うでしょうが、僕は信じている。僕が守る」と藤吉の潔白を強調。離婚の可能性についても「彼女にも離婚はないと言いました」と否定した。藤吉も同日夜、羽田空港着の飛行機で帰京し会見。報じられた男女の関係について「そういうことはありません」と否定し、涙を流した。

　藤吉は、朝日放送（ＡＢＣ）の５０代後半でゼネラルプロデューサーの男性との不倫疑惑を文春に伝えられた。男性は既婚者で東京に単身赴任中。藤吉が都内にある男性のマンションに通っていたほか、男性が藤吉の仕事先にも同行し、ホテルの同じ部屋で一夜をともにした、などと報じられた。太川はおしどり夫婦と言われてきた２２年の結婚生活で、妻の不貞を疑うようなことはなかったという。

　藤吉が帰宅後は４時間近くにわたって、藤吉から細かく事情を聴いたという。「さすがにホテルの件は、そりゃダメだよ、と。彼女は『疑われるような行動をとってごめんなさい。そういうのじゃないから信じてください』と。だから僕も『信じる』と言いました。かみさんですから」と話した。藤吉はホテルの件は疲れて寝てしまった、などと釈明したという。また、今回の報道について長男（１６）にも太川から説明したという。

　太川は男性とは面識はないが、藤吉の歌手活動も熱心にサポートしていることは藤吉から聞いていたという。「よくやってくれて、（男性には）感謝している。悪いのはウチのバカモン」と話した。ただ、今後の歌手活動は男性のサポートを離れ、新たなスタッフで運営していくことになる、とした。

　太川はこの日、代表作のテレビ東京系「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」のナレーションどりを終えて、会見に臨んだ。藤吉が路線バスを使って男性のマンションを訪ねていたという報道に「もう、近所しか回らないコミュニティーバスを使ってもらいたいね」とジョークで笑わせ、ヒット曲のキメポーズの“ルイルイ”も披露。会見の約２０分間、終始余裕の笑顔で対応し「僕は全然平気！　僕の不倫！？　ない、大丈夫！」と笑い飛ばした。

　夕方に開かれた太川の会見から約７時間後、藤吉久美子は１４日夜、仕事先の福岡から帰京し、羽田空港で集まった約５０人の報道陣に対応した。

　午後１１時１０分すぎ、到着ロビーに姿を見せた藤吉は左手の薬指に指輪をつけ、ハンカチで涙をぬぐいながら報道陣の前に登場。「軽率な行動でみなさんにご迷惑をおかけして、本当に申し訳ございません」と謝罪し、深々と頭を下げた。

　その後、終始、涙で声を詰まらせながら会見。お相手のプロデューサーとの関係については、２年前から歌手活動を手伝ってもらっていたという。「文春」では、男性の都内の自宅マンションに合鍵を使って入っていたが、音楽活動に関する事務作業などで出入りしていたことを説明した。

　同誌では地方のホテルでは藤吉の部屋で朝まで過ごしたことも報じられたが、コンサートの打ち合わせをしていたことを力説。男性に対して、「とてもご迷惑をおかけした。本当に申し訳ない」と謝罪。報道陣から「もう会わないか」と聞かれると、「はい」とうなずいた。男女の関係については「そういうことはありません」と否定した。

　太川からは「これからは僕を信じろ。もう迷うな」と声をかけられたそうで、「うれしかった」。太川に対して、「こんな妻で申し訳ありません。これからは粛々と家を守っていきたい」とメッセージ。離婚の可能性を聞かれると、「彼がいないと生きていけない」と太川同様否定。「（太川から）『早く帰って来て』と言われてるので帰ります」と会見を終え、深々と一礼し家路についた。