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レジェンド 作者:神無月 紅

レーブルリナ国

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1581/1581

1581話

 レイとビューネ、イエロが微妙に和みながら時間を潰している頃、扉の向こう側では激しい戦いが繰り広げられていた。
 もっとも、激しい戦いではあっても、実際には一方的な戦いと呼ぶのが相応しい戦いではなあるのだが。

「はぁっ!」

 エレーナの放つ鞭状になったミラージュの一撃は、巨人の首に巻き付き……それを素早く引くと、次の瞬間には巨人の首が地面に落ちる。
 その隙を突くかのように、巨人はエレーナに向かって襲い掛かる。
 突然扉に触れていた巨人が意識や命を失って地面に倒れ込んだり、扉を貫くようにして放たれた黄昏の槍の投擲、そして扉の向こう側から無数に飛んできた炎。
 その炎により、多くの巨人が燃やしつくされるという結果になり、運良く生き残った巨人達は混乱していた。
 だが、扉の向こう側から二人の女が姿を現せば、巨人達の意識は一つになる。
 即ち……食欲。
 女の肉は男の肉より柔らかいと、半ば本能で察しているのだろう。
 もしくは、生まれてきた時に母親の身体を食っているから覚えているのかもしれないが。
 ともあれ、黒水晶の影響がなくなったことにより飢餓感を抱いていて巨人達にとって、最上級の餌が自分から飛び込んできたのだ。
 当然のように、その絶好の機会を見逃すような真似をする筈がなかった。
 だが……巨人達にとっては絶好の餌であっても、その餌は鋭い牙を隠し持っていた。
 いや、この場合は牙だけではなく、爪をも持っていたと表現すべきだろう。
 本来であれば、巨人達の餌となるべき筈の二人の女は、逆に次々と巨人の数を減らしていく。
 エレーナの手に持つミラージュによって次々と首を、手足を、胴体を切断され、ヴィヘラの拳や蹴りをくらっては巨人の身体の骨が砕け、内臓が破裂していく。
 巨人達にとって、とてもではないがあっさりとその柔らかな肉を喰らうことが出来る相手ではない。
 そう理解しつつも、飢餓感に急かされるようにして巨人達はエレーナとヴィヘラに向かって攻撃していく。
 また、巨人達にとって不利なのは、今だに灼熱の空間が幾つも存在しているということだろう。
 殆どの熱気は外側に漏れないので、近くにいても多少暑い程度にしか感じないが、それはあくまでも近くにいればの話だ。
 実際にその灼熱の空間に足を踏み入れでもすれば、即座に身体が焼かれる。
 既に最初にその魔法によって燃やされた巨人は、皮や肉だけではなく、骨までもが完全に焼かれてしまっている。
 巨人という存在が、つい先程までそこにいたのはまるで嘘のように、一切何の痕跡もなくなっているのだ。
 そのような灼熱地獄に、巨人達も危険を感じるだけの本能は残っていたのだろう。だが……

「はあぁぁあっ!」

 気合いの声と共に放たれた、ヴィヘラの蹴り。
 その一撃を受け止めたものの、体格の差があるとは思えないその威力に巨人はよろめきながら数歩後退り……

「があああぁあぁっ!」

 次の瞬間、まだ存在している灼熱の地獄の一つに足が入り、その足が見る間に焼け焦げていく。
 生きたまま足を焼かれる痛みに巨人が悲鳴を上げるが、ヴィヘラがそれで手加減をする筈もない。
 続けて放った一撃により、胴体に拳を埋め込まれた巨人はそのまま灼熱地獄に倒れ込み、生きたまま焼かれることになる。
 だが、そんな仲間の様子を見ても、他の巨人が動きを止めたりはしない。
 飢餓感に襲われている以上、とにかく目の前の女の肉を、内臓を食らいたいと、それだけしか頭にないのだ。
 千匹近い巨人――今の時点で相当の数が減っているが――の胃袋を満たすには、到底足りないだろう肉の量なのだが、だからこそ、少しでも早く自分がその肉を食いたいと思うのは当然だった。
 色欲や情欲といった視線を向けられるの慣れているエレーナとヴィヘラだったが、食欲の視線を向けられるというのは滅多にない。
 そんな嬉しくはないが新鮮な体験をしながらも、身体の動きを止めることは一切なく、二人は次々の巨人に死をもたらしていく。

(そこまで腹が減ってるのであれば、それこそ既に死んだ巨人の肉を食ってもよさそうなものだが……共食いはしないようになってるのか?)

 自分に掴みかかろうとする巨人の一撃を回避し、その横を通り抜けざまにミラージュで巨人の首を切断しながら、エレーナは疑問を抱く。
 本当に極限の飢餓感に襲われたのであれば、それこそ仲間だろうとなんだろうと食ってもおかしくはない。
 だが、そのような状況にはない以上、本当の意味で飢餓感に襲われている訳ではないのか? という思いをエレーナは抱く。
 そのようなことを考えながら、それでも巨人を相手にしての戦いは止まらない。
 素早くミラージュを振るい続け、次々に巨人を斬り刻んでいく。
 エレーナだけではなく、ヴィヘラの方もそれは同様だ。
 二人……戦いを挑んでいるのは、本当にたった二人でしかない。
 そんな二人を相手にしているのは、大量の巨人。
 その数は扉越しの攻撃と魔法でかなり減ったとはいえ、それでもまだ数百匹の巨人がいる。
 そんな数百に対して戦いを挑んでいるのは二人。
 だが……それでも圧倒的に押しているのは、二人の方だった。
 もしこの場を何も知らない者が見ているのであれば、それこそ何が起きているのか理解出来なくてもおかしくはない。

「ぐらあああぁああっ!」

 手で掴むのも面倒臭い、と。
 直接その肉を食い千切ってやろうとヴィヘラに向けて直接顔を向けてくる巨人。
 そんな巨人を相手に、ヴィヘラは踊るような足取りで攻撃を回避すると、手甲に生み出された魔力の爪で巨人の喉を斬り裂く。
 巨人の首筋から吹き出る血飛沫だったが、既にヴィヘラの姿はその巨人の側にはない。
 気が付けば、少し離れた場所にいる別の巨人のすぐ横を通り抜けながら、魔力の爪で巨人の脇腹を斬り裂いていた。
 普通なら、そのまま一旦巨人達から距離を取ってもおかしくはない。
 だが……ヴィヘラは到底普通と呼べるような存在ではなかった。
 寧ろ、自分から巨人達が集まっている方に向かって進んでいく。
 二本の手と二本の足を自由に動かし、足甲の踵から出ている刃をも使いながら、次々と巨人の身体を斬り裂いていくのだ。
 当たるを幸いとする攻撃である以上、その一撃で致命傷になるということはまずない。
 それでも血が流れれば巨人の動きも鈍るし、筋を断たれれば手足を自由に動かすことは出来なくなる。
 中にはそのような状態であっても強引に動き回ろうとする巨人もいるのだが、動きの鈍くなった巨人はヴィヘラやエレーナにとっては敵ではなく的に等しい。
 そっとヴィヘラが巨人の身体に触れ、浸魔掌を放つ。
 心臓を含めた内臓のどこかしらが破壊され、場合によっては膝を突いている巨人の頭部に浸魔掌を使い、脳を破壊することもあった。

「うわぁ……何だか一方的な戦いだな。いや、戦いじゃなくて殲滅とか鏖殺とか、そういう感じか?」

 エレーナとヴィヘラの戦いを見て、そう呟いたのは扉の隙間から中を覗いたレイ。
 扉の外で何か異常がないかを見張っていたのだが、全く何も異常がないということもあり、暇になって扉の隙間から覗いていたのだ。
 扉は今までの攻防で既に穴だらけ……扉ではなく扉の残骸と表現するのが相応しい姿になっている以上、隙間から中を覗くのは難しいことではなかった。

「ん」
「キュ」

 レイの側では、ビューネとイエロの一人と一匹も別の隙間から中を覗いている。
 イエロはビューネの頭の上に座って、自分の主人の戦いを眺めていた。
 傍から見れば非常に間抜けな光景……と言えなくもない光景だったが、そんな状況であってもレイは別に他に見ている奴はいないからいいか、と完全に割り切り、巨人のいる空間を見る。

「俺が手を貸す必要は一切ないみいたいだな。この圧倒的な戦力差を見る限りだと。……まぁ、そんなことになるとは全く思ってなかったけど」

 レイにとって、エレーナとヴィヘラの実力は全く心配のないものだ。
 ましてや、巨人という存在と戦った経験のあるレイにちって、巨人が相手であれば視線の先にいる二人が負けるとは、到底思えなかった。
 ……もしエレーナとヴィヘラの二人が普通の人間であれば、もしかしたら戦っている途中で体力が切れるという可能性もあったかもしれない。
 だが、エレーナとヴィヘラに限ってここで体力切れで負けるという結果になるとはないと、そうレイは断言出来る。
 エンシェントドラゴンの魔石を継承したエレーナと、アンブリスを吸収したヴィヘラなのだから。
 もっとも、そんなことを考えつつも、もし何かあったらすぐに助けに入るのは間違いなかったのだろうが。

「っと、こっちに来たか」

 扉の隙間から向こう側が見えるということは、当然ながら向こう側からも扉の隙間から覗いているレイ達が見えるということになる。
 そうなれば、二人の女を相手にしているだけの巨人達の中でも、レイ達に興味を持つ者が現れるのは当然だろう。
 そもそもの話、エレーナとヴィヘラという女二人だけでは到底全ての巨人の腹を満たすようなことは出来ない。
 ましてや、現在その二人を相手に戦っている巨人の数は非常に限られている場所でしかなかった。
 実際には、その二人と戦えていない巨人も数多くいるのだ。
 そのような巨人がレイ達を見つければどうするか……それは考えるまでもないことだろう。
 扉の方に向かってきた巨人を見ながら、レイは自分の近くにいるビューネを見ながら口を開く。

「取りあえず俺はここで巨人達と戦うから、ビューネは後ろから誰か来ないかをしっかりと見張っててくれ」
「ん」

 レイの言葉に少しだけ不満そうな表情を浮かべたビューネだったが、それでもきちんとレイの言葉に従って後ろに下がっていく。
 レイの強さがどれだけのものなのかというのは、当然ビューネも知っている。
 いや、寧ろエレーナやヴィヘラと比べても決して劣ってはいないのだから、ここでレイを戦闘に参加させても心配はいらないと、そう判断したのだろう。
 ……もっとも、ビューネも戦闘に参加したいと、そう思わないでもなかったのだが。
 これは別にビューネがヴィヘラの如く戦闘を楽しむ性癖を持っているから……という訳ではなく、単純に後ろから敵の援軍が来るとは到底思えなかったというのが大きい。
 勿論それは間違っている訳ではない。
 この洞窟にいたジャーヤの者達はもう殆ど無力化されているのだから。
 もし攻めてくる者がいたとすれば、それはレイ達が途中で倒した兵士達のうち、気絶程度で済んだ者だろう。
 そのような者達でも、骨の一本や二本は折れていてもおかしくはないのだが。
 ビューネの力があれば、巨人を単独で倒すのは相性が悪くて無理でも、そのような者達であればどうとでも出来るのは間違いなかった。
 本人もそう判断したからこそ、不満を抱きつつもビューネはレイの指示に従ったのだ。

「さて、じゃあまずこの扉が邪魔になるな」

 既に穴だらけ……それどころか場所によっては熱で赤く溶けてすらいる、扉の残骸。
 もし巨人がその扉を自分達のいる方に吹き飛ばしたりすれば、危険だ。

(なら、向こうが何かをするよりも前に、こっちが行動すればいいだけだろ)

 あっさりとそう判断し、レイは右手に持ったデスサイズを大きく振るう。

「パワースラッシュ」

 振るわれたその一撃は、目の前にあるのが金属で出来た巨大な扉であるというのが信じられないような威力であっさりと扉を吹き飛ばす。
 蝶番の類があっても意味はない、それだけの威力。
 レイを食おうと扉の側まで近づいてきていた数匹の巨人が、パワースラッシュの一撃によって吹き飛んできた扉にぶつかる。
 いや、この場合はぶつかるではなく衝突と表現した方がいいのだろう一撃だ。
 デスサイズの放つパワースラッシュの一撃は、使用しているレイにすら負担を感じさせるだけの威力を持つ。
 それだけに、吹き飛んだ扉に衝突した数匹の巨人は、それだけで既に骨が折れ、内臓が破壊されるという重傷を負う。
 もしここにレイが破壊した黒水晶があれば、恐らく巨人達もその傷を癒やすことが出来ただろう。
 それこそ、メジョウゴの地下施設でレイが確認した時のように。
 だが、ここには黒水晶は存在しない。
 正確には巨人達に黒水晶の欠片が埋め込まれてはいたのだが、本体である黒水晶が破壊されてしまった結果、その欠片も消失してしまったのだ。
 それこそが巨人が暴走した原因である……と、そう理解している者は、今のところ誰もいない。

「仲間の犠牲とか、全く気にした様子はないか。……ま、それでこそ巨人なんだろうけどな」

 扉によって骨を折られ、内臓を破壊され、地面に崩れ落ちた数匹の巨人。
 だが、仲間という概念ががいのか、それとも飢餓感によってそれどころではないのか……ともあれ、他の巨人達はレイの姿を見て一目散に襲い掛かる。
 レイはそんな巨人達の姿を眺めつつ、右手にデスサイズ、左手に黄昏の槍といういつものスタイルのまま、一歩を踏み出すのだった。

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