関係も改善へ?
このところ、ストリーミングデバイスやスマートスピーカーの取り扱いでバチバチとやりあってきたAmazon(アマゾン)とGoogle(グーグル)。そんな2社の関係性の雪解けを感じさせるように、アメリカのAmazon.comでChromecastとApple TVが近日中に再販される予定であることが判明しました。
現在Amazon.comを見ると、Apple TV 4KやChromecastが新たに登場してはいるものの、購入はできません(日本のAmazon.co.jpではChromecastが購入可能)。The Vergeによると、Amazonのスポークスマンいわく「両デバイスとも近い将来の販売再開に向けて取り扱いを準備している」とのこと。いや〜、流れが変わりましたね。
Amazon.comからChromecastやApple TVが取りさげられたのは、2年前の2015年にさかのぼります。そのときには「Amazon プライム・ビデオが観られないデバイスがあると、消費者が混乱するため」と説明されましたが、まぁ要は自社サービスを拒絶するデバイスなど売らん!というのが理由なのは明らかでした。しかし今月にはとうとうAmazon プライム・ビデオがApple TVに対応するなど、状況は変わっています。
またGoogleとAmazonでは、「Google Home」やChromecastがAmazonのストアに存在しない対抗手段として、Googleが「Echo Show」からのYouTubeアプリの引き下げを予告するなど、より事態は複雑化しています。しかしAmazonがChromecastの取り扱いを開始すれば、もしかするとEcho ShowでのYouTubeアプリのサポートも続く…のではないでしょうか?
ゴタゴタと揉めに揉めたAmazonとGoogleですが、ここは新年を迎える前に適切な関係へと修復されてほしいものですね。
Image: Shutterstock
Source: The Verge, Amazon.com (1, 2, 3, 4)
(塚本直樹)