トットちゃん! #54[解][字] 2017.12.14

1412月 - による admin - 0 - 未分類

どの方も心を開いて私に色々なお話をしてくださいました。
どうぞ皆様ご期待ください。
ではまた次回。
黒柳徹子の著書『窓ぎわのトットちゃん』は戦後最大のベストセラーとなりました
(シイナさん)ああ…。
(シイナ)トットちゃんいらっしゃい。
(エミー)いらっしゃい。
どうしたの?これ…。
(シイナ)この建物壊されるんだ。
ええっ!?老朽化でこのままだと危険なんですって。
ビルにも寿命があるんだね。
そんな…。
カレーのシイナはどうなるの?『窓ぎわのトットちゃん』読んだよ。
あら本当…。
(シイナ)遠い昔の事がいっぱい書いてあって嬉しかった。
(エミー)このフロアでよく踊ったわね。
トットちゃんの踊ってる姿が今でも目に浮かぶよ。
あっ…。
(シイナ)おお…。
(エミー)サインして。
私も持ってきたのよ。
(エミー・シイナ)えっ?ありがとう。
これも大切にもらっておくよ。
そうね…。
ありがとう。
一生の記念だわ。
そんな…。
もう会えないみたいじゃない。
ここを閉めてシイナさんとエミーさんはどうするの?ウフフッ…。
(シイナ)ジャン!こういうのに乗ってカレーを売って歩こうと思うんだ。
2人で日本中!北から南まで。
移動する…カレーのシイナ?トットちゃんからもらったアイデアよ。
嫌よ!乃木坂上倶楽部もなくなってその上シイナさんとエミーさんがいなくなっちゃうなんて…。
生まれた時からずっと食べてたシイナカレーが好きな時にここで食べられなくなるなんて…。
信じられないわ。
時代は変わる。
僕らも変わる。
でもこの本には思い出がそのまま残ってる。
ありがとうねトットちゃん。
ありがとう。

昭和初期関東大震災の焼け跡に建った乃木坂上倶楽部はそのモダンな建築が人々の注目を集め時代の先端をいく芸術家や自由人がこぞってここに集いました
黒柳守綱と朝もこのアパートで新婚生活をスタートさせ…
徹子の命もこのアパートで宿ったのです
黒柳家とここに集った人々の思い出がいっぱい詰まった乃木坂上倶楽部は昭和56年にひっそりと幕を下ろしました
日本中がバブルに浮かれる少し前の事でした
あっちに街がありそうだね。
うん。
人がいっぱいいそうで商売出来そうね。
行ってみようか。
オーケー。
(2人)レッツゴー!今日のお客様はブロードウェイミュージカルの作家であり演出家であるダニー市川さんです。
どうもこんにちは。
こんにちは。
お久しぶりです。
ハハハ…お久しぶり。
どうぞおかけになって。
はい。
マギー賞ご受賞おめでとうございます。
ありがとうございます。
舞台人として世界最高の賞をご受賞になっていかがです?夢のようですね。
今でも信じられない気分です。
黒柳さんもご活躍で。
なんだか不思議ですわね。
ダニーさんに「黒柳さん」なんて言われると恥ずかしいですわね。
もう「トットちゃん」じゃ失礼でしょ?そうですわね。
もうすっかり大人ですし。
では「徹子さん」で。
「あっ実はダニーさんは私の両親の友達で私も小さい頃からかわいがって頂いたんです」
(ダニー)「ついこの間のようですが月日は流れたんですね」戦争中に徴用されて台湾フィリピンとあちこち連れていかれましてねつらい目に遭いました。
戦後日本に戻ってからもたくましく復興していく日本の勢いについていけなかったのかな…。
居場所がなくなってニューヨークに流れていきました。
妻とも別れて身一つで。
…そうでしたわね。
それで生きるためにミュージカルのバックダンサーをしていたんですよ。
ブロードウェイではバックダンサーになるのだって競争が激しくて大変でしょ?まあそうですね。
才能がおありなのね本当に。
でもソシアルダンスみたいに自分が主役でないのがつまらなくてね…。
その時の鬱々とした気分を芝居の台本にして憂さを晴らしていたんですよアパートで一人。
まあ…。
それがミュージカルになりましたの?僕みたいに鬱屈した男の足がある日ハサミに変身して気に入らない人を次々と殺していく話なんです。
私も先日ブロードウェイで拝見しました。
ありがとうございます。
怖いお話なんですけどユーモアがあって最初から最後まで大笑いしながら見てました。
ブロードウェイでは珍しいダークファンタジーだったので注目されたんだと思います。
小さな倉庫での公演だったのに大きな劇場のプロデューサーの目にとまってオフ・ブロードウェイオン・ブロードウェイと上がっていったんでしょう?ええ。
人生どこで風向きが変わるかわからないものだとしみじみ思いました。
アメリカンドリームですわね。
もう日本でお暮らしになるお気持ちはないの?う〜ん…。
帰りたいと思わないわけでもないですけど身内は一人もいませんし天涯孤独なんでこの先もニューヨークで暮らそうと思ってます。
あらそう。
(シイナ)はいどうも。
おお…いらっしゃいませ。
いらっしゃいませ。
(男性)じゃあシイナカレー2つで…。
(シイナ)シイナカレー2つ。
はいありがとうございます。
ありがとうございました。
ダニーさん。
これ私が書いた本なの。
ありがとう。
これは光栄だな。
おそばに置いて。
遠い昔の懐かしいお話だから。
昨日乃木坂上倶楽部に行ってみたんですよ。
そしたら更地になってたんです。
知ってました?取り壊されちゃったの老朽化で…。
エミーはどうしているかご存じですか?シイナさんと結婚して移動カレー屋をやってるわ。
移動カレー屋?2人で「カレーのシイナ」って書いてある車で日本中北から南まで。
そうですか。
元気でやってるんですね。
(エミーの声)ナンはいかがですか?プレッツェルの味だな。
えっ?しょっぱくて甘い。
徹子さんが言ったんですよ。
セントラル・パークで会った日に。
お疲れさま。
お先に。
徹子と祐介の国境を超えた恋は今もひっそりと続いていました
ここはフランスとベルギーとドイツに挟まれた小さな国ルクセンブルク
徹子はこの日もコンサートを開く祐介を訪ねて日本から飛んで来ていました
(カール・祐介・ケルナー)この教会のステンドグラスをテツコに見せたかったんだ。
素敵ね。
教会でコンサートがあるのかな?
(バイオリン)
(バイオリン)どうしたの?パパの事を思い出してしまって…。
徹子の父黒柳守綱はその年の春他界していました
(ウグイスの鳴き声)おはようございます。
いいにおいがして目が覚めてしまったよ。
あなたもお肉召し上がる?うん。
徹子さん今日から公演で九州なのよ。
お食事する暇もないくらい忙しいらしいから出かける前に栄養しっかりとってもらってるのよ。
僕も栄養をとるよ。
じゃ今から焼きますわ。
私また本を書かないかって言われてるの。
これ以上忙しくなって大丈夫なの?ママ『窓ぎわのトットちゃん』を書いてる時も同じ事言ってたわ。
あらそうだったかしら?いやあね同じ事ばっかり言っちゃって。
今度はどんな本を書くんだ?NHK時代の事はどうかなと思って。
生まれたばかりのテレビジョンはどんなものだったのか。
どんな理想がテレビジョンにはあったのか。
ほう…。
今度は大人向けの本だね。
そうなの。
頑張りなさい。
きっと素敵な本が出来るよ。
その時パパはとっても元気で倒れるなんて想像も出来ないくらい食欲もあり大きなステーキを朝からペロッと平らげていたのに…
失礼します。
あっ1番です。
もしもし黒柳です。
「ママよ」どうしたの?「パパが亡くなったの」えっ…?その日の朝家で倒れて救急車で運ばれたらしいんだけどその時パパがトット助には連絡しないでくれって言ったんですって。
公演をキャンセルしてはならないと思ったんだね。
多分…。
プロフェッショナルとは何かパパはよくわかってたんだよ。
パパはバイオリンとママが何よりも大切だったの。
ママ今日もきれいだ。
ママ入学式はどうだった?おかえりママ。
家に帰って来てママの姿が見えないと「ママは?」って必ず聞いたの。
私の事よりもママとバイオリンだったの。
若い頃にはママが他の人とお話ししてるのも嫌だって言ってママをアパートの部屋に閉じ込めて鍵をかけて出かけたりもしたんですって。
そういうところは…変だったわ。
でもバイオリンを弾いている時のパパは本当に素敵だった。
本当に…。

(シノハラ・マリ)なぜかナーバスになっています。
人の不幸は相手を疑う事から始まると思うの。
信頼こそが幸せのもとだもの。
(totto)明日もお楽しみに。
2017/12/14(木) 12:30〜12:50
ABCテレビ1
トットちゃん! #54[解][字]

辛く困難な時代を明るく前だけを向いて駆け抜けた、黒柳徹子とその家族の激動の昭和史を笑いと涙で描く!「窓ぎわのトットちゃん」の時代から国境を越えた恋まで初映像化!

詳細情報
◇番組内容
ニューヨーク留学中の徹子(清野菜名)のもとに、NETテレビ(現・テレビ朝日)から新番組『13時ショー』のメイン司会のオファーが届き、徹子は帰国を決意。やがて番組は形を変え、1976年2月2日『徹子の部屋』がスタート!そんな中、徹子は自らの少女時代を描く『窓ぎわのトットちゃん』の連載を開始。一方では忙しい仕事の合間を縫い、ヨーロッパで活動するカール・祐介・ケルナー(城田優)のもとを度々訪ねていたが…
◇出演者
清野菜名、松下奈緒、山本耕史
城田優、小澤征悦、新納慎也、凰稀かなめ
◇原案
黒柳徹子
◇脚本
大石静
◇演出
星田良子
◇主題歌
福山雅治『トモエ学園』(アミューズ/ユニバーサルJ)
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎(テレビ朝日)
【プロデューサー】服部宣之(テレビ朝日)、角田正子(クリエーターズマネジメント)、菊地裕幸(クリエーターズマネジメント)
【協力プロデューサー】田原敦子(テレビ朝日)
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/totto/

☆Twitter
 https://twitter.com/totto_tvasahi

☆Instagram
 https://www.instagram.com/totto_tvasahi/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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