2017年12月14日
個人的な「このマンガがすごい!2018」ランキング
「このマンガがすごい!2018」で浜辺美波さんが選者になっています!! 浜辺美波さんと言えば「咲-Saki-」実写版で宮永咲さんを演じたことでもおなじみですね。なので、「このマンガがすごい!2018」には「咲-Saki-」の文字が載っています!
ただ、残念ながら浜辺美波さんは「咲-Saki-」を選んではいません…。まぁ自分が主人公を演じた作品を挙げるってのはマッチポンプっぽさが出ちゃいますからねぇw それに、そういうことをすると「お前たいして漫画読んでないだろ」って感じちゃいそうですが、浜辺美波さんのチョイスは「普通にけっこう漫画読んでるんだなぁ」と感じられるものでした。腐ってたりこじらせてたりオタクをウリにするようなものではなく、「普通に漫画を読んでる」って感じのチョイスがナイス。かわいい。
また、残念ながら麻雀漫画はランキングに入っていません…。麻雀漫画家でもある福本伸行先生が原案で、麻雀シーンも出てくる「1日外出録ハンチョウ」は8位に入っていますがw
描いてるのはあだちとかじゃないけどな!
ついでに言うと、
福本先生は「終わりのセラフ」に協力してねえ!
さて、ではここからは麻雀とか麻雀漫画とか関係なく、個人的な「このマンガがすごい!2018」を書いていきます。私が選者だったらこうしてた、というものです。
ただ、残念ながら浜辺美波さんは「咲-Saki-」を選んではいません…。まぁ自分が主人公を演じた作品を挙げるってのはマッチポンプっぽさが出ちゃいますからねぇw それに、そういうことをすると「お前たいして漫画読んでないだろ」って感じちゃいそうですが、浜辺美波さんのチョイスは「普通にけっこう漫画読んでるんだなぁ」と感じられるものでした。腐ってたりこじらせてたりオタクをウリにするようなものではなく、「普通に漫画を読んでる」って感じのチョイスがナイス。かわいい。
また、残念ながら麻雀漫画はランキングに入っていません…。麻雀漫画家でもある福本伸行先生が原案で、麻雀シーンも出てくる「1日外出録ハンチョウ」は8位に入っていますがw
描いてるのはあだちとかじゃないけどな!
ついでに言うと、
福本先生は「終わりのセラフ」に協力してねえ!
さて、ではここからは麻雀とか麻雀漫画とか関係なく、個人的な「このマンガがすごい!2018」を書いていきます。私が選者だったらこうしてた、というものです。
1位:「月曜日の友達」阿部共実
月曜日の友達 1 (ビッグコミックス)
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阿部 共実
小学館 (2017-08-30)
売り上げランキング: 2,954
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売り上げランキング: 2,954
「ちーちゃんはちょっと足りない」でオンナ編1位の獲得実績のある阿部共実先生が描く、今年一番面白かった漫画です。中学生になっても周りと違い大人になれない自分に戸惑う少女・水谷と、ミステリアスな雰囲気の少年・月野の、月曜日だけの友情関係。神戸の郊外の生活や風景の描写と水谷のモノローグのハーモニーが美しい。今週のスピリッツ掲載分で完結したのですけど、良い最終回でした……。ぜひとも第1話の試し読みからどうぞ。
(参考:月曜日の友達)
ちなみに、私は第1話からガッツリとハマっており、1巻が出た後にしばらく大阪に居たというのもあって、2度ほど神戸に舞台探訪に行ってきました。「咲-Saki-」シリーズは基本的にすでに特定されている場所を後追いする形になってしまうのですが、こっちでは久しぶりに自分の足で舞台を探すという純粋な舞台探訪の楽しさを味わえることが出来ました。楽しかった……。
(関連:阿部共実「ちーちゃんはちょっと足りない」「月曜日の友達」舞台探訪 - Togetter)
2位:「映画大好きポンポさん」杉谷庄吾【人間プラモ】
映画大好きポンポさん (ジーンピクシブシリーズ)
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杉谷 庄吾【人間プラモ】
KADOKAWA (2017-08-26)
売り上げランキング: 8,950
KADOKAWA (2017-08-26)
売り上げランキング: 8,950
見た目は幼女だがその中身は天才映画プロデューサーというポンポさん。そんな彼女が認めたジーン君やナタリーという少女などとともに1本の映画を作っていく話なのだが、クリエイター達の才能が噛み合って花開いていき傑作へと仕上がっていく様子がコンパクトにまとまっていてとにかく美しい。それこそ90分の映画のように程よくまとまっており、読むだけで「傑作と出会えることができた」という喜びを感じられる最高の短編。せっかくpixivで読めるんだから、まだ読んでないって人はこんなブログを見に来てる暇があったらはよ読んでこい!って感じですw
3位:「Dr.STONE」稲垣理一郎×Boichi
Dr.STONE 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
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集英社 (2017-07-04)
売り上げランキング: 1,164
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Dr.STONE 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)
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集英社 (2017-09-04)
売り上げランキング: 1,570
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Dr.STONE 3 (ジャンプコミックスDIGITAL)
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集英社 (2017-12-04)
売り上げランキング: 161
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本家の1位は同じ少年ジャンプ連載作品でも「約束のネバーランド」の方でしたし、あっちもたしかに面白いのは分かるんですが、私の好みはこの「Dr.STONE」の方ですねー。ある日突然全世界の人間が石化してしまい、それから約3700年後の誰もいない世界で目を覚ました千空や大樹。文明が崩壊して石器時代レベルまで遡った世界から、科学の力で文明を復活させる!
とにかく千空のキャラが最高なんですよ。誰にもひと目で分かる天才で、性格はややひねくれてはいるものの友情にアツい。まぁ言ってしまうと同じ原作者のヒル魔タイプのキャラですね。そして、千空の信じる科学の力と、DASH村的に徐々に復興していく文明の様子に、ただただ「ワクワクさせられる」んです。いまどきこんな読んでて毎週ワクワクする漫画はそうそう無いですよ。とても面白い漫画を読むとハラハラとかニヤニヤとかゾクゾクとかいろいろな反応が起こるものですけど、今はこのワクワクという感覚を大事にしたいと思っています。
4位:「1日外出録ハンチョウ」
福本伸行×萩原天晴×上原求×新井和也
1日外出録ハンチョウ(1) (ヤングマガジンコミックス)
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講談社 (2017-06-06)
売り上げランキング: 324
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1日外出録ハンチョウ(2) (ヤングマガジンコミックス)
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講談社 (2017-09-06)
売り上げランキング: 150
売り上げランキング: 150
「トネガワがヒットしたら今度はハンチョウかよ…」なんて思ってたら、これがまたトネガワとは微妙にベクトルをずらした面白さになるとは思いませんでした。あにはからんや、こうして年間ランキングに入れようと思うほどになろうとは。トネガワは言うても帝愛という大きな会社のナンバー2のですけど、1日外出をしているハンチョウはただの「1日限りの休日を全力で楽しもうとしている中年男」なんですよね。そこから来る面白みやあるあるを笑いに包んで完璧に表現できており、「こんなオチ、笑うしかないだろw」とさせられる計算づくの構成力も見事。
(参考:漫画『1日外出録ハンチョウ』公式ページ « ヤングマガジン公式サイト|無料試し読みと作品情報満載!)
ちなみに、この作品も大阪に居た時に京都聖地巡礼回の聖地巡礼に行ってきました。たまに京都旅行に行ったことはあっても普段あまり行かない場所なので、こういう形での京都観光も良いものですね。
(関連:「1日外出録ハンチョウ」京都聖地巡礼回の聖地巡礼 - Togetter)
5位:「うれしょん!」かずみ義幸
うれしょん! (1) (ニチブンコミックス)
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かずみ 義幸
日本文芸社 (2016-12-19)
売り上げランキング: 32,335
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転校してきた幼馴染の女の子が嬉しくておしっこを漏らしたり、それを主人公が嬉々としてお掃除したりするだけの、とても健全な漫画です。別に私はおしっこが好きとかいう性癖は全然無いんですけど、この漫画にはそういう性癖を乗り越える面白さ・魅力があります。なんでか知らないけどすごく引き込まれるんです。はい、あくまで漫画としての力です。
この1年の間にまた「なんでここに先生が!?」「すんどめ!!ミルキーウェイ」「ハイリスクミッションセラピー」など私好みの意識の低い漫画がいろいろ登場していますが、その中から1つ選べとなったらやはり、群を抜いて頭が悪く意識が低くかつ謎のエロさがあるこの作品を選んでしまいますね。アオリ文などで「このオシッコマンガがすごい!」1位を自称していますが、普通のマンガとしても充分にスゴイと思います。
ここまで読んで、「えー、でもおしっこでしょ…?」なんて思った人にこそ、ぜひ一度読んでほしいです。「なんかすごい」ですから。
(参考:うれしょん! - 株式会社日本文芸社)
以上です。
この1年もいろいろと面白い漫画が出ているので、そこから5つを選ぶってのはなかなか大変ですね。私は週刊誌や隔週誌はなるべくいろいろ目にするようにして、自分で自分が面白いと思う漫画をだいたい把握している方なので、観測範囲外でやってるもの以外ではだいぶ私が面白いと思う漫画を自分で読んでいると思うのですが、普段あまり漫画をあまり読んでない人とかはぜひこういうランキングとかを参考にしてみてはいかがでしょう。こういうランキングってのはケチをつけるためのものではなく、観測範囲外にある自分の「面白い」を見つけるためのものですから。
浜辺美波写真集 voyage
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浜辺 美波
KADOKAWA (2017-08-29)
売り上げランキング: 4,496
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この記事へのコメント
1. Posted by mochi 2017年12月14日 17:10
5作中3作が私も好きな漫画で、嬉しくなりました
私の思う「おしっこ漫画」の一位は「ギリギリアウト」ですね。「黒」という一般的に面白い作品を描いたソウマトウ先生が圧倒的に意識の低い漫画を描いた、と
私の思う「おしっこ漫画」の一位は「ギリギリアウト」ですね。「黒」という一般的に面白い作品を描いたソウマトウ先生が圧倒的に意識の低い漫画を描いた、と