こんにちは、かえるさんです。今回は「柔軟宮」の星座に対応したタロットカード、スモールカードの「10」のお話です。
星座は「射手座」「魚座」「双子座」「乙女座」です。
このスモールカードと「三区分」の最終回だね。「10」が最後だから。
そうです「10」は現実や物質など、人が最も理解しやすい状態と言えます。
じゃあ、一番大切なところだね。
それは、人それぞれですよ。
生命の樹の位置を確認
今回は「10」だから、一番下の部分だね。「9」から真下に下がった所で「7」ちや「8」からも直接つながっているね。
そうです。「7」は「金星」と対応します、楽しみや芸術、恋愛的な愛などが関係します。そして「8」は「水星」と対応します、コミュニケーション、情報、好奇心、智恵などが関係します。そして「9」は「月」と対応します、無意識、安心を求める気持ちから発生した、群れを重視する考え方などが関係します。
「月」は「蟹座」的な惑星なんだよね。(ホロスコープでは月、太陽、冥王星も惑星と呼びます)だから、安全より安心を求めるから、安心のためなら危険もかえりみないところがあるよね。とにかく安心感。
そうです、母性愛的な自己犠牲精神なども大いに関係いたします。
そして、その下に今回のメインの「10」があるんだね。
そうです、無意識や、情報、自分の感覚や楽しみ、愛、などのバランスを取った形で、現実につながります。
例えばどんな感じかな?
そうですね、儲かりそうで、やってみたい投資話があるけど、勉強はめんどくさいし、損をするかもしれないから、やめておこう、みたいな「現実」を目の前にした変化ですかね。
あー、イロイロ迷ったあげく、結局、今遊びたいし、良く分かんないからやめておこう、みたいな。現実ってそんな感じかも。
「10」は王国、マルクトです。ここが現実です。そのカードが「柔軟宮」のカードだということは、物ごとが現実に姿を現した時には、射手座、魚座、双子座、乙女座の影響を受けている、と考えることが出来ますね。
え、良い意味で?悪い意味で?
完全に両方ですよ。
「10」は惑星と対応して無いの?
ホロスコープの惑星とは対応しません「地球」と言われています。
なるほど、地球か。自分ってことだね。
そうです、そして、「10」と「7」をつないでいるタロットの「大アルカナ」は「月(魚座のカード、惑星の月ではありません)」です。妄想と夢などを意味するカードです。図では青い線の部分です。
「10」と「8」は「大アルカナ」の「永劫(最後の審判)」でつながっています。「火」の要素のカードです。ピンクの線です。
そして「10」と「9」は「大アルカナ」の「宇宙(世界)」でつながっています。「土星」のカードです。図では茶色の線です。
「土星」か、正に、現実と時間を意味する、厳しさのカードだね。
しかし、実現と言う、大きな満足もそれを越えなければ得られないものです。
4枚の「10」
「火」はタロットでは「棍棒」です、棍棒の「10」は「圧迫」です。射手座が対応します。
「火」は直感だから、直感が現実化する時に、受ける「圧迫」だね。
さっきのタロットカードで考えると「金星」的な、楽しみや愛は、うお座的な感情と混ざって、またはそれを通して、「水星」的な情報、知識は、直感を通って、「月(惑星)」的な、無意識は、そのまま現実に、って感じかな。
そうです、無意識は現実に大きな影響を与えているのに、自分にとっては無自覚なことが多い、と言うことも意味しています。
現実と言うものは多くの場合、頭の中にあった時とは全く違うものが、目の前に出現しますが、時に現実に柔軟にマッチした傑作が出現することもあります、それは、単に上から流れてきたものではなく、途中で強化修正されたのでしょうが、それが、望ましい形で行われた、と言う意味と、最後の「圧迫」によって破壊されたとも言えますし、「圧迫」があるから磨き上げられた、とも言えるのです。
ジャマをするものであるけど、どんなジャマかを見極めれば、必要な形が見えてくるってこと?
さすがですね、その通りです。
そして、現実を変える手段としての「圧迫」と言う考え方も含まれているでしょう。
「水」はタロットでは「杯」です、杯の「10」は「飽食」です。魚座が対応します。
最も、”良いカード”の1枚にあげる本もありますが、ここでは「飽食」としています。
飽きちゃうの?
魚座ですから「感情」なのですが、現実になれば、満足、充実を感じるのは、人間の「身体」ですからね。
最後は「地」なんだね。現実だ。
でもその「地」を評価するのは、「火」「水」「風」でもあります。
最終評価、価値を決めるのが、例え「感情」の水であっても、「地」である「身体、脳」が慣れてしまえば「飽食」は訪れるんだ。
でも、例えば、実際に、一生同じ人を強く愛する人も居ますね。
おお!確かにそうだ!
その様な何十年も続く愛情は、我々が野生の動物だった頃は必要ありませんでした。
でも今はあるね、何でだろう?
それは「火」「水」「風」「地」の「四要素」のバランスを取る必要がありますね。
例えば?
ただ、思うだけじゃなくて、ステキな言葉や触れ合いなどもあるでしょう。
なるほど、工夫か、文化の力だね。
そうですね、その通りだと思います。
「風」はタロットでは「剣」です、剣の「10」は「破滅」です。双子座が対応します。
現実が変化する時、の緊張感だね、現状維持をしたい「双子座」にとっては「破滅」なんだよね。
でも、なんで「双子座」はそうなんだろう?
言葉の特性から考えて、初めは「平和」を理想を掲げて始まった「天秤座」そして、自分の理想を言葉にしようとする「水瓶座」そして、現実、マルクトに近づくにつれて、実際には合わせて行ったほうが楽なこと、を悟ります。
「天秤座」「水瓶座」の時に起こった葛藤から学んだ、とも言えるのかな。
そういう側面はありますね、そして「言葉」は現実的な想像をうながしますね。
あー、なるほど。ものごとを、ある意味で形にする「言葉」。リアルな想像をしちゃうからこそ、変化を恐れるのか。
実際には事実じゃ無くて事実のような悲劇を想像してしまいがちです。
完全にリアルじゃないけど「言葉」は余計に現実的な感じがしちゃうのか。
ただ「破滅」は、想像である、と、冷静に考えられれば、現実に目を向けることも可能です。
心の問題は、自分との闘いとも言えるね。
「地」はタロットでは「円盤(金貨)」です、円盤(金貨)の「10」は「富」です。乙女座が対応します。
作業、モノを作ること、が目的であっても、その先の目的があれば、熱心に作ることが、必要になり自然に行えるようになると言えます。
「富」や財産、と言う概念が「乙女座」的な作業を、強く正当化するっていうことかな。
そうです、そして、その図式が、現実と「乙女座」をしっかりつなぎます。
でも、そのことでどっちが先にあった目的であったかを見失ってしまうこともあります。
「お金」とは常にそういうものだね。
全くそう思います。しかし、見失ってはいけないとは言いません。結果、何かを作り「富」を得て充実、満足できれば目的自体は重要なこととは言えません。
しかし「富」のみを追いかけて、自分を見失ってしまうと充実や満足から遠ざかってしまいます、その危険性と警告が「10」のカードには含まれていると言えます。
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