危険を察して自動で止まるぞ!
フランスの VéliSo社が、電動アシストのついた世界で最も安全な自転車「V-1」を作ろうと資金を集めています。
「V-1」にはARAS(Advanced Rider Assistance System)が搭載され、カメラ、レーダー、超音波と赤外線センサーが死角をカバーします。そして衝突を検知すると、自動でABSが効くのです。
動画に登場するのは特許出願中の試作品ですが、「V-1」がどういう機能を持つのかご確認ください。
青いテープで巻かれているパーツが上記のセンサー類で、赤がブレーキ類や速度センサーを制御するユニット。そして黄色がタイヤ圧を電子制御するユニットを表します。サドル下の黒い箱が中央コントロール・ユニット「CCU」で、すべてを合わせて「ミラージュ・システム」と呼ばれています。
もし転倒の危険性を察知すると、ハンドルとサドルに振動が発生して運転者に知らせます。それでも減速しないと、CCUが自動的に後輪・前輪の順にブレーキを効かせる仕組みになっています。何もしないでいると、完全停止するのです。
極めつけは、AIがマシーンラーニングで「ミラージュ・システム」向上を目指し、より安全に自転車で走れるようになるという点。
INDIEGOGOでは、色分けされた各パーツがキットになって出資できるだけでなく、トップ画像の完成形が6775ドル(約77万円)となっています。お届けは2018年の10月頃を予定していますが……果たして目標額の50万ドル(約5680万円)に到達するでしょうか!?
Image: YouTube
Source: YouTube, INDIEGOGO via bikeradar
(岡本玄介)