ついに発表されました…「このマンガがすごい!2018」です!!
オトコ編1位は以前レビューしたことがあるジャンプ作品「約束のネバーランド」でしたね。いろんなランキングで上位を取っていて、さすがです。私も新刊を楽しみにしている作品です…!
そしてオンナ編1位…「マロニエ王国の七人の騎士」!
………知らない…!
悔しいです。知らない作品が1位に選ばれているなんて…!そして同時に嬉しいです。絶対面白い作品じゃないですか…!
ということで、早速読んでみました。
では本題へ! らくがきもあります。
「マロニエ王国の七人の騎士」とは
小学館「月刊フラワーズ」にて連載中の岩本ナオさんの作品です。
現在単行本が1巻まで発売中です。
岩本ナオさんは前作「金の国 水の国」では「このマンガがすごい!2017」オンナ編にて1位に選ばれており、2年連続で1位に選ばれております。なんと同じ作家が別作品で1位に2年連続で選ばれるには始めてのことだそうです。
とある王国にて騎士を勤めるちょっと特殊な7人兄弟の物語です。
これ以降はネタバレが含まれます!
ここまでで気になった人はぜひ立ち読みからどうぞ!
「マロニエ王国の七人の騎士」あらすじ
マロニエ王国の女将軍の息子は、それぞれ特殊な体質をもつ7人兄弟でした。
長男は「眠くない」、次男は「博愛」、三男は「暑がりや」、四男は「寒がりや」、五男「獣使い」、六男「剣自慢」、七男「ハラペコ」。
マロニエ王国にて騎士として働く7人は、隣接している7つの隣国に大使として向かうことになりました。
各地に赴く兄弟たちはどんな人たちと出会い成長していくのか、そして兄弟たちの特殊な能力は一体どんなものなのか、中世の雰囲気を味わえるファンタジー漫画です。
ファンタジーながらもわかりやすい世界観
ファンタジーといえば、剣だとか魔法だとか、特殊な世界観に戸惑うことが多いです。それを綺麗にまとめていて、情報の出し方が上手な作品はとても面白いです。ですがこの漫画「マロニエ王国の七人の騎士」はそれとは違って、ファンタジーだけどふわっと世界観を掴めば読めちゃう作品になっています。
ファンタジーなのになぜかと言うと、物語のメインが兄弟ひとりひとりの恋愛だからです。(まだ1巻しか出ていないので全員が恋愛なのかはわかりませんが…)
一人ずつの感情の動きだとか、性格に焦点が当てられていて、兄弟たちの特殊能力や世界観はそれを盛り上げるためのひとつの要因でしかないからです。
でも、その設定があるからこそ作品の雰囲気がぐっと良くなっています…!
また、7人兄弟ひとりひとりに違う特殊能力があるというのは覚えられなくて困惑しちゃうかと思いきや、兄弟の名前が特殊能力の名称そのまんまなのでぜんぜん大丈夫です。最初は「名前これなの!?」とびっくりしちゃいましたが、普通に慣れてしまいます。
すごくわかりやすいです。
ちゃんと少女漫画を味わえる
少女漫画って、大きく分けてすごく恋愛しているタイプと、恋愛以外のストーリーがメインの2パターンがあると思うんです。
今アニメ放送中の「クジラの子らは砂上に歌う」は後者のタイプですし、前に紹介した実写映画化の作品「一礼して、キス」は前者のタイプです。
で、ファンタジー世界でガッツリ恋愛系…前者のタイプってかなりレアです。そしてこの作品…「マロニエ王国の七人の騎士」はそのレアな前者のタイプなのです!
一人ずつの感情の動きに焦点が当てられている、といいましたが、これが恋愛に絡んでの話で、しっかり読むと「ここでこのキャラは妬いているのか!」だとか「ここはときめいてるんだな!?」と少女漫画らしいポイントがしっかり描かれていることがわかります。
さらりとした絵柄で、表現もさらりと描かれていますが、しっかり少女漫画らしいポイントを描かれている作品でした。ガッツリ恋愛系の少女漫画が苦手な人も、恋愛が薄い少女漫画が苦手な人もどちらも楽しめる作品になっていると思います。
総評としては……すっごく面白かった!!
とにかく2巻が待ちきれません。すっごく続きの気になる終わり方をしてくれています。気になる…!気になる…!!
ちなみにですが私の推しは四男の「寒がりや」くんです。1巻ではとても活躍をしてくれています。かわいいです。
7人もいるので、みなさんにもきっとお気に入りの男子が見つかると思います。
ぜひ読んでみてください!
今日の「ぶくはく!」らくがき
12月13日は美容室の日らしいです。
ということで髪型を変えた先輩&姉です!
これ、めちゃくちゃ描くの楽しかったです…。イメチェンっていいですね。
私もそろそろ髪を切らなきゃなあ…。