google home miniが来てからというもの、家にいるときはずっと音楽を聴いてる(まだ発売して数日しか経ってないけど)。
理由は、再生の手軽さと、Spotifyのプレイリストの良さとの相乗効果である。
PCに詳しい方はGoogle Home Miniと家電をリンクさせる拡張性に魅力を感じている人が多いみたいなんだけど、僕はなんとなく買っただけだのでまだそこまで達していない。だから本体単体で使っているが、それでも十分満足できるものだったので、素人でも十分に楽しめるアイテムだと言える。
中でも、「音楽プレイヤーとしてのGoogle Home Mini」が凄く気に入った。その話をしたい。
Google Home Miniが来てから家に再び音楽が流れ始めた
最近僕は家の「空間」に音楽を流すことをしていなかった。スマホやPCで音楽を聴くようになってからというもの、音楽の聴き方が「イヤフォン・ヘッドフォン」に変わっていた。CDを聴いていたころは、家でひたすら同じ曲をスピーカーから永遠と「空間」に流していたんだけど、今はあまりやっていない。
先日Google Home Miniが家に来た。Spotifyと連携して、Spotifyのアーティストやプレイリストを聴けるようにした。
するとどうだろう。僕は家の中で音楽をとめどなく流すようになった。ずっとかけていても平気なくらい心地良い。家の「空間」に音楽をかけ続ける感覚はしばらく忘れていたものだった。
Google Home Miniの音楽再生プレイヤーとしての凄さは「自分で曲を探す」行為がなくなる手軽さである
スマホやPCで音楽を聴き始めるとき、例えばエドシーランのアルバムを聴きたいときどうするかというと、自分で探す。リスト一覧から、ジャンルから、プレイリストから、アルファベット順のアーティストから、それとも文字入力から、色んな方法があるが、とにかく自分で探す。
Google Home Miniは、音楽を大量の音楽データから自分で探すという概念がないと言ってもいい。僕はもう探さなくていいのだ。リストの細かい文字を読まなくていいのだ。聴きたいアーティストを頭に思い浮かべたときもう半分作業が終わっている。あとの半分はそれを声に出すだけでいい。数秒後にはもう曲が流れている。スマホもPCも触っていない。目を閉じていたっていい。
ああ、この音楽環境はすごい。僕は目と手を使ってお目当てのアーティストを探す動きからついに解放されたのであった。(僕がまた一つ堕落した瞬間でもある。)CDからiPodや携帯型音楽プレイヤーに変わったとき、大量のデータを持ち運べるようになったことで新たに発生していた「リストの中からお目当ての曲を探す」という行為がなくなったのだ。
この音楽再生のわかりやすさは全ての世代で共通だろう。なんせ好きなアーティストや曲名を言うだけいいんだから、こんな簡単な再生方法はない。音楽を聴きたくてもスマホやiPodを上手く扱えなかった高齢の人でも容易に理解できそうだから、高齢の人もスマホを飛び越えてGoogle Homeを使うことが出来るだろう。もちろん最初の設定さえしてくれる誰かさえ居ればだが。ビートルズなどの洋楽が好きな高齢者はさぞ喜ぶに違いない。
Google Home Miniの音質について
音質は、そこそこだ。低音は出ない。高音もそこそこ。シャカシャカするような安っぽい高音はないから良いが、低音が出ないのは聴くジャンルによってはマイナスだ。しかしその音質はずっと音を流すのには最適で、中音域メインの心地よい音のぬくもりがあるように感じた。うちにJBLのちょっと良いBluetoothスピーカーもあるが、重低音が出すぎるとずっと聞いていると疲れてくる。その点、Google Home Miniのスピーカー音質は長く聴いていても疲れない。ラジオを聴くにも、BGMを垂れ流すのにもちょうどいいと感じた。ずっと音楽を掛けていられるし、何か集中すれば聴こえなくなる。
もちろん、音楽を耳コピするときのように音を真剣に聴く場合はパソコンやスマホが依然として必要だが、ただ音楽をBGMとして流すにはGoogle Home Miniのような音声操作できる端末は快適だと思った。
SpotifyじゃなくてGooglePlayMusicでも快適だと思う
僕はGoogle Play Musicの有料プランは加入していないのでそちらの使い勝手はわからないけど、アーティストを名指しで聴くならほとんど同じだと思う。プレイリストについては、僕はSpotifyの方がいいと思っているからSpotifyの有料プランで使っている。
というわけで、僕は音楽ひとつとってもGoogle Home Miniを買ってよかったと思った。
僕と同じように、最近は音楽をイヤフォンでしか聴かなくなっていた人は、Google Home Miniを導入することでまた音楽を「空間」に流して聴くようになるかもしれない。