アニメグッズの収集癖があって、たまにTwitterを通じて中高生からグッズを買い取りしたり、逆に私がダブったものを中高生に売ったりしてる。中高生は自分名義の銀行口座を持ってないので、新宿など大きな駅で待ち合わせてその場で現金と商品を交換するのがほとんどだ。この方法は地方に住んでいる中高生とはやり取りできないのが難点だった。売り出し価格が安いくらいならいいのだが、ランダム封入のサインカードなどレアなものだったときは涙を飲んだものだ。もちろん、中には親御さんの口座を借りてやり取りできる中高生もいるが、親としては知らない人と中古アニメグッズの売買をするのに自分の口座を使わせることに抵抗感があったり(当たり前)、そもそもアニメオタクでアニメグッズを買っていることを親に隠している中高生も多く、ごくごく少数派だった。
しかしメルカリがそれを変えた。彼女たちも口座が持てるようになったのだ。私と中高生はまずTwitterでグッズの売買契約をし、中高生はメリカリに出品し私はそれを買い、あとは商品が送られて来るのを待つ。詐欺の場合はメルカリに通報すればお金も戻ってくるので私も安心していられる。
しかし同時に、販売網が全国に広がったことで転売屋の真似をする中高生がぐんと増えた。もちろん中高生転売屋は以前からいたが、猫も杓子も転売前提でグッズを買うようになり、供給側は転売需要に答えるために、グッズでもランダムガチャを取り入れた。お陰で女性向けアニメグッズの市場は伸びてるとかなんとかという話である。割れ需要でDSとPSPが売れたみたいな話を思い出すよね……
メルカリ以前からamazonギフト券と交換なんてのは普通にあっただろ