まだ使ってないの!資料作成で断然オススメしたい「Googleスライド」とは
- 三輪 きらら
- 2017年12月14日
- ニュース
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2015年卒、2年目ライター。
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プレゼンテーション(以下、プレゼン)などで使用する資料を作成する ツール と言えば、PowerPoint、またはKeynoteが特に有力な2大ツールです。
どちらも非常に便利な ツール であることに間違いはありませんが、この2つの ツール に勝るとも劣らない資料作成 ツール に「 Google スライド」があります。こちらは Google が提供しているツールの1つで、 Google アカウント があれば誰でもすぐに使用することができます。
今回は、まだ
Google
スライドを使用したことのない方に向けて、そもそも
Google
スライドとは何か、何ができるのか、についてご説明します。併せて、無料で使用できるスタイリッシュなテンプレート集3つもご紹介しますので、ぜひ活用ください。
Google スライドとは
Googleスライド
App Store
Google Play
Google スライドとは、 Google が提供している「G Suite」のビジネス ツール のうちの1つで、スライドショーを作成できる無料サービスです。
Microsoftが提供しているPowerPointや、Appleが提供しているKeynoteに類似したサービスであり、資料作成などを行う際に非常に便利です。PC版はWindows、Macともに対応しているほか、 Android ・iOSともにモバイル アプリ をダンロードすることも可能です。
誰でも無料で利用できることはもちろん、Windows・Mac間の互換性を考慮する必要もないため、ビジネスシーンでは特に重宝すること間違いありません。
初めて使用する際は、
Google
アカウント
にログインした状態で上述した
URL
、またはインストール
URL
から
Google
スライドを開き、画面中央に表示されている「
Google
スライドを使う」をクリックしてください。
Google スライドの3つの特徴
1. いつでもアクセス&編集ができる
Google
スライドで編集したデータは、PC本体に保存されるのではなく、
Google
ドライブ上に自動で保存されます。そのため、1度自分の
アカウント
でログインするとPC、スマートフォン、
タブレット
と各種端末で作業を行うことができます。
2. Web上のフリー画像が利用可能
Google
スライドでは、ローカルに保存されている画像をスライドショーで使用できるほか、独自で画像を検索・挿入できる機能が搭載されています。
検索結果
にヒットした写真は再使用を許可されたもののみ表示されるので、基本的に著作権を気にすることなく画像を利用することができます。
3. PowerPoint・Keynoteとの互換性
Google スライドで作ったスライドショーは、PowerPointやKeynoteで確認することができます。もちろん可逆性があるため、PowerPoint・Keynoteで Google スライドの資料を閲覧することも可能です。
ただし、完全な互換性があるわけではなく、文字のフォントや、図形、記号などで一部変化が生じる場合があります。これは、 Google スライドに搭載されている日本語 フォント の数がPowerPointやKeynoteよりも少ないことが原因の1つです。
商標名や企業名など、
フォント
をはじめ、図形や記号などにこだわりがある場合には注意が必要です。
最低限知っておきたい4つの基本操作
1. スライドショーを作成する
Step1.
Google
スライドを起動したら、まず画面右下の+アイコンをクリックします。
Step2.
スライド作成画面が表示されますので、画面右側のテーマ一覧からテーマを選択してください。
Step3.
テーマを選択したら、PowerPointやKeynoteと同様にスライド作成を始めてください。視聴者に提示する資料を作成できるのはもちろん、発表時に便利なスピーカーノートを追加することもできます。
2. 作成したスライドショーをダウンロードする
Google スライドでは、作成したデータは Google ドライブ上に保存されます。ローカルに保存したい場合は、形式を指定してパソコンにダウンロードしてください。
例えば、チームメンバーで分担して資料を作成する場合は、 Google スライドで大枠を作った後に、最終チェックの段階で代表者がダウンロードし、PowerPointやKeynoteで互換性のずれを修正するなどの活用方法がオススメです。
続いて、画面左上の「ファイル」をクリックします。「形式を指定してダウンロード」の項目にカーソルを合わせ、任意の形式をクリックします。クリックすると、自動でダウンロードを実行します。
なお、Keynote
ユーザー
の方は、一度、PowerPoint形式でダウンロードした後にKeynoteで資料を開き、保存する際に形式を変更してください。
3. スライドショーを共有する
デフォルトでは、自分で作成したスライドショーは自身でしか見ることができません。そのため、チームメンバーで資料作成をする際は、閲覧・編集の権限を設定する必要があります。メールアドレスまたは
リンク
を使用して共有してください。
Step1.
まず、画面右上に青く表示されている「共有」ボタンをクリックします。
Step2.
「他のユーザーと共有」というボックスが表示されますので、ここで権限の範囲を選択します。画面右側のペンのマークのアイコンをクリックすると「編集者」「コメント可」「閲覧者」の3つの権限が表示されますので該当のものをクリックします。
続いて、共有したい相手の名前、もしくはメールアドレスを入力します。1人分を入力し終えると自動で区切られるため、複数人をまとめて入力することもできます。さらに、メモ欄で注釈やコメントを付け加えることも可能です。
共有
リンク
を発行する場合は「共有可能なリンクを取得」をクリックしてください。
4. アドオンを導入する
Google
スライドで特徴的な機能ととしてあげられるものがアドオンです。好みのアドオンをインストールすることで、自分の使いやすいように
Google
スライドをカスタマイズすることが可能です。
Step1.
画面上部の「アドオン」をクリックします。そのままメニューが表示されますので「アドオンを取得」をクリックしてください。
Step2.
アドオンの一覧が表示されますので、任意のアドオンを選択します。右上の検索ボックスから直接検索できるのはもちろん、左上のカテゴリ欄からカテゴリ別に探すこともできます。アドオンの前にカーソルを移動させると画像が変化し「+無料」の青いボタンが現れますので、ボタンをクリックするとインストール画面に移ります。
Step3.
アドオンの前にカーソルを移動させると画像が変化し「+無料」の青いボタンが現れますので、ボタンをクリックするとインストール画面に移ります。インストールする
アカウント
を選択し「許可」すれば、インストール完了です。
Google スライドで利用できる無料のテンプレートサイト
Google スライドでテーマを選択する際、デフォルトで搭載されているテーマももちろん使いやすいのですが、無料で配布されているテーマをダウンロードして Google スライドにインポートし、利用することも可能です。様々な無料のテンプレートサイトがありますが、その中でも特にオススメの3つをご紹介します。
どれも無料でダウンロード可能です。ただ仮に、ダウンロードしたテンプレートを使って作成した資料を "商用利用" する際は、該当のテンプレートが商用利用可能か1度確認するよう注意してください。
1. テンプレートパーク
全体的に高級感のあるテーマが多数揃っているテンプレート集です。
クリスマスやお正月などの限定的な季節に特化したテンプレートも配布されていますので、機会的でシンプルな印象の資料だけではなく、プレゼンする相手の興味を惹きやすい資料作成も可能です。
2. SLIDESCARNIVAL
海外雑誌やファッションホームページなどで使用されていそうな印象の強い、ユーモラスなテーマが多数配布されているテンプレート集です。各テンプレートを説明するコメントも丁寧に書かれているので、イメージに適したものを選択しやすくなっています。
3. Smiletemplates
ご紹介した3つの中で、特に配布数の多いテンプレート集です。
テンプレートを説明する
タイトル
は英語から日本語へ直訳されているため不自然な日本語もありますが、
サムネイル
画像を見るとどのような印象のテンプレートか把握することができます。
キーワード
で使用したいイメージに近いテンプレートを探すことも可能です。
まとめ
Google スライドは、 Google が提供しているサービスの1つのため、チームメンバーで同時編集できる点が特にオススメのツールです。
もちろんPC・モバイル デバイス との連携もスムーズですので、社内にいる時にはPCで、出退勤時などにはスマートフォンや タブレット 端末などで編集することもできます。さらに、スライド上にペーストした画像をその場でトリミングしたり明るさ補正を行ったりと画像編集機能も優れているので、資料制作に欠かせない ツール になること間違いありません。
無料で使用できますので、まだ使用したことのない方は、ぜひ一度体感してみてはいかがでしょうか。