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【東京】9条、平和思うアート 練馬で美術展 214人出品
憲法九条や平和への思いを込めた美術作品を展示する「第七回九条美術展」が十三日、練馬区立美術館(貫井一)で始まった。「九条美術の会」の主催。十四日には、開催を記念し発起人で文化勲章受章の洋画家野見山暁治さんが、区内で講演する。 (山田雄之) 出展したのは、平和を願い、九条を大切にするという会の趣旨に賛同する全国の三十~百歳代の二百十四人。作品は、絵画や彫刻、インスタレーション(空間芸術)など。 「九条を勝手にかえるな!」と題した版画では、「9」と書かれた服を身に着けた少年少女ら二十数人が集まって厳しい表情を来場者に投げ掛けている。 沖縄県名護市辺野古の米軍基地建設などを報じる新聞記事が切り張りされた長さ五メートルの紙が革かばんから出てくる空間芸術「知ることの意味2」や、小鳥やウサギに囲まれている少女を描いたアクリル画「自然を守ろう!」などメッセージ性の強い作品が多い。 会事務局長の稲井田勇二さん(69)は「多様な作品たちだが、何かを大切に表現しようとする気持ちが共通している」と話す。十七日午後一時半から会場で出展者が作品を説明するギャラリートークが催される。 十七日までの午前十時~午後五時半(最終日は午後三時まで)。入場無料。練馬区立美術館は西武池袋線中村橋駅下車。 野見山さんの講演は十四日午後一時四十五分から、西武池袋線練馬駅下車のココネリホールで。元NHKディレクターで武蔵大学教授の永田浩三さんも講演する。参加費五百円。 関連記事ピックアップ Recommended by
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