URBANSPRAWL -限界ニュータウン探訪記-

資産価値暴落中! 千葉の投げ売りニュータウンで意識低い系田舎暮らし

 山武市の沖渡(おきわたし)は、旧山武町の中心部であった日向駅周辺よりも、八街駅の方が近い立地にある、八街と山武の境に位置する地区である。八街側にも同名の地区が存在するが、これはまだ交通の発達していなかった昭和20年代、当時の日向村(現山武市)中心部へのア ...

 八街市の沖地区は、総武本線の八街駅からおよそ9km。江戸時代は「小間子牧」と呼ばれた野馬の放牧地だった荒れ地を、明治以降より開墾が進められた旧開拓地の一つである。今日でも平坦な台地上に広大な畑が広がり、風は吹き荒れ、過酷を極めた開拓時代の名残を残すが、同時 ...

 アットホームやホームズといった不動産物件のポータルサイトで、千葉県の中古住宅を「価格の安い順」に並べ直してみると、ほとんど廃墟に近いような築古のボロ家に混じって、妙に外観がきれいな、築20年~30年程度の中古住宅が、300万程度から売りに出されていることがよく ...

 住んでいる方にはのっけから失礼な物言いであるが、横芝光町は、多分千葉県で最も地味な自治体の一つだと思う。一応九十九里浜には面しており海水浴場もあるものの、一宮や御宿のようなマリンスポーツのイメージはなく、かと言って銚子のように漁港として名を馳せているわ ...

 外記林団地は、あしかば団地の北、丘陵上に広がる広大な畑の中にある。「外記林」とはこの辺りの字で「げきりん」と奇妙な読み方である。公立の小中一貫校である「下総みどり学園」からも比較的近く、子供を同校に入学させようと考える世帯には都合の良い立地かもしれない ...

 あしかば団地は、成田線の滑河駅からおよそ4キロ、谷津田に面した丘陵の斜面上にある。漢字では「芦ヶ場」と表記するようだが、団地名は平仮名で表記されている。区画数は、航空写真で見る限り造成当初は100区画前後に区画されたと思われるが、未利用地が多くはっきりしな ...

 成田空港の南側に位置する芝山町。空港建設の補償事業として成田空港駅より芝山鉄道の延伸が叶い、近年では、高速バス会社のウィラー・エクスプレスによる芝山千代田駅~大崎駅への高速路線バスも開通。かつて空港建設の反対運動で過激派が跋扈した時代は遠い過去の話とな ...

 いくつかの限界ニュータウンの探訪記事の中で、僕は何度か、住宅団地内の排水設備などの話に触れている。こうしたインフラ設備は、千葉の限界ニュータウンへの居住を考える上では、切っても切り離せない重要な問題である。 もともと八街や富里、成田近隣など北総台地上の ...

 清和団地は、先に紹介した成田市の「リバティヒル500」からほど近いところに造成された分譲地であるが、ここは神崎町域に属する。もともと成田空港より東側に位置する限界ニュータウンはすべて、旧下総町や旧大栄町など、未線引き自治体であった自治体の頃に開発されたもの ...

 先に紹介した「山武市埴谷 北向き急斜面上の分譲地」からほど近いところに、もう一つ、全く住宅の建設が進んでいない、ほぼ無住の分譲地がある。藪に覆われた細い急坂を登り切ると、山林に囲まれた区画数60ほどの分譲地が現れるが、不可解なことに進入路が封鎖されている ...

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