iMac ProにはAppleのT2チップが搭載され、より強固なセキュアブート機能が利用可能になっているそうです。詳細は以下から。
Appleは本日、Xeonプロセッサを搭載した「iMac Pro」を2017年12月14日より発売すると発表しましたが、米Panic Inc.の設立者で、Tofu on Fireの発見者としても知られるCabel Sasserさんによると、iMac ProにはMacBook Proに搭載されているApple T1チップと同様にiMacの様々な機能をコントロールするApple T2チップが採用されているそうです。
MacBook ProのTouch Bar/IDを制御する「Apple T1」
Cabel Sasserさんのレビューは以下の通り。
その1
デザインは既に公開されている通り、スペースグレイの筐体にiMac Pro用のMagic Mouse 2やTrackpad、Keyboardなどが用意されており、Magic Mouse 2はiPhone Xの背面のような仕上げになっているそうです。
その2
Appleから提供されたiMac Pro (10-core Xeon W, 3 GHz)モデルはMac Pro (3.5 GHz Xeon E5, 6-core)よりも41%早くXcodeのプロジェクトをコンパイル可能で、既に他のレビューからも、これまでのどのMacよりベンチマークスコアが高いことが確認されており、
iMac ProのGPU「Radeon Pro Vega 64」はiMac Retina 5KモデルのGPU「Radeon R9 M295X」と比較して、Panic社が開発を手掛けたゲーム「Firewatch」を2560 x 1440@62FPSでプレイできるそうです。(後者は25FPS)
その4/5
Apple T2チップについてはSMCやカメラ用のISP、オーディオ、SSDコントローラーを統合する役目を持っているようで、これによりセキュリティの度合いに合わせて「Startup Security Utility」から3段階の”Secure Boot”と”External Boot”の有無の設定ができるようになっているそうです。
その6
また、iMac Proに同梱されているMagicデバイス充電用Lightningケーブルは特別仕様のブラックモデルとなっているそうです。
Apple T2チップはより強固なセキュアブート機能を提供してくれる以外にまだ謎の部分が多いようで、iPhoneなどに利用されているA10チップがベースという噂や、BridgeOSから「Hey Siri! for Mac」のリソースなどが見つかっていることから、AppleはこのT2チップを利用した機能を今後リリースするかもしれません。