Netflixで新しいドラマを探していてうろついているとき、『ラスト・キングダム』の冒頭シーンで、懐かしい人を見つけたような気がしました。それで、声をきいたら、すぐにわかりました。その人はマシュー・マクファディン(『リッパー・ストリート』のエドムンド警部補)でした。それで嬉しくなってこのドラマを見ることに。
そして、私は(娘も)すっかりこのドラマにはまってしまいました。少々血なまぐさいですが、キャスト陣もストーリーも魅力的で毎日(といっても全部で8エピソードですが)見ていました。以下ネタバレ含みます。
http://www.bbcamerica.com/shows/the-last-kingdom
このドラマを簡単に言ってしまうと、ファンタジー要素を除いた『ゲーム・オブ・スローンズ』(GOT)と『ヴァイキング~海の覇者たち』を足したような感じです。原作はバーナード・コーンウェルの歴史小説で、主人公こそ架空の人物ですが、彼の目を通した物語は史実がベースになっているようです。
一見主要な人物のように思えたキャラクターの終焉はあまりに早かったです。なんとなく想像はついていたんですけれどね。マクファディンは、サクソンの豪族で主人公ウートレッドの父親として、またルトガー・ハウアー(『ブレード・ランナー』)はヴァイキングの長老として、短いけれど印象に残る役割で登場します。
ショーは、866年にノーサンブリアの中世の王国で始まります。デーン(デンマーク)人たち(ヴァイキング)の来襲で、ウートレッドの父親が殺されてしまいます(私もショックでした)。
ウートレッドは敵を取ろうとしますが、まだほんの子どもだった彼は、デーン人のアール・ラグナルに捕らわれます。結局、ラグナルはその勇敢な子どもを養子に迎え、彼はデーン人として育つことになります。
ウートレッドは強い若い戦士(アレクサンダー・ドレイマン)に成長します。GOTと比較されてしまうのは、時代背景ばかりでなく、ドレイマンの雰囲気がジョン・スノウと似ていることがあるかもしれません。
彼を育てた異教徒の家族が、信仰深いサクソン人によって殺されると、彼はしばらくフリーエージェントになります。彼が帰するところは、生まれなのか、育ちなのか、彼を真中に置いて、その両側が描かれます。そしてどちらにも正と負があることを知ります。
トレーラー映像がYoutubeで見れます-
ラスト・キングダム 予告編 - Netflix [HD] - YouTube
#少し気になったのですけれど、後半から日本語字幕の登場人物名が変わります。ラグナルがラグナー、アバがアッバ、ベオカがベオッカというように。前半と後半では翻訳者が異なるんですかね。
#ドラマ『ヴァイキング』のシーズン2の放送はまだでしょうか。本国ではシーズン5の更新も決まったというのに国内ではシーズン1のみ放送です(今のところ)。
ヴァイキング〜海の覇者たち〜 || ヒストリーチャンネル
ヒストリーチャンネルでは、この夏の推しドラマとして『新ルーツ』が紹介されています。1977年に放送されたドラマのリメイクで、ものすごい高視聴率の番組でした。もちろん見るつもりです。
ROOTS/ルーツ | 日本・世界の歴史&エンタメ ヒストリーチャンネル - THE HISTORY CHANNEL JAPAN
#GOTの最新シーズンも気になります。スタチャンからWOWOWに切り替えしてしまったので、見れるのは当分先になるでしょうか。ファンタジー満載だとちょっと辛いかも。