2017年12月13日(水)
武田 義尊/Test by 家電批評編集部
満場一致! 音質5位なのにプロがAirPodsを絶賛した理由
「AirPods」に代表される完全ワイヤレスイヤホン。13モデルの音質ランキングでは、オンキヨー「W800BT」1位に。でも、プロが「自分で買うなら」と選んだのは音質は5位に沈んだアップルのAirPodsだったんです。
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13モデルを比較しました 音がキレイはONKYOだけど…
AirPodsをはじめとする完全ワイヤレスイヤホン。テストした13モデルの中で最も音質が優れていたのはONKYO「W800BT」でした。低音~高音域までクセを可能な限り取り除いたそのサウンドは「スッキリとクリアでオールマイティ。EDMからアニソンまで幅広く対応する」とテストした識者も音質に納得です。 そのほか、2位と3位の結果も合わせて確認してみましょう。
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中音の解像度
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低音の解像度
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ダイナミクス
識者のひとりサウンドプロデューサーの大澤さんはこう言いいます。「W800BTの音質は確かに他より優れていて、作りもしっかりしています。でも『どれを買うか』と考えると、音質だけで選ばないと思うんです」と。
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音質以前の「普通に使える」が できていたのがAirPodsでした
アップル AirPods 購入価格:1万7315円 本体サイズ・質量:16.5×18×40.5 mm・各4g センサー:モーション・音声加速度センサー・デュアル光学センサー・デュアルビームフォーミングマイクロフォン
実は完全ワイヤレスイヤホンのテストでは、「普通に聴く」状態に至るまでに、手間取るモデルが少なくありませんでした。 6台のスマホにそれぞれイヤホンをペアリングしていったためBluetoothの混線もあったかもしれませんが、左右から適切に音を出すことが難しいケースが少なくありませんでした。スマホとのペアリングのしやすさ、音切れのない安定した再生など、音質以外にも見極めるべき箇所が多く存在するのです。確かに高音質は商品のアドバンテージですが、製品選びのポイントは、高音質を含むトータルでの商品力です。 そこで改めて、もっとも印象に残り、一番食指の動いたモデルを聞くと、テストを担当した3名ともがアップル「AirPods」を挙げました。音質ランキングでは5位に終わったAirPods。それでも買いたくなる理由をはどこにあるのでしょう?
「長くBluetooth機器の開発に携わるアップルだけあり、製品としての完成度の高さが群を抜いている」(サウンドプロデューサー:大澤大輔さん)
「接続の信頼性は大事なポイントになります。私はXperiaユーザーですが、iPhoneより音が良かったのはうれしかったですね」(放送エンジニア:井川崇さん)
「AirPodsを自分でも持っていて、かなり愛用しています。ペアリングがスムーズだし、デザインも気に入っています」(タレント・ミュージシャン:藤岡みなみさん)
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総合力で選ぶと ダントツでAirPodsです
AirPodsはiPhoneやiPadとのペアリングがとにかくスムーズ。ペアリングに失敗というトラブルがほとんど起きません。 また、動画を視聴した際に他のモデルは音が遅れましたがAirPodsはほとんど遅延がありません。遅延対策はAirPodsが別格でした。その他、充電のしやすさやコスパなど含めてAirPodsは完全ワイヤレスイヤホンの弱点を見事に解消しているんです。
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充電のしやすさ
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コストパフォーマンス
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デザイン性
音質こそ5位にとどまりましたが、操作性、安定性、デザインなどの総合商品力では、今のところAirPodsに勝るものなしです。
さらに、「PlayerPro」や「AIMP」などのアプリを使いイコライザー補正をすれば、AirPodsの音質をさらにパワーアップさせることができます。Apple独自の洗練されたペアリング機能は使えなくなりますが、iPhoneで聞くより音質が改善されるのでAirPodsはXperiaユーザーにもアリです。 以上AirPodsをプロが推す理由の解説でした。
360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。
こちらのコンテンツに登場する商品
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