米国は北朝鮮と協議する用意ある、前提条件なしに-国務長官

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  • まずは一回協議を、北朝鮮が望むなら天気の話でもいいと国務長官
  • ただし協議継続には北朝鮮が異なる選択を行う用意を整える必要ある

ティラーソン国務長官

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

ティラーソン米国務長官は12日、米国は北朝鮮と前提条件なしに交渉する用意があると述べた。ただし、この協議が続くためには北朝鮮が核兵器と弾道ミサイルの開発計画に関して従来とは「異なる」選択を行う準備を整えるべきだとした。

  同長官はワシントンのシンクタンク、アトランティック・カウンシルでの講演で、「われわれは北朝鮮が協議を望む時にいつでも応じ、前提条件なしに最初の会合を持つ用意がある」と発言。「まずは会おうではないか。北朝鮮が望むなら、天気の話をしてもいい。四角いテーブルにするか、円卓にするかにこだわるなら、それを話し合ってもいい」と語った。

  ティラーソン長官はこの日これより早く、現在は主として国連の追加制裁と中国との協調推進に頼っている対北朝鮮圧力強化の取り組みについて、進展状況に満足していると語っていた。同長官は、ペルーやメキシコも含め22カ国余りが北朝鮮外交官を国外退去処分としており、新たな制裁体制は「極めて」強力だとした。その上で、「われわれの外交の成功で重要なのは、北朝鮮が間違った選択をした場合、行動する用意がある強力な軍事配備の存在だ」とも話した。

原題:U.S. Is Ready to Talk to North Korea ‘Anytime,’ Tillerson Says(抜粋)

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