検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド
このガイドの対象読者
このガイドは、オンライン コンテンツを所有するか管理していて、Google 検索を通じて収益化や宣伝を行いたい方を対象としています。成長している好調企業の経営者、多数のサイトのウェブマスター、ウェブ代理店の SEO 専門家、検索の仕組みに関心がある DIY の SEO 技術者などを読者として想定しています。Google のおすすめの方法に基づいて SEO の基礎知識を包括的に学びたい方にとって、最適な資料です。Google でサイトが自動的に掲載順位 1 位になるための秘訣をご紹介するわけではありませんが、以下に示すおすすめの方法を取り入れると、検索エンジンがコンテンツをクロールしてインデックス登録し、理解するのが容易になるでしょう。
検索エンジン最適化(SEO)は、ウェブサイトの各部分に小さな変更を加える作業が多くなります。個々に見ると、これらの変更は段階的な改良のように思えますが、複数の最適化手法を併用することで、サイトのユーザー エクスペリエンスやオーガニック検索結果でのパフォーマンスに著しい影響を与える可能性があります。このガイドでご紹介するトピックの多くは、ウェブページの重要な要素であるため、すでにご存知かもしれませんが、まだ最大限に活用されていないかもしれません。
サイトの最適化はユーザーのニーズに応えるために行ってください。検索エンジンはユーザーの 1 つであり、他のユーザーがコンテンツを見つけるのに役立っています。検索エンジン最適化は、検索エンジンがコンテンツを理解して提示するのを助けるためのものです。ご自分のサイトはサンプルのサイトとは規模が異なり、まったく違うコンテンツを提供しているかもしれませんが、以下でご紹介する最適化のトピックはあらゆるサイズや種類のサイトに当てはまります。このガイドでウェブサイトの改善について新鮮なアイデアをご提供できれば幸いです。ご質問、フィードバック、成功事例などがありましたら、Google ウェブマスター ヘルプフォーラム1にぜひお寄せください。
コンテンツをお楽しみいただき、Google のサポート フォーラムからご意見をお聞かせください。今後の改善に活用させていただきます。
ウェブの質を向上させることに役立つよう、このガイドは各自の責任で自由に保存、印刷、共有していただけます。
ぜひこのガイドをご活用ください。
よろしくお願いいたします。
Google サーチ クオリティ チーム
はじめに
用語集
- インデックス - Google は認識したすべてのウェブページを「インデックス」に格納します。各ページのインデックス エントリにはそのページのコンテンツと場所(URL)が記述されています。「インデックスに登録する」とは、Google があるページを取得し、そのページを読み込んで、インデックスに追加することを指します。例文: 「今日、私のサイトの一部のページが Google のインデックスに登録されました。」
- クロール - 新しいウェブページや更新されたウェブページを検出するプロセスのことです。Google はリンクをたどる、サイトマップを読み込むなど、さまざまな手段で URL を検出します。Google はウェブをクロールして新しいページを検出し、(該当する場合は)そのページをインデックスに登録します。
- クローラ - ウェブのページをクロール(取得)して、そのページをインデックスに登録する、自動化されたソフトウェアです。
- Googlebot - Google クローラの一般的な名称です。Googlebot は常時ウェブをクロールしています。
- SEO - 検索エンジン最適化: サイトを検索エンジン向けに改善するプロセスのことです。また、このプロセスを仕事として担当する人の肩書きとしても使われます。例文: 「当社のウェブでの認知度を高めるために新しい SEO 担当者を採用しました。」
Google へのサイトの登録
自分のサイトが Google のインデックスに登録されているかどうかを調べる - 「site:」を付けてサイトのホームページの URL を検索します。結果に表示された場合、サイトはインデックスに登録されています。たとえば、「site:wikipedia.org」を検索すると、このような結果2が表示されます。
サイトが Google に登録されていない場合 - Google では何十億ものページをクロールしていますが、サイトによってはクロールされない場合もあります。Google のクローラによってサイトがクロールされない場合、よくある原因は次のとおりです。
- サイトがウェブ上の他のサイトから十分にリンクされていない。
- 新しく立ち上げたばかりのサイトで、Google がまだクロールできていない。
- サイトのデザイン上の問題により、Google がコンテンツを効果的にクロールできない。
- Google がサイトをクロールしようとした際にエラーが発生した。
- ポリシーによって Google によるサイトのクロールをブロックしている。
サイトを Google に表示するには
Google の検索結果に、ご自身のサイトを無料で簡単に表示させることができます。Google にサイトを送信する必要すらありません。Google は完全に自動化された検索エンジンです。ウェブクローラを使用してウェブを常に探索し、Google のインデックスに追加するサイトを探しています。Google 検索結果に表示されるサイトのほとんどは、手動で登録されたものではなく、クローラがウェブをクロールして見つかったサイトが自動的に追加されたものです。Google でウェブページが検出、クロールされ、検索結果に表示される仕組みについてご覧ください3。
Google と相性のよいサイトの作成方法については、ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)4をご覧ください。Google のクローラによりサイトが確実に検出されることを保証することはできませんが、このガイドラインに準拠していただくことで Google の検索結果にサイトが表示される準備が整います。
Google Search Console では、コンテンツを Google に送信し、Google 検索での掲載順位を確認するためのツールを提供しています。ご希望であれば、Google がサイトの重大な問題を検出した場合に Search Console から通知を受け取ることもできます。Search Console にご登録ください5。
まず確認しておくべき基本的な点を以下にまとめます。
- 所有するウェブサイトが Google に表示されているか?
- ユーザーに質の高いコンテンツを提供しているか?
- 所有するローカル ビジネスが Google に表示されているか?
- ウェブサイトのコンテンツにどの端末からでも速く簡単にアクセスできるか?
- 所有するウェブサイトは安全か?
さらに詳しい情報については、http://g.co/webmasters6 をご覧ください。
このガイドでは、検索エンジン向けにサイトを改善し、トピック別に整理する方法についてアドバイスを提供します。ヒントを簡単にまとめた印刷可能なチェックリストを http://g.co/WebmasterChecklist7 からダウンロードできます。
SEO の専門家が必要かどうか検討する
SEO(検索エンジン最適化)の専門家とは、検索エンジンでのウェブサイトの可視性を向上させる方法を熟知している人のことです。このガイドに準拠すれば、サイトを最適化する方法を十分に学ぶことができます。その上で、ページの監査を助けてくれる SEO の専門家を採用するかどうか検討してもよいでしょう。
SEO 業者を利用するかどうかは、サイトの改善や時間の節約につながる可能性がある重要な決断です。SEO 業者を利用するメリットと、無責任な SEO 業者によってサイトが被害を受ける可能性について必ず検討してください。多くの SEO 業者や代理店、コンサルタントでは、ウェブサイトの管理者向けに次のような便利なサービスを提供しています。
- サイトのコンテンツや構成の見直し
- ホスティング、リダイレクト、エラーページ、JavaScript の使用など、ウェブサイトの開発に関する技術的なアドバイス
- コンテンツの開発
- オンライン ビジネス促進キャンペーンの管理
- キーワードに関する調査
- SEO のトレーニング
- 特定のマーケットや地域に関する専門知識
SEO 業者を探す前に、賢く利用するために知っておくべきことを確認し、検索エンジンの仕組みについて理解することをおすすめします。このガイドの全体に目を通し、また、特に次の情報をご覧いただくようおすすめします。
SEO サービスの利用を検討している場合は、早い段階で導入することをおすすめします。最適なタイミングは、サイトを再構築するときや新しいサイトを開設するときです。このタイミングなら、最初から検索エンジンとの相性を考慮してサイトを設計できます。もちろん優秀な SEO 業者であれば既存のサイトを改善することもできます。
SEO 業者を利用する必要性や注意事項について詳しくは、ヘルプセンターの記事「SEO が必要なケース」11をご覧ください。
Google がコンテンツを見つけられるようにする
Google にサイトを表示するための第一歩は、Google がサイトを見つけられるようにすることです。最適な方法はサイトマップの送信です。サイトマップとは、サイト上の新しいページや変更されたページについて検索エンジンに認識させる、サイト上のファイルのことです。サイトマップを作成して送信する方法についての記事をご覧ください12。
Google は他のページからのリンク経由でページを見つけることもあります。ユーザーにサイトを見つけてもらう方法については、このドキュメントで後述する「ウェブサイトを宣伝する」をご覧ください。
クロール対象外のページを Google に指示する
おすすめの方法
機密情報ではない場合: robots.txt を使って望まないクロールをブロックする
「robots.txt」は、サイトの各部分にアクセスしてクロールできるかどうかを検索エンジンに伝えるファイルです。このファイルは「robots.txt」と名付ける必要があり、サイトのルート ディレクトリに配置します。robots.txt によってブロックされているページでもクロールされる可能性があるので、機密性の高いページではこれよりも安全な方法を使用する必要があります。
サイトの特定のページについては、検索エンジンの検索結果で見つかってもユーザーにとってそれほど有用でないため、クロールされたくない場合もあります。Google Search Console には使いやすい robots.txt 生成ツールがあるので、検索エンジンによるページのクロールを防止するために robots.txt を作成する際に利用できます。サイトでサブドメインを使用していて、特定のサブドメインで特定のページをクロールされないようにするには、そのサブドメイン用に個別の robots.txt ファイルを作成する必要があります。robots.txt について詳しくは、Search Console ヘルプセンターの robots.txt ファイルの使い方13に関するガイドをご覧ください。
検索結果にコンテンツが表示されないようにするその他の方法についてもご覧ください14。
避けるべき方法:
- サイト内の検索結果ページを Google にクロールさせる。検索エンジンの結果をクリックして、サイト上の別の検索結果ページが表示されると、ユーザーは不満に感じます。
- プロキシ サービスの結果として作成された URL をクロールできるようにする。
機密情報の場合: より安全な方法を使用する
robots.txt は機密資料を保護するための適切で効果的な方法ではありません。robots.txt を使ってクロール対象外のページを正常なクローラに認識させることはできますが、サーバーがリクエストされたページをブラウザに配信するのを防ぐことはできません。その理由の 1 つは、URL へのリンクがインターネット上のどこか(参照 URL ログなど)に存在する場合、ブロック(タイトルやスニペットなしで URL のみを表示)している URL を検索エンジンが参照できてしまうためです。また、Robots Exclusion Standard を受け入れていない不適切で悪質な検索エンジンが robots.txt の指示に従わない可能性もあります。興味本位のユーザーによって robots.txt ファイル内のディレクトリやサブディレクトリを確認され、見られたくないコンテンツの URL を推測されることもあります。
このようなケースで、「ページを Google に表示したくないけれど、リンクを知ったユーザーがページにアクセスするのはかまわない」という場合は、noindex タグを使用します。しかし、セキュリティを確保したいなら、適切な認証方法(ユーザー パスワードを求めるなど)を使用したり、ページをサイトから完全に削除したりしてください。
Google(とユーザー)がコンテンツを理解できるようにする
Google にユーザーと同じようにページを認識してもらう
Googlebot はページをクロールするとき、平均的なユーザーと同じようにページを確認しています15。最適なレンダリングとインデックス登録を実現するため、ウェブサイトで使用している JavaScript ファイル、CSS ファイル、画像ファイルへのアクセスを、必ず Googlebot に許可してください。サイトの robots.txt ファイルでこうしたアセットのクロールを許可しない場合、コンテンツのレンダリングとインデックス登録を行う Google のアルゴリズムの動作を直接阻害することになります。結果としてランキングが最適化されない可能性があります。
おすすめの対処法:
- Fetch as Google ツール16を使って、Googlebot が JavaScript ファイル、CSS ファイル、画像ファイルをクロールできるかどうかを確認します。 Fetch as Google ツールを使用すると Googlebot がコンテンツをどのように認識してレンダリングするのかを正確に確認でき、サイトのインデックス登録時の問題を特定して修正できるようになります。
- Google Search Console で robots.txt を確認、テストします17。
固有の正確なページタイトルを付ける
<title>
タグはユーザーと検索エンジンの両方にページの内容を伝えるものです。<title>
タグは HTML ドキュメントの <head>
要素内に配置する必要があります。サイトの各ページに固有のタイトルを付けてください。
検索結果に適したタイトルとスニペットを作成する
ドキュメントが検索結果ページに表示される場合、タイトルタグの内容が結果の 1 行目に表示されることがあります(Google 検索結果の各部分についてよく知らない場合は、検索結果の構成を解説した動画18と、こちらの Google 検索結果ページのわかりやすい図をご覧ください)。
ホームページのタイトルには、ウェブサイトや企業の名前を表示し、さらに、企業の所在地やサービスの主な目的といった重要情報の一部を添えることができます。
おすすめの方法
ページのコンテンツについて正確に記述する
読みやすく、ページのコンテンツの主題が効果的に伝わるタイトルを選びます。
避けるべき方法:
- ページのコンテンツと関連のないタイトルを選ぶ。
- 「無題」や「新しいページ 1」など、デフォルトのタイトルやあいまいなタイトルを使用する。
各ページに固有のタイトルを付ける
サイトのページごとに固有のタイトルを付けるのが理想的です。そうすることで、サイト上の各ページの違いを Google が認識しやすくなります。サイトで別個のモバイルページを使用している場合は、モバイル版にも適切なタイトルを使用してください。
避けるべき方法:
- サイトのすべてのページや多数のページにわたって 1 つのタイトルを使用する。
簡潔でわかりやすいタイトルを使用する
完結で有益なタイトルにします。タイトルが長すぎる場合や関連性が低いと見なされた場合、Google は検索結果にタイトルの一部のみや、自動的に生成されたタイトルを表示することがあります。ユーザーのクエリや検索に使用された端末に応じて、異なるタイトルを表示することもあります。
避けるべき方法:
- ユーザーにとって役立たない極端に長いタイトルを使用する。
- タイトルタグで不要なキーワードを乱用する。
「description」メタタグを使用する
ページの description メタタグは Google や他の検索エンジンにページ内容の要約を伝えます。ページのタイトルが数語の単語やフレーズであるのに対し、ページの description メタタグには 1、2 文のセンテンスや短いパラグラフを記述します。Google Search Console には便利な HTML 改善レポートがあり、これによって、description タグが短すぎる、長すぎる、重複が多すぎる場合に確認することができます(<title>
タグについても同じ情報をご利用いただけます)。<title>
タグと同様に、description メタタグは HTML ドキュメントの <head>
要素内に配置します。
description メタタグのメリット
description メタタグは Google にページのスニペットとして使用される可能性があるため重要です。「可能性がある」と述べたのは、ユーザーのクエリに適合しやすい場合は、ページに表示されるテキストの関連部分が使用されることもあるからです。Google がスニペットに使用するのに適したテキストを検出できない場合に備えて、各ページに description メタタグを追加することをおすすめします。ウェブマスター セントラル ブログには、適切な description メタタグを使ってスニペットを改善する方法19やユーザーにとって役立つスニペット20に関する有益な投稿があります。効果的なタイトルやスニペットの作成方法21に関するヘルプセンターのわかりやすい記事もあります。
おすすめの方法
ページの内容を正確に要約する
description メタタグが検索結果のスニペットとして表示された場合に、ユーザーに情報を提供し興味を引くような説明を記述します。description メタタグのテキストには文字数の上限や下限はありませんが、検索結果で説明が完全に表示される程度の長さにすることをおすすめします(検索の方法や検索エンジンによってユーザーに表示されるスニペットのサイズは異なります)。そのページがユーザーにとって有益で関連性が高いかどうかを判断できるような情報を含めることもおすすめします。
避けるべき方法:
- ページの内容と関連のない description メタタグを記述する。
- 「これはウェブページです」や「野球カードについてのページ」のような一般的な説明を使用する。
- キーワードだけを羅列する。
- サイトのドキュメントの内容をそのまま description メタタグにコピー&ペーストする。
ページごとに固有の説明を使用する
ページごとに異なる description メタタグを使用するのはユーザーにとっても Google にとっても有益です。特に、同一ドメインの複数のページがユーザーに表示される可能性のある検索(たとえば site:
演算子を使った検索など)で役立ちます。サイトに数千から数百万ものページがある場合、description メタタグを手作業で作成するのは現実的に不可能でしょう。その場合は、各ページのコンテンツに基づいて description メタタグを自動的に生成することができます。
避けるべき方法:
- サイトのすべてのページや多数のページにわたって 1 つの description メタタグを使用する。
見出しタグを使用して重要なテキストを強調する
一般に、見出しタグはタグに囲まれているテキストをページ上の通常のテキストよりも大きく表示するため、ユーザーにとってはそのテキストが重要であるという視覚的な手がかりとなり、見出しテキストの下に続くコンテンツの内容について理解しやすくなります。複数の見出しサイズを正しい順序で使用すると、コンテンツの階層構造が作成され、ユーザーがドキュメント内を移動しやすくなります。
おすすめの方法
概要を書く場合を想像する
長い論文の概要を書く場合と同様に、ページ上のコンテンツの主要なポイントと下位のポイントは何かを検討し、それに応じてどこに見出しを使用するか決定します。
避けるべき方法:
- ページの構造を定義するのに効果的でないテキストを見出しタグで囲む。
<em>
や<strong>
のような他のタグの方が適している場所で見出しタグを使用する。- 見出しタグのサイズを不規則に変える。
ページ全体で控えめに見出しを使用する
見出しタグは意味のある場所で使用してください。ページ上の見出しが多すぎると、ユーザーがコンテンツを読みにくくなり、1 つのトピックがどこで終了して次のトピックがどこから始まっているのか判断しにくくなります。
避けるべき方法:
- ページ内で見出しタグを過度に使用する。
- 見出しが非常に長い。
- 構造を示すためではなく、テキストの書式を整える目的で見出しタグを使用する。
構造化データ マークアップを追加する
構造化データ22とは、検索エンジンがページの内容をより適切に認識できるように、検索エンジンに対してコンテンツを説明するためにサイトのページに追加するコードです。検索エンジンではこの解釈を利用して、検索結果にコンテンツを効果的に(目を引くように)表示することができます。つまり、そのサイトのビジネスに適したお客様を引きつけるのに役立ちます。
たとえば、オンライン ストアで個々の商品のページをマークアップすると、Google がページの特徴(自転車、価格、カスタマー レビューなど)を理解しやすくなります。関連するクエリの検索結果でスニペットにその情報が表示されるようになります。このような検索結果をGoogle では「リッチ検索結果」と呼んでいます。
構造化データ マークアップはリッチ検索結果だけでなく、関連する検索結果を他の形式で表示するのにも使用されることがあります。たとえば、実店舗がある場合は、営業時間をマークアップすることで、見込み顧客が必要なときに店舗を見つけて、検索の時点で店舗が営業中かどうかを知らせることができます。
ビジネス関連のさまざまなエンティティをマークアップできます。
- 販売している商品
- お店やサービスの所在地
- 商品やビジネスに関する動画
- 営業時間
- イベント情報
- レシピ
- 会社のロゴなど
サポートされるコンテンツ タイプの詳細なリストについては、デベロッパー サイトをご覧ください23。
サポートされている表記マークアップと構造化データを使用してコンテンツを記述するようおすすめします。ページの HTML コードにマークアップを追加したり、データ ハイライター24やマークアップ支援ツール25などのツールを使用したりできます(ツールについて詳しくは、「おすすめの方法」をご覧ください)。
おすすめの方法
構造化データ テストツールを使ってマークアップを確認する
コンテンツをマークアップしたら、Google 構造化データ テストツール26を使用して、実装に誤りがないことを確認できます。コンテンツの URL を入力するか、マークアップが含まれる実際の HTML をコピーします。
避けるべき方法:
- 無効なマークアップを使用する。
データ ハイライターを使用する
サイトのソースコードを変更せずに構造化マークアップを試してみたい場合は、データ ハイライターを使用できます。データ ハイライターは Search Console に統合されている無料ツールで、コンテンツ タイプのサブセットをサポートしています。
ページにコピーして貼り付けできるマークアップ コードを入手したい場合は、マークアップ支援ツールをお試しください。
避けるべき方法:
- マークアップの実装についてよくわからない状況でサイトのソースコードを変更する。
マークアップしたページの効果を追跡する
Search Console の [構造化データ] レポート27には、特定のタイプのマークアップについて Google で検出されたサイトのページ数、検索結果での表示回数、過去 90 日間でユーザーがクリックした回数などが表示されます。また、エラーが検出された場合は表示されます。
避けるべき方法:
- ユーザーに表示されないマークアップ データを追加する。
- 偽のレビューを作成する、関連のないマークアップを追加する。
Google 検索結果での表示を管理する
ページに正しい構造化データがあると、検索結果のさまざまな特殊機能(レビューの星、視覚的にデコレートされた検索結果など)の対象となります。ページが対象となる可能性のある検索結果の種類については、こちらのギャラリーをご覧ください28。
サイトの階層を整理する
検索エンジンによる URL の使用方法を理解する
検索エンジンがコンテンツをクロールしてインデックスに登録し、ユーザーに示すためには、コンテンツのまとまりごとに固有の URL が必要です。検索に適切に表示されるには、個別のコンテンツ(ショップ内の各商品など)や改変されたコンテンツ(翻訳や地域別のバリエーションなど)で個別の URL を使用する必要があります。
通常、URL は複数の部分に分かれています。
[プロトコル]://[ホスト名]/[パス]/[ファイル名]?[クエリ文字列]#[フラグメント]
例:
https://www.example.com/RunningShoes/Womens.htm?size=8#info
Google では、すべてのウェブサイトで可能な場合は https:// を使用することをおすすめします。ホスト名とはウェブサイトがホストされている場所で、通常は、メールで使用しているのと同じドメイン名を使用します。Google では「www を含む」バージョンと「www を含まない」バージョン(例: 「www.example.com」と「example.com」)が区別されます。Search Console にウェブサイトを追加するときは、「http://」バージョンと「https://」バージョンだけでなく「www を含む」バージョンと「www を含まない」バージョンも追加するようおすすめします。
パス、ファイル名、クエリ文字列は、サーバーのどのコンテンツにアクセスするかを決定します。この 3 つの部分では大文字と小文字が区別されるので、「FILE」と「file」では別々の URL になります。ホスト名とプロトコルでは大文字と小文字は区別されません。つまり、大文字と小文字の違いはこの部分では影響がありません。
フラグメント(上記の例では「#info
」)は、ページ内のブラウザのスクロール先を特定します。通常、コンテンツ自体はフラグメントに関係なく同じであるため、検索エンジンは使用されているフラグメントを無視します。
ホームページを参照する場合、ホスト名の後ろにある末尾のスラッシュは省略可能です。スラッシュの有無にかかわらず同じコンテンツに導かれるためです(「https://example.com/」と「https://example.com」は同じになります)。パスとファイル名については、末尾のスラッシュによって別々の URL と見なされます(ファイルとディレクトリのどちらを示すか区別されます)。たとえば、「https://example.com/fish」と「https://example.com/fish/」は同じではありません。
検索エンジンにとって重要なナビゲーション
ウェブサイトのナビゲーションは、訪問者に必要なコンテンツをすばやく見つけてもらうために重要です。また、ナビゲーションによって、ウェブマスターが重要だと考えているコンテンツを検索エンジンが理解しやすくなります。Google の検索結果はページレベルで提供されますが、Google はサイト全体でそのページがどのような役割を果たしているのか把握しようとしています。
ホームページに基づいてナビゲーションをプランニングする
すべてのサイトにホームページ(「ルート」ページ)があります。通常はサイトで最もアクセスの多いページで、ユーザーにとってナビゲーションの出発点となります。サイトに少数のページしかない場合を除いて、一般的なルートページからより具体的なコンテンツを含むページにユーザーをどのように誘導するか検討する必要があります。特定のトピック領域に関するページが十分にあり、関連するページを紹介する別のページを作成するのが適当かどうか(たとえば、ルートページ -> 関連するトピックの一覧 -> 特定のトピック)、何百点もの異なる商品があり、複数のカテゴリとサブカテゴリのページに分類する必要があるかどうか、などを検討してください。
「パンくずリスト」を使用する
パンくずリストとは、ページの上部か下部にある内部的なリンクの行です。訪問者はパンくずリストを使って、前のセクションやルートページにすばやく戻ることができます。ほとんどのパンくずリストでは、最初の左端のリンクとして最も一般的なページ(通常はルートページ)を置き、右側に向けてより具体的なセクションを並べています。パンくずリストを表示する場合は、パンくずリストの構造化データ マークアップ29を使用することをおすすめします。
ユーザーにとってシンプルなナビゲーション ページを作成する
ナビゲーション ページは、ウェブサイトの構造を表示するサイト上の簡単なページで、通常は、サイト上のページの階層的なリストで構成されています。訪問者はサイト上のページを見つけられない場合にこのページにアクセスすることがあります。検索エンジンもこのページにアクセスし、サイト上のページのクロール範囲を広げますが、主に人間の訪問者を対象としています。
おすすめの方法
わかりやすい階層を作成する
一般的なコンテンツからそのサイトで求めている具体的なコンテンツへ、ユーザーができるだけ簡単にたどり着けるようにしてください。理にかなっている場合はナビゲーション ページを追加し、内部的なリンク構造に効果的に組み込みます。サイト上のすべてのページにリンクから到達できるようにし、サイト内の「検索」機能を探さなくても済むようにします。関連ページへのリンクを適宜追加すると、ユーザーが同様のコンテンツを見つけやすくなります。
避けるべき方法:
- ナビゲーション リンクを複雑な関係にする(例: サイト上のすべてのページを他のすべてのページにリンクする)。
- コンテンツを過度に細分化する(そのため、ホームページから到達するのに 20 回もクリックする必要がある)。
ナビゲーションにテキストを使用する
サイト上のページ間のナビゲーションの大部分をテキストリンクで制御すると、検索エンジンがそのサイトをクロールして理解しやすくなります。JavaScript を使ってページを作成する場合は、「a」要素とともに「href」属性の値として URL を使用し、ユーザーの操作を待つのではなく、ページ読み込み時にすべてのメニュー項目が生成されるようにします。
避けるべき方法:
- 全体的に画像やアニメーションに基づいてナビゲーションを作成する。
- ナビゲーションでスクリプトやプラグインに基づいたイベント処理を必要とする30。
ユーザー向けにナビゲーション ページを用意し、検索エンジン向けにサイトマップを作成する
ユーザー向けにサイト全体の(数千から数万ページある場合は最も重要なページ群の)簡潔なナビゲーション ページを用意します。検索エンジンがサイトの新しいページや更新されたページを検出できるように、XML サイトマップ ファイルを作成して、すべての関連 URL のリストをまとめて掲載し、主要なコンテンツの最終更新日を記載します。
避けるべき方法:
- 無効なリンクが発生してナビゲーション ページが古くなる。
- テーマ別などに整理せずに、単純にページのリストを記載したナビゲーション ページを作成する。
有益な 404 ページを表示する
ユーザーは無効なリンクをクリックしたり、誤った URL を入力したりして、サイト上に存在しないページにアクセスすることがあります。ユーザーをサイト上の公開中のページに親切に導くカスタムの 404 ページ31を用意することで、利便性を大幅に改善することができます。404 ページにルートページに戻るリンクを表示し、サイト上の人気のあるコンテンツや関連するコンテンツへのリンクも掲載するとよいでしょう。Google Search Console を使って「ページが見つかりません」エラーを引き起こす URL のソース32を特定することができます。
避けるべき方法:
- 検索エンジンで 404 ページがインデックスに登録されるようにする(404 HTTP ステータス コードを返すようにウェブサーバーを設定しておきます。JavaScript ベースのサイトの場合は、存在しないページが要求された場合に備えて noindex robots メタタグを含めておきます)。
- robots.txt ファイルを通じて 404 ページがクロールされるのをブロックする。
- 「見つかりません」や「404」などの曖昧なメッセージのみを表示する。または、404 ページが存在しない。
- サイトの他のページと一貫性のないデザインを 404 ページで使用する。
コンテンツの情報を伝えるわかりやすい URL
ウェブサイトのドキュメントにわかりやすいカテゴリやファイル名を使用すると、サイトを効果的に整理できるだけでなく、コンテンツにリンクしようとするユーザーにとって、より簡単で「フレンドリー」な URL を作成することができます。理解できない単語が含まれる極端に長く暗号のような URL は、訪問者を困惑させることがあります。
上の画像のような URL はわかりにくく、フレンドリーではありません。ユーザーはこの URL へのリンクを作成するのが難しいと感じるかもしれません。
ページへのリンクを貼る際にそのページの URL をアンカー テキストとして使用するユーザーもいます。URL に関連する単語が含まれていると、ID や奇妙な名前のパラメータよりも、ページについての情報をユーザーに提供することができます。
URL は検索結果に表示される
通常、ドキュメントの URL は Google の検索結果でドキュメントのタイトルの下に表示されることを忘れないようにしましょう。
複雑な URL であっても、Google はあらゆるタイプの URL 構造を適切にクロールできますが、時間をとって URL をできるだけ簡潔にしておくことをおすすめします。
おすすめの方法
URL で単語を使用する
サイトのコンテンツや構造に関連する単語を含む URL は、サイトを閲覧するユーザーにとってより親切になります。
避けるべき方法:
- 不必要なパラメータやセッション ID を含む長い URL を使用する。
- 「page1.html」のような一般的なページ名を選ぶ。
- 「baseball-cards-baseball-cards-baseballcards.htm」のように過度にキーワードを使用する。
シンプルなディレクトリ構造を作成する
コンテンツが適切に整理され、訪問者がサイト上のどこにいるのか判断しやすいディレクトリ構造を使用します。ディレクトリ構造を利用して、その URL で見つかるコンテンツの種類を表すようにします。
避けるべき方法:
- 「.../dir1/dir2/dir3/dir4/dir5/dir6/page.html」のようにサブカテゴリを深くネストする。
- 含まれているコンテンツと関連のないディレクトリ名を使用する。
ドキュメントに到達する URL のバージョンを 1 つにする
ユーザーによってリンクする URL のバージョンが異なることのないように(そのコンテンツに対する評価が URL によって分かれる可能性があります)、ページの構造や内部的リンクで 1 つの URL を使用し、参照するように注意します。ユーザーが複数の URL から同じコンテンツにアクセスしていることに気付いた場合は、優先度の低い URL から主要な URL への 301 リダイレクト33を設定するようおすすめします。リダイレクトできない場合は、正規 URL や rel="canonical"34 リンク要素を使用することもできます。
避けるべき方法:
- サブドメインのページとルート ディレクトのページが同じコンテンツにアクセスするようにする(例: 「domain.com/page.html」と「sub.domain.com/page.html」)。
コンテンツを最適化する
興味深く有益なサイトにする
人を引きつける有益なコンテンツを作成すれば、このガイドで取り上げている他のどの要因よりもウェブサイトに影響を与える可能性があります。ユーザーは閲覧したときに良いコンテンツだと感じると、他のユーザーに知らせたいと思うものです。その際、ブログ投稿、ソーシャル メディア サービス、メール、フォーラムなどの手段が使われます。
自然なクチコミの評判は、ユーザーと Google の両方でサイトの評判を高めるのに役立ちますが、質の高いコンテンツがなければ生まれません。
読者が求めているものを把握して提供する
ユーザーがコンテンツを探すときに検索しそうなキーワードを考えてみましょう。そのトピックについてよく知っているユーザーは、よく知らないユーザーとは異なるキーワードを検索クエリで使用するかもしれません。たとえば、長年のサッカーファンは「国際サッカー連盟」の略語である「fifa」というキーワードで検索し、新しいファンは「サッカー プレーオフ」のようなより一般的なクエリを使用するかもしれません。検索行動におけるこのような違いを予測し、(キーワードの語句を上手く取り入れて)コンテンツを記述するときに考慮すれば、よい結果をもたらす可能性があります。Google AdWords には、新しいキーワードのバリエーションを発見し、各キーワードのおおよその検索ボリュームを確認できる、便利なキーワード プランナー35があります。また、Google Search Console では、サイトが表示される上位の検索クエリと、サイトに多くのユーザーを導いているキーワードを、検索アナリティクス レポート36で確認できます。
他のサイトが提供していない、新しい便利なサービスを創造することを検討しましょう。オリジナルの調査情報を記載する、面白いニュース記事を公開する、固有のユーザー基盤を活用するといった方法もあります。他のサイトではこのような活動を行うリソースや専門知識が不足しているかもしれません。
おすすめの方法
読みやすいテキストを記述する
ユーザーは工夫して書かれた読みやすいコンテンツを楽しみます。
避けるべき方法:
- 綴りや文法の間違いが多い、いい加減なテキストを記述する。
- 文章が下手なコンテンツ。
- テキスト コンテンツでテキストを画像や動画に埋め込む。ユーザーはテキストをコピーして貼り付けたい場合があります。また、検索エンジンがテキストを読み取れなくなります。
トピックを明快に整理する
トピックの始まりと終わりをユーザーが判断しやすいようにコンテンツを整理するのが常に効果的です。コンテンツを論理的なかたまりに分けると、ユーザーが必要なコンテンツを迅速に見つけやすくなります。
避けるべき方法:
- パラグラフ、小見出し、レイアウトの分離を取り入れずに、1 つのページにさまざまなトピックに関する大量のテキストを載せる。
新鮮な独自のコンテンツを作成する
新しいコンテンツがあると、既存のユーザーに何度もアクセスしてもらえるだけでなく、新規ユーザーも取り込むことができます。
避けるべき方法:
- ユーザーに付加価値をほとんどもたらさない、既存のコンテンツの焼き直し(またはコピー)。
- サイト上にコンテンツの複製やほぼ同じバージョンを掲載する。
- 重複したコンテンツに関する記事をご覧ください37。
検索ではなくユーザーに合わせてコンテンツを最適化する
一般に検索エンジンからアクセスしやすいサイトにすると良い結果につながりますが、その一方で、ユーザーのニーズに合わせてサイトをデザインしてください。
避けるべき方法:
- ユーザーにとっては迷惑で意味のない、検索エンジン向けの不必要なキーワードを大量に挿入する。
- 「このページにアクセスする際のよくある入力ミス」のような、ユーザーにとって価値のないテキストのブロックを掲載する。
- 偽装的にユーザーからテキストを隠し38、検索エンジンに対しては表示する。
リンクを上手に使う
効果的なリンクテキストを記述する
リンクテキストとは、リンク内に表示されるテキストです。このテキストはユーザーや Google に対して、リンク先のページについての情報を伝えます。ページ上のリンクには内部的なリンク(サイト上の他のページを参照しているもの)もあれば、外部的なリンク(他のサイトのコンテンツにつながるもの)もあります。どちらの場合でも、アンカー テキストが効果であるほど、ユーザーがナビゲートしやすくなり、Google がリンク先のページについて理解しやすくなります。
適切なアンカー テキストがあれば、ユーザーと検索エンジンはリンクされたページの内容を簡単に把握できます。
おすすめの方法
わかりやすいテキストを選ぶ
リンクに使用するアンカー テキストには、リンク先のページの内容に関する基本的な情報を盛り込みます。
避けるべき方法:
- 「ページ」、「記事」、「ここをクリック」などの一般的なアンカー テキストを記述する。
- リンク先のページのテーマから外れたテキストや内容と関連のないテキストを使用する。
- ページの URL をアンカー テキストとして使用する(ただし、新しいウェブサイトのアドレスを宣伝したり参照したりする場合など、このような使い方が適当なケースもあります)。
簡潔なテキストを記述する
短くわかりやすいテキスト(一般に、数語や短いフレーズ)を目指します。
避けるべき方法:
- 長いアンカー テキスト(長い文、テキストから成る短いパラグラフなど)を記述する。
見つけやすいリンクの書式を設定する
ユーザーが通常のテキストとリンクのアンカー テキストを簡単に区別できるようにします。ユーザーがリンクを見逃したり、誤ってリンクをクリックしたりすると、コンテンツの有用性が低くなります。
避けるべき方法:
- リンクを通常のテキストのように見せる CSS やテキストのスタイルを使用する。
内部リンクのアンカー テキストについても検討する
通常は外部のウェブサイトの参照に関してリンクを検討しますが、内部リンクに使用するアンカー テキストにより注意を払うと、ユーザーや Google がサイトをナビゲートしやすくなります。
避けるべき方法:
- 検索エンジン向けに過度にキーワードが挿入されたアンカー テキストや長いアンカー テキストを使用する。
- ユーザーのサイトのナビゲーションに役立たない不要なリンクを作成する。
リンク先に注意する
他のサイトにリンクすると、自分のサイトに対する評判の一部を別のサイトに与えることになります。ときどき、このことを利用しようとして、別のサイトのコメント欄や掲示板に自分のサイトへのリンクを追加するユーザーがいます。そのため、あるサイトに否定的に言及するとともに、自分のサイトへの評判をそのサイトには与えたくないと考える場合もあるでしょう。たとえば、コメントスパムに関するブログ投稿を執筆し、自分のブログに対して最近コメントスパムを行ったサイトを挙げる場合を想像してください。他の人に警告するため、コンテンツにそのサイトへのリンクを掲載したいけれど、リンクすることで、自分のサイトへの評判をそのサイトに分け与えたくはありません。このような場合は「nofollow」を使用するのが適しています。
「nofollow」属性が役に立つもう 1 つの例として、ウィジェット リンクが挙げられます。サイトのエクスペリエンスを充実させ、ユーザーにアピールするためにサードパーティのウィジェットを利用している場合は、サイトに掲載するつもりのないリンクがウィジェットに含まれていないか確認してください。編集方針に合わないリンクをサイトに追加し、ウェブマスターが管理できないアンカー テキストを表示しているウィジェットもあります。そのような望まないリンクをウィジェットから削除するのが難しい場合は、「nofollow」属性を使ってリンクを無効にすることができます。また、提供している機能やコンテンツのウィジェットを作成する場合は、デフォルトのコード スニペットにリンクに対する nofollow を含めるようにしましょう。
また、ページ上のすべてのリンクに nofollow を設定したい場合は、ページの <head>
タグの内側に <meta name="robots" content="nofollow">
タグを追加できます。robots メタタグについて詳しくは、ウェブマスター向け公式ブログ39をご覧ください。
「nofollow」でコメントスパムを防ぐ
リンクの「rel」属性の値として「nofollow」を設定すると、サイト上の特定のリンクをフォローしないように、つまり、自分のページに対する評判をリンク先のページに渡さないように Google に伝えることになります。リンクを「フォローしない」とは、次のように、リンクのアンカータグの内部に rel="nofollow" を追加することです。
<a href="http://www.example.com" rel="nofollow">Anchor text here</a>
この方法はどのような場合に有用でしょうか。たとえば、ブログで公開のコメント投稿を有効にしている場合、コメント内のリンクによって、自分のブログに対する評判が、内容を保証できないページに分け与えられる可能性があります。ページ上のブログのコメント欄は、コメントスパムを非常に受けやすい場所です。ユーザーが追加するこのようなリンクに「nofollow」を設定すると、自分のページが苦労して獲得した評判をスパムサイトに分け与えないことが保証されます。
コメント列や掲示板に「nofollow」を自動的に追加する
多くのブログ作成ソフトウェア パッケージでは自動的にユーザー コメントに nofollow が設定されますが、自動化に対応していないソフトウェアでも手動で編集できる場合がほとんどです。このアドバイスは、ユーザーが作成するコンテンツが含まれる、サイトの他の部分(ゲストブック、フォーラム、シャウトボード、参照 URL リストなど)にも当てはまります。第三者によって追加されるリンクを保証できる場合(コメント投稿者がサイトで信頼されている場合など)は、リンクに対して nofollow を使用する必要はありません。ただし、Google にスパム行為があると見なされるサイトにリンクすると、自分のサイトの評判にも影響を与える可能性があります。Search Console ヘルプセンターでは、コメントスパムを防止するさまざまな方法40(CAPTCHA を使用する、コメント管理を有効にするなど)をご紹介しています。
画像を最適化する
「alt」属性を使用する
画像にわかりやすいファイル名を付けて、alt 属性の説明を入力します。「alt」属性を使用すると、何らかの理由で画像を表示できない場合の代替テキストを指定できます。
この属性を使用するのは、ユーザーがスクリーン リーダーのようなサポート技術を使ってサイトを閲覧する場合に、alt 属性の内容が画像についての情報を提供するためです。
もう 1 つの理由は、画像をリンクとして使用する場合、その画像の alt テキストが、テキストリンクのアンカー テキストと同様に扱われることです。ただし、テキストリンクで同じ目的を果たせる場合は、サイトのナビゲーションに画像を使いすぎることはおすすめしません。最後に、画像のファイル名と alt テキストを最適化すると、Google 画像検索のような画像検索プロジェクトが画像を適切に理解しやすくなります。
おすすめの方法
簡潔でわかりやすいファイル名と alt テキストを使用する
最適化の対象となるページの他の部分と同様に、ファイル名と alt テキストは短くてわかりやすいものが適しています。
避けるべき方法:
- 可能な場合に「image1.jpg」、「pic.gif」、「1.jpg」などの一般的なファイル名を使用する。サイトに数千点の画像がある場合は、画像の名前指定の自動化を検討してみましょう。
- 極端に長いファイル名を付ける。
- alt テキストにキーワードを並べたり、文章全体をコピー&ペーストしたりする。
画像をリンクとして使用する場合は alt テキストを設定する
画像をリンクとして使用する場合は、alt テキストを入力しておくと、リンク先のページについて Google が理解しやすくなります。テキストリンクのアンカー テキストを記述する場合を想像してください。
避けるべき方法:
- スパムと見なされるような長すぎる alt テキストを記述する。
- サイトのナビゲーションとして画像のリンクのみを使用する。
検索エンジンが画像を見つけやすくする
画像用サイトマップ41を使用すると、サイト上の画像についての詳細情報を Googlebot に提供することができます。それによって、画像検索結果でサイトの画像が見つかる可能性が高まります。このファイルの構造はウェブページの XML サイトマップ ファイルと似ています。
標準の画像形式を使用する
一般的にサポートされているファイル形式を使用します。ほとんどのブラウザは JPEG、GIF、PNG、BMP、WebP の各画像形式をサポートしています。ファイル名の拡張子をファイル形式に一致させるのもよい方法です。
サイトをモバイル フレンドリーにする
現在はモバイルが主流です。ほとんどのユーザーは、モバイル端末を使って Google で検索しています。PC 向けのサイトは、モバイル端末では見づらくて使いにくいことがあります。そのため、サイトをモバイル対応にすることは、オンラインでの存在感を高めるうえで欠かせません。実際に、Google では 2016 年後半から、ランキング、構造化データの解析、スニペットの生成にサイトのコンテンツのモバイル バージョンを優先的に使用するというテストを開始しました42。
デバイス間の違いを理解する
- モバイル: このドキュメントで「モバイル」や「モバイル端末」と言う場合は、Android、iPhone、Windows Phone などのスマートフォンを指します。モバイル ブラウザもパソコン ブラウザと同じように広範囲にわたる HTML5 仕様をレンダリングできますが、画面サイズが小さく、デフォルトの画面方向はほとんどの場合が縦向きです。
- タブレット: ここではタブレットを「モバイル端末」とは違う種類のデバイスと見なします。ここで「モバイル端末」と言う場合、通常はタブレットは含まれません。タブレットは一般に、スマートフォンよりも大型の画面を搭載しています。つまり、タブレット向けのコンテンツを提供する場合を除き、ユーザーはスマートフォン向けブラウザではなくパソコン向けブラウザの感覚でサイトを閲覧することを期待していると考えられます。
- マルチメディア フォン: マルチメディア フォンに搭載されるブラウザは、XHTML 標準に準拠するようにコーディングされたページをレンダリングでき、HTML5 マークアップや、JavaScript および ECMAscript に対応しますが、HTML5 標準の拡張 API の一部に対応していない場合があります。これは通常、スマートフォンではない 3G 対応端末に搭載されるブラウザを指します。
- フィーチャーフォン: フィーチャーフォンに搭載されるブラウザは、標準の HTML で記述された通常のパソコン用ウェブページは表示できません。cHTML(i モード)、WML、XHTML-MP などにのみ対応したブラウザが該当します。
ここでの推奨事項はスマートフォンを対象としていますが、マルチメディア フォンやフィーチャーフォン向けのサイトについても、適切と思われる推奨事項を採用することをおすすめします。
モバイル戦略を選択する
ウェブサイトをモバイル対応にするには複数の方法があり、Google はさまざまな実装方法をサポートしています。
- レスポンシブ ウェブ デザイン43(推奨)
- 動的な配信44
- 別々の URL45
モバイル対応サイトを作成したら、Google のモバイル フレンドリー テスト46を使って、サイト上のページが Google 検索結果ページで「モバイル対応」として表示されるための条件を満たしているか確認できます。また、Search Console のモバイル ユーザビリティ レポート47を確認して、サイトに影響を与えているモバイル ユーザビリティの問題を修正することもできます。
サイトで複数のページにわたる静的なコンテンツ(ブログ投稿や商品のランディング ページなど)を多数配信している場合は、AMP48(Accelerated Mobile Pages)を使って実装することを検討してください。サイトを高速でユーザー フレンドリーにし、Google 検索などのさまざまなプラットフォームで速度を向上させるための、特別な HTML です。
正確にインデックス登録されるようにモバイルサイトを設定する
モバイルサイトのセットアップにどのような設定を選んでいるかにかかわらず、注意すべき重要な点があります。
- 動的な配信を使用している場合や別個のモバイルサイトを用意している場合は、モバイル用にページを設定したこと(対応するモバイル用のページがあることを)を Google に知らせます。このようにすると、モバイル端末から Google 検索を行ったユーザーに適切な検索結果としてコンテンツを提供できます。
- レスポンシブ ウェブ デザインを使用している場合は、meta name="viewport" タグを使用すると、コンテンツの調整方法をブラウザに伝えることができます。動的な配信を使用している場合は、Vary HTTP ヘッダーを使って、ユーザー エージェントに応じた変更を伝えます。個別の URL を使用している場合は、2 つの URL の関係を <link> タグ、rel="canonical" 要素、rel="alternate" 要素で伝えます。
- リソースをクロール可能な状態にしておきます。ページのリソースをブロックすると、Google にウェブサイトの不完全な姿を伝える可能性があります。この状況は、robots.txt ファイルにより、ページのリソースの一部または全部へのアクセスがブロックされている場合に起こります。リソース(CSS、JavaScript、画像など)に Googlebot がアクセスできないページは、モバイル ブラウザでの表示や動作向けに作成されたページとして認識されない場合があります。つまり、ページが「モバイル フレンドリー」と認識されず、モバイル ユーザーの検索結果に正しく表示されなくなります。
- モバイル ユーザーが不便を感じるようなよくある誤りを回避します。たとえば、再生できない動画(Flash など)をページの重要なコンテンツとして掲載する誤りなどです。
- ユーザーが快適に利用できないモバイルページは、モバイルの検索結果で掲載順位が下がったり警告が表示されたりします。たとえば、ユーザー操作の妨げになる、モバイルでのページ全体を覆うインタースティシャル49が挙げられますが、これに限定されません。
- すべての端末で全機能を提供します。モバイル ユーザーは、ウェブサイトが対応している他の端末と同様に、モバイルでも同じ機能(コメント投稿や決済など)とコンテンツを期待しています。テキスト コンテンツに加えて、重要な画像や動画をすべて埋め込み、モバイル端末からアクセスできるようにします。検索エンジン向けに、ページのすべてのバージョンで、すべての構造化データとその他のメタデータ(タイトル、説明、リンク要素、その他のメタデータ)を提供します。
- PC 向けサイトにある構造化データ、画像、動画、メタデータをモバイルサイトにも含めるようにします。
おすすめの方法
- モバイル フレンドリー テスト50でモバイルページをテストし、ウェブサイトがモバイル端末に対応していると Google に認識されるかどうか確認します。
- モバイルページ用に別の URL を使用している場合は、必ずモバイル用とパソコン用の両方の URL をテストして、リダイレクトが認識されクロール可能かどうかを確認します。
詳しくは、Google のモバイル フレンドリー ガイドをご覧ください51。
ウェブサイトを宣伝する
サイトへのリンクの大部分は、ユーザーが検索や他の方法でコンテンツを発見し、そのコンテンツにリンクするにつれて、徐々に追加されていきますが、苦労して作成したコンテンツについて他の人に知らせたいという思いも Google は理解しています。新しいコンテンツを効果的に宣伝すれば、同じテーマに関心を持っているユーザーに発見されるのが早くなります。ただし、このガイドでご紹介した他の注意点と同様に、以下のおすすめの方法を極端に行うと、実際にはサイトの評判を傷つける可能性があります。
新しいコンテンツを追加したことをユーザーに知らせるサイトのブログ記事は、新しいコンテンツやサービスについて情報を広める優れた方法です。サイトや RSS フィードをフォローしている他のウェブマスターも、その話題を取り上げてくれるかもしれません。
会社やサイトのオフラインでのプロモーションに努力することも効果的です。たとえば、会社のサイトがある場合は、その URL を名刺、レターヘッド、ポスターなどに必ず掲載します。また、メールを使って定期的なニュースレターをクライアントに送信し、会社のウェブサイトの新しいコンテンツについて知らせることもできます。
地域のお店やサービスを経営している場合は、Google マイビジネス52に情報を追加すると、Google マップやウェブ検索でユーザーにアプローチするのに役立ちます。
おすすめの方法
ソーシャル メディア サイトについて理解する
ユーザー インタラクションと共有を重視してサイトが構築されているため、関心のあるユーザー層と関連するコンテンツを一致させるのが容易になります。
避けるべき方法:
- 新しい小さな分量のコンテンツを作成するたびに宣伝する(大きくて興味を引くコンテンツを宣伝しましょう)。
- ソーシャル メディア サービスの上位に表示されるようにコンテンツを人為的に宣伝するような手法にサイトを関与させる53。
サイトの関連コミュニティのユーザーにアプローチする
自分のサイトと同様の分野のトピックを扱っているサイトは多数あるはずです。一般に、そのようなサイトとのコミュニケーションを開始すると効果的です。自分のニッチやコミュニティで話題のトピックがあれば、コンテンツの新たなアイデアが浮かんだり、効果的なコミュニティ リソースを作成したりできるでしょう。
避けるべき方法:
- 自分のトピック分野に関連するすべてのサイトに対してリンク リクエストをスパム的に送信する。
- PageRank の獲得を目的に別のサイトからリンクを購入する。
検索のパフォーマンスとユーザーの行動を分析する
検索のパフォーマンスを分析する
Google などの主要な検索エンジンでは、検索エンジンでの掲載結果を分析できる、ウェブマスター向けの無料ツールを提供しています。Google のツールの名称は Search Console54 です。
Search Console には、「Google がコンテンツを検出できるかどうか」、「Google 検索結果でのパフォーマンス」という 2 つの重要な情報のカテゴリがあります。
Search Console を使用してもサイトが優先的な扱いを受けるわけではありませんが、問題を特定するのに役立ち、その問題に対処すれば、検索結果でのサイトのパフォーマンスを向上させることができます。
ウェブマスターはこのサービスを利用して、次のことができます。
- Googlebot がクロールできなかったサイトの部分を確認する
- サイトマップをテスト、送信する
- robots.txt ファイルを分析、生成する
- すでに Googlebot にクロールされた URL を削除する
- 使用するドメインを指定する
- タイトルや description メタタグに関する問題を特定する
- サイトへのアクセスに使用された上位の検索クエリを把握する
- Googlebot からのページの見え方を確認する
- 品質に関するガイドラインへの違反の通知を受け取る、サイトの再審査をリクエストする
Microsoft の Bing Web マスター ツール55もウェブマスター向けの無料ツールです。
サイトでのユーザーの行動を分析する
Google Search Console や他のサービスを使ってサイトのクロールやインデックス登録を改善したら、サイトへのトラフィックについて知りたくなるでしょう。Google アナリティクスのようなウェブ解析プログラムは、トラフィックについて価値ある知見を提供してくれます。ウェブ解析プログラムでは、次のことができます。
- ユーザーのサイトへのアクセス経路やサイトでの行動を分析する
- サイトで最も人気のあるコンテンツを見つける
- サイトに対して行った最適化の影響を測定する(タイトルや description メタタグを変更したことで検索エンジンからのトラフィックは改善したか、など)。
上級ユーザーの場合、解析パッケージで提供される情報と、サーバーのログファイルのデータを組み合わせると、ユーザーが自分のサイトのドキュメントにどのように反応しているかについて、より包括的な情報を得ることができます(ユーザーがサイトを見つける際に使用しそうな追加のキーワードなど)。
付録: このガイドで参照したリンクの URL
このガイドでは以下の URL を参照しています。
- 1: https://g.co/WebmasterHelpForum
- 2: https://www.google.com/search?q=site:wikipedia.org
- 3: https://support.google.com/webmasters/answer/70897
- 4: https://support.google.com/webmasters/answer/35769
- 5: https://www.google.com/webmasters/tools
- 6: http://g.co/webmasters
- 7: http://g.co/WebmasterChecklist
- 8: https://support.google.com/webmasters/answer/70897
- 9: https://support.google.com/webmasters/answer/35769
- 10: https://www.youtube.com/watch?v=piSvFxV_M04
- 11: https://support.google.com/webmasters/answer/35291
- 12: https://support.google.com/webmasters/answer/156184
- 13: https://support.google.com/webmasters/answer/6062608
- 14: https://support.google.com/webmasters/topic/1724262
- 15: https://webmasters.googleblog.com/2014/05/understanding-web-pages-better.html
- 16: https://www.google.com/webmasters/tools/googlebot-fetch
- 17: https://www.google.com/webmasters/tools/robots-testing-tool
- 18: https://www.youtube.com/watch?v=MOfhHPp5sWs
- 19: http://googlewebmastercentral.blogspot.com/2007/09/improve-snippets-with-meta-description.html
- 20: https://webmasters.googleblog.com/2017/06/better-snippets-for-your-users.html
- 21: https://support.google.com/webmasters/answer/35624
- 22: https://developers.google.com/search/docs/guides/intro-structured-data
- 23: https://developers.google.com/search/docs/guides/search-gallery
- 24: https://www.google.com/webmasters/tools/data-highlighter
- 25: https://www.google.com/webmasters/markup-helper/
- 26: https://search.google.com/structured-data/testing-tool
- 27: https://support.google.com/webmasters/answer/2650907
- 28: https://developers.google.com/search/docs/guides/search-gallery
- 29: https://developers.google.com/search/docs/data-types/breadcrumbs
- 30: https://support.google.com/webmasters/answer/72746
- 31: https://support.google.com/webmasters/answer/93641
- 32: http://googlewebmastercentral.blogspot.com/2008/10/webmaster-tools-shows-crawl-error.html
- 33: http://support.google.com/webmasters/answer/93633
- 34: https://support.google.com/webmasters/answer/139066
- 35: https://adwords.google.com/KeywordPlanner
- 36: https://support.google.com/webmasters/answer/6155685
- 37: https://support.google.com/webmasters/answer/66359
- 38: https://support.google.com/webmasters/answer/66353
- 39: https://webmasters.googleblog.com/2007/03/using-robots-meta-tag.html
- 40: https://support.google.com/webmasters/answer/81749
- 41: https://support.google.com/webmasters/answer/178636
- 42: https://webmasters.googleblog.com/2016/11/mobile-first-indexing.html
- 43: https://developers.google.com/webmasters/mobile-sites/mobile-seo/responsive-design
- 44: https://developers.google.com/webmasters/mobile-sites/mobile-seo/dynamic-serving
- 45: https://developers.google.com/webmasters/mobile-sites/mobile-seo/separate-urls
- 46: https://search.google.com/search-console/mobile-friendly
- 47: https://www.google.com/webmasters/tools/mobile-usability
- 48: https://www.ampproject.org/
- 49: https://webmasters.googleblog.com/2016/08/helping-users-easily-access-content-on.html
- 50: https://search.google.com/search-console/mobile-friendly
- 51: https://developers.google.com/webmasters/mobile-sites/
- 52: https://www.google.com/business/
- 53: https://support.google.com/webmasters/answer/66356
- 54: https://www.google.com/webmasters/tools/home
- 55: https://www.bing.com/toolbox/webmaster