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2011年03月07日

やっちまったぁ!言っちまったぁ!



本日の新聞
対日本戦略を担う最高レベルの責任者とも言うべきケビン・メア米国務省日本部長。

とうとう言っちまいました!
日本人はゆすりの達人で、沖縄人は怠慢でゴーヤーすら育てられない!なんて。
たしかに、ゴーヤーは冬には育ちません→そこがポイントじゃなかった?

日本語も流暢に話す元在沖縄総領事からの抜擢。
今までの領事とは比較にならないほどの存在感と好感があったのに、この発言は間違いなく本人の政治生命を台無しにするに違いない。あの立場で言った発言は、国際問題に発展するのは間違いなく、本人の辞任も時間の問題だろう。

基地があることによる米軍人の凶悪犯罪(タクシードライバー殺人、レイプ、強盗、家宅侵入、ひき逃げ死亡事故)が頻繁に発生。空から海から何が降ってくるか分らない恐怖に陥れられる一部の住民。それだけじゃない、沖縄は日本で唯一の地上戦で何十万人の尊い命が失われたところ。

その現状と歴史的背景をしっかり理解していたら、したたかに補助金を政府から引き出し、場合によっては工事着工を引き延ばすという戦略が自然でありフェアであり、ゆすり・たかりの類とは違うことが分ったはずだ。なによりも、本来基地を無理やり押し付けていて、その軽減も図らないまま、思いやり予算を大量につぎ込んできた政府に根本的な原因があるのではないか?

だいたい、米軍人を駐留させる費用のほとんどを日本政府が負担している中、さも米国が日本や沖縄に搾取されているという論法はエリート官僚の思考とは思えない。

アメリカ人だけが世界で誠実なのか?
もともと、ゆすりやたかりは米国文化に根深く入っている常套手段。
対日基地政策において、基地移転の交渉に入ると必ず交換条件を突きつけてくる。
ダメなら居座るから!という威圧を相手に与えておいて、交渉を有利に進めようとする。

日本人や沖縄人がやっていることとどう違うのか?

この重大発言は、アメリカン大学から東京と沖縄に向かう研修生(大学生)の14人向けてオフレコで話されたものらしい。本人の言い訳は、”これらの報道内容は正確でも完全でもない”ということらしい。どういうことだ?言ったのか?言って無いのか?という話だろ!

ノートを取っていた学生が3人も証言していて、非常に人種的な差別発言と感じた、米国高官の偏見に満ちた発言で驚いたと言っている。様々な選考を超えて選抜された有能な大学生達が複数にわたって高官の発言を間違って理解したとは到底考えられない。国務省の部長を招くほどのオリエンテーションだよ!幼稚園の修学旅行とはわけが違う!将来の政治家や外交官の卵達で構成されていてもおかしくない面子だっただろう。

この問題、問題にならなかったら、本当に日本は米国の属国だということを証明しているようなもの。自民政権なら穏便に済ませていたことだろう。民主政権はどう対応するか?

一番、米国と日本政府が恐れていることは、沖縄の一部革新派の反対運動だったものが全県的な抵抗運動へと拡大すること。現在の反対派と容認派の勢力はほぼ互角。市長選は反対派、県知事選は容認派が勝つというぐあい。
それが一緒になって、運動したら移設反対なんて問題じゃない。恐らく既存の施設も全部出て行け!ってことになる。

今後の日本政府と米国の対応、沖縄県民は見守っている。





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